状況の裂いた駅

状況の裂いた駅

dream and sky



青空には僕のユメが残る。小さかった頃のほんの小さなユメが。

曇りの空は僕のユメも濁らせる。

なぜ空(キミ)は雨(涙)を落とす。それも大粒の雨(涙)を。

風は優しく吹いて僕のユメはゆっくり流される。

どこ行くんだよ僕のユメ。

先の見えない道を雨の中駆け出した。あの時と同じ感覚。

この濁る空を見渡しながら駆け抜けた。

ユメが流され怖くなって。

突然僕は大粒の雨(涙)を流してた。


僕はもう空(キミ)のことは忘れてしまったのかな。

ある日の夜に僕は塾帰り。突然雨が降ってきた。

何か妙な感覚がよぎる。何故か足が動く。走りたくなった。

何も考えずに走る雨の中。空を見渡すとかすれて見えた空(キミ)。

あの感覚を無理矢理忘れて家へ走って駆け出した。

今では空(キミ)は毎日のように曇り。梅雨でもないのに。

乾ききってない洗濯物が何故か懐かしく見えた。


あんなことも考える暇もないうちに僕はもう背が伸びて。

今も洗濯物は部屋の中で。こんな風景どこかで見たことある気がした。

太陽が目に刺さる。眩しいくらいの電気。



僕が持っていたユメはどこへ消えてしまったんだろ。

あの空に乗せたユメはどこへ。僕は駆け出した。

雨の中片方違う靴履いて。冷たい空(キミ)の雨(涙)が僕の肌をうつ。

あの空まで駆け抜けた時にはもう空(キミ)の雨(涙)は止まっていた。

僕のほんの小さなユメは空(キミ)といるよ。

僕は気がついた。雨(涙)が頬を伝って落としてたのは僕の方だった。


小さなユメは大きな青い空(キミ)といつも一緒だったのかもしれない。






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