凛々ライフ。

凛々ライフ。

3年目。

丸尾。



↑…何の写真か解りませんねえ。
海に浸かっている丸い杭に,防舷材を取り付けるのが主な工事でした。
※防舷材:船が着岸するときに,衝撃を和らげる物。
     場所によっては,古タイヤなどを使っています。




3年目の4月~9月は,本社に勤務しまして,
藻場と積算の仕事をしていたんですが,
10月から,また工事を担当させられまして。



ここが。



また。



写真を見て解る通り,海ベタの工事で。
潮がひかないと,工事が出来ない場所でした。


冬の時期,潮がひくのは真夜中です。

つまり夜間作業をせざるを得ない状態でした。


あうーん。


しかも潮は日々変わっていくので,
1日目は夜9時から,2日目は夜9時半から…と,
作業開始時間も毎日変わり,最後のほうは夜中の2時開始とかなって。



更に作業可能な周期は7~8日間で終わり。
あとは潮の動きが小さくなるので,1週間は作業不可能。
体がようやく夜間作業に慣れてきた頃に,また普通の生活に戻って。



夜間作業中でも,昼からは役所へ,
打合せに行ったりしないといけなかったし。



3年目とは言え,夜中に職員一人で,話す相手もおらず,
勿論,相談も出来ないし,何か道具類が足りないときも,
誰にも助けを求められずに,かなり心細かったりもして。



あるときは,警察に職務質問されたし。
↑夜中に,海岸付近で不審な動きをしていたため。
 バリケードの鍵を,開けようとしていただけなんだYO。



正直,体力的にも精神的にも限界でしたねえ。



睡眠障害にも陥ってしまって,父が精神安定剤をくれたり,
ちょっとセンチメンタルな時も御座いました。




一番泣けたのは,12月の真夜中に,
ボタ雪が轟々降ってきたことですか。




でも両親をはじめ,夫も気遣ってくれたし,
友人から励ましメイルが届いたり,先輩もたまに手伝いに来てくれて,
検査時には検査幹まで同情してくれて,お蔭様でなんとか竣工。



工事評点こそ大した点数じゃなかったんですが,
これもまた,いい想ひ出のひとつです。



でももう夜間作業は厭だなん,正直なところ。







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