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Jan 4, 2006
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カテゴリ: Movie
Zhivago01



19世紀末、帝政末期のロシア。医師の卵であり詩作もこなす、ユーリ・ジバゴ(オマー・シャリフ)は、養父(ラルフ・リチャードソン)の娘トーニャ(ジェラルディン・チャップリン)との結婚を控えていた。そんな時、仕立屋の娘・ラーラ(ジュリー・クリスティー)が弁護士コマロフスキー(ロッド・スタイガー)を銃で撃つという事件が起きる。コマロフスキーの手当てをしたユーリはコマロフスキーとラーラが愛人関係にあるのを知る。
そして第一次世界大戦が勃発。ユーリは軍医として戦場に赴き、看護婦として働いていたラーラと再開する。
ロシア革命発生によってモスクワへ帰ったユーリを待っていたのは共産党員による自宅接収だった。党幹部になっていた義弟のエフグラフ(アレック・ギネス)のお陰で何とか生活はできるが、エフグラフからどこか遠くへ疎開することを勧められる。一家は別荘のあるベリキノに向かう。別荘は接収されていたが、物置小屋は無事だった。ユーリ達はそこで生活を始める。
ある日、町の図書館へ行ったユーリは、そこで司書として働いているラーラに再開する。そしてユーリの運命は時代の激しい波に呑まれて行く・・・

有名な作品なのでご存知の方も多いと思うが、実は不倫ものである。しかし否定的な感じがしないのは、やはり時代が過酷だったから。本作でも赤軍(革命軍=政府軍)と白軍(旧皇帝派)の戦いが出てくるが、非常に凄惨なものであったらしい。この辺は夢野久作の小説「死後の恋」にも出てくる。
二組の男女(ユーリとトーニャ、ラーラとパーシャ(トム・コートネイ))が時代の波に翻弄されていくという設定は色々な作品に見られるが、本作は最たるもので、汚らしい感じがしないところがさすがである。監督リーンはこの後『ライアンの娘』でも似たような設定を試みている。

Zhivago02Zhivago03

俳優達は、比較的新人が集められた。リーンの前作『アラビアのロレンス』で注目されたオマー・シャリフの他、チャップリンの娘・ジェラルディン・チャップリン、そしてジュリー・クリスティーが新鮮だ。サポートするベテラン勢ではロッド・スタイガーがさすがに上手いが、アレック・ギネスもなかなか良い。ナターシャ・キンスキーの父親、クラウス・キンスキーもチラッと出演している。

そしてこの映画、撮影と音楽も魅力である。当時のソ連では原作本が発禁だったので、当然ロケはできず、スペイン・マドリッド郊外で撮影された。冒頭、ユーリの幼少期の母親の葬儀のシーンで、巨大な山塊が写っているが、これはカナダで撮影されたとの説もあり、ロケ地は判らない。是非行ってみたい場所である。


関東地方はまだ雪が降っていないが、毎年この時期になると必ず観たくなる映画。上映時間は3時間を超えるが、全く苦にならない名作である。

監督:デヴィッド・リーン
製作:カルロ・ポンティ
脚色:ロバート・ボルト
撮影:フレッド・A・ヤング
音楽:モーリス・ジャール


1965年・アメリカ/イタリア   194分   評価:5.0点   子供:○?

 ドクトル・ジバゴ 特別版 (2枚組)
 ドクトル・ジバゴ 特別版 (2枚組)





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Last updated  Jan 4, 2006 09:57:58 PM
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名作ですね  
stdankoji  さん
 デビッド・リーンという監督は、生涯で三作も歴史的な名作映画を遺しています。
 「戦場に架ける橋」(57年)、「アラビアのロレンス」(62年)そして、この「ドクトル・ジバゴ」(65年)ですね。
 いずれの作品も長時間の大作映画で、また、いずれの映画も音楽が素晴らしい。
 それぞれ、3回ぐらいは観ているでしょうか。
 特に、「アラビアのロレンス」は映像が素晴らしいので、一度は映画館の大スクリーンで観たいものです。

(Jan 5, 2006 07:13:52 PM)

Re:名作ですね(01/04)  
エースNo1  さん
stdankojiさん
> デビッド・リーンという監督は、生涯で三作も歴史的な名作映画を遺しています。
> 「戦場に架ける橋」(57年)、「アラビアのロレンス」(62年)そして、この「ドクトル・ジバゴ」(65年)ですね。
> いずれの作品も長時間の大作映画で、また、いずれの映画も音楽が素晴らしい。
> それぞれ、3回ぐらいは観ているでしょうか。
> 特に、「アラビアのロレンス」は映像が素晴らしいので、一度は映画館の大スクリーンで観たいものです。
-----
どれも名作。何度観たことか。確かにどれも大画面向きですね。
公開からちょうど40年なので『ジバゴ』について書いてみました。いずれ他の2作品も取り上げたいと思います。 (Jan 5, 2006 10:15:20 PM)

詩情豊かな名作ですね  
FRANK さん
この作品は過去に一回だけ見た事があります。なんか混沌とした時代を背景に不倫とは言っても男女の愛を詩情豊かに描いた映画だったように思います。この作品を見ていて感じた事ですが、帝政末期のロシアという時代背景はレオーネ監督が題材としてとりあげればピッタリだったように思うのです。そしてやはりレオーネ監督が次回作に予定していたのがこの時代を描いた物だったと聞いた事があります。やはり滅んでいく物や過ぎ去っていく時代が彼には合うのでしょうね。 (Jun 1, 2006 11:55:06 PM)

Re:詩情豊かな名作ですね(01/04)  
エースNo1  さん
FRANKさん
>レオーネ監督が次回作に予定していたのがこの時代を描いた物だったと聞いた事があります。
-----
そうだったのですか!革命物といえばすぐ『夕陽のギャングたち』を想い出しますが、ロシア革命物も実現していれば面白そうですね。 (Jun 2, 2006 11:38:59 AM)

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