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柿崎和泉守@ Re:『天と地と』 Heaven and Earth(04/25) 映画で残念に思ったのは、まず刀八毘沙門…
背番号のないエース0829 @ Re:『ベルリン 映画「風の電話」に、上記の内容について…
Nov 17, 2005
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カテゴリ: Movie
とても楽しいミュージカルなのだが、なぜか日本では公開されなかった作品。おそらく本作が製作された1960年には、MGMミュージカルは既に下火になっていたからではないだろうか。『That's Dancing』などでチョコッと映っていたが、今回DVDを見つけたので、さっそく鑑賞。

エラ(ジュディ・ホリディ)はSusan's Phoneという電話サービス会社に勤めるOL。と言っても社長1人社員2人という女性3人の会社。今で言う秘書サービス、伝言サービスの会社で、顧客に代わって用件を聞き、本人に伝えるオペレーターだ。エラは話好きなため、悩みを聞いたりアドバイスしたりで顧客からの支持は絶大。しかし顧客と親しげに話している様子を風紀取締り担当の警部に見られ、テレクラ(当時はそんな呼び名はないが)ではないかと疑われてしまい盗聴される。そんな中、エラが以前より「声に」好意を抱いていた脚本家の卵・ジェフリー(ディーン・マーティン)に脚本不採用のピンチが訪れていることを電話の取次ぎで知り、エラはジェフリーに会いに行ってしまう・・・

BR02エラ(ジュディ・ホリディ)

BR03ジェフリー(ディーン・マーティン)

まずストーリーが面白い。さらにSusan's Phoneと業務提携したタイタニック・レコード社が実は競馬のノミ組織でこちらのゴタゴタも関係してくる(レコード名で偽装した注文を、そうとは知らずに取次いでいる)あたりも上手い。元々はブロードウエイ・ミュージカル。ヴィンセント・ミネリの監督作品としては『パリのアメリカ人』などよりも面白いと思う。

BR04

ジェフリー役のディーン・マーティンは当時絶頂期であるが、本作は何と言ってもジュディ・ホリディだろう。オリジナルのミュージカル(ベティ・カムデンとアドルフ・グリーンによる)も最初からジュディを念頭に作られただけあって、まさにはまり役。飛びぬけた美人ではないが『底抜け』に明るく、もちろん歌も見事。芸能関係者のパーティへ行き、言葉遊びで困らされる所なんか特に上手い。

BR05

しかし本作はジュディ・ホリディの遺作である。本作撮影中、既に癌に冒されていたようであるが、本作の5年後の1965年、わずか44才で生涯を閉じた。

2時間超と少々長く、途中ダレる危険もあったがジュディの力でカバーしている。強いて言えば脇役層が弱いか。キーナン・ウィンあたりが出てくれると良かったのだが。そして本作は監督ヴィンセント・ミネリにとって、最後のミュージカル作品となった。しかし今観ても十分楽しめるし、現代版でリメイクしても行けそうな内容だ。お勧め。

BR06
Judy Holliday (1921-1965)





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Last updated  Nov 18, 2005 08:06:44 AM
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