柿の種

柿の種

南方を目指せ


遥か昔アジアの民は様々な目的を持ち、大きな海へと命をかけたという。

そして現在僕らは様々な理由から海を目指した。
海は僕らに何も語り掛けはしないが、僕らは彼に敬意を払う。
科学が発達した現代でもいろんな奴がいろんな理由で海を愛している。
海は素晴らしいとは海の上にいるとあまり感じない。
それでも海は僕らを弾き付けて離さないままでいる。
僕らの体の体液の成分は海に非常に似ていると言う。
感じるのかな、自分の産まれるずっと前のアイデンテティを、、

東京の下町で生まれた僕は海を愛していたとは思わない。
東京を離れ海で仕事をするようになって、
海にいる自分が自由であることを感じた。
今僕は海の側で生きている。
生活、仕事ともに海に関係している。
それでもやはり海を愛しているとは思わない。
ただ海を偉大だと感じる
ただ海を怖いと感じる
ただ海がでかいと感じる
ただ海が、、。

暗い夜に船に乗ると20年以上暮らしてた都会の生活が夢のように感じる。
あれは幻だったのだろうかと、、。

これから僕はもっと南方を目指すのかもしれない
あるいは沖縄で暮らして行くのかもしれない
ただ一つ自信を持って言えることがある。
海がなくては嫌だ!

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