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本日のワインはセネス・カンノナウ・ディ・サルディーニャ・リゼルヴァ2013年、生産者はアルジオラスです。サルディーニャ州の州都カリアリの近郊に位置するワイナリーで、イタリアワインの頂点の一つ「トゥーリガ」の生産者として有名です。こちらのワインは2012年モノが初リリース、トゥーリガと同様カンノナウ主体のワインです。さて、感想です。暗く深い色合いのルビー色。グラスからはスミレとダークチェリー、インク、ヴァニラの割とスタンダードな香り。しかし、口に含むとサンジョベーゼでもカベルネでも、メルロでもない独特な味わいがあります。果実味は、ブラックカラントな黒系果実とブルーベリーの様な赤系果実との奇麗なブレンド。そしてインク、黒コショウ、そして柔らかなコービーラテ。飲み口は柔らかくまろやか、果実の濃厚さやボディのしっかり感はありますが、どこかさらっとしてて葡萄で言うと巨峰ではなくピオーネな感じ。そして、じわじわと時が経つごとに旨みが染みてくるのです。美味しいです。
2017.09.24
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本日のワインはイス・ソリナス2012年、生産者はサルディーニャ州の雄アルジオラスです。セパージュはカリニャーノ95%、ボヴァレサルド5%となります。カリニャーノ=スペインや南仏でいうカリニャンとなります。こちらのフラッグシップであるトゥーリガはカンノナウ=グルナッシュ主体ということで、サルディーニャは位置的にもワイン的にも南仏の影響を受けているようです。さて、感想です。エッジは赤紫でかなり若々しい色合いです。グラスからは墨汁やスパイス、ハーブなどちょっとカリニャン的な香りを持っています。口に含むとブラックベリーや桑の実などの生やちょっと煮詰めた黒系果実に加えて、やはり胡椒やインク、墨汁系、たばこ等の香り。厚みはありますが、若干エレガントさに欠けるかな。その割には、後味は酸が活きてフレッシュさやきっちりタンニンが〆ているのでさっぱり感もあるのだけれど。ラグー系のパスタなどの相性は抜群だと思いますが、魚なら赤い魚のバターソテーにも合うと思います。
2016.05.15
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本日のワインは、テッレラーレ・カリニャーノ・デル・スチルス・リゼルヴァ2009年、生産者はセッラ&モスカです。こちらはサルディーニャの生産者です。葡萄品種のカリニャーノはイタリアではサルディーニャ以外に見たことはありませんが、南フランスのランドック地方のカリニャンと同じ品種です。さて、感想です。エッジが紅紫色した深いルビー色。グラスからは、絵の具、白粉的なパウダリーな香り、柔らかいハーブ等。口に含むと、木苺やチェリー、柘榴のような赤い果実味はちょっとジャミーで、穏やかな酸と落ち着いたタンニンとでよりふくよかさが強調されています。他にはスパイス、ハイローストの珈琲など。千円台後半の価格たいだけど、まぁ価格並みか。
2014.11.25
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本日のワインは、カーラ・ディ・セータ2012年、生産者はカラゼッタです。ヴェルメンティーノ・ディ・サルディーニャD.O.C.となります。カラゼッタのあるサンタンティオコ島はサルディーニャ島の州都カリアリから西に90キロ、更に人工で陸続きになっている島。そして、ワイン名は「絹の入り江」ということらしいです。白はこれ以外にモスカートかなるドルチェワインのみ。カリニャーノ種の木の一部はプレフィロキセラです。グレイがかったライトイエロー。グラスからはデイル系のハーブ香。果実味はビワやみかん、ミネラルも十分あり結構パワフルで、トロッとしててオイリー、タンニンもあり、余韻も長いです。
2014.11.02
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本日のワインは、カンノナウ・ディ・サルディーニャ2010年、生産者はセッラ・エ・モスカです。名前の通り、サルディーニャの生産者でかなり大手といえます。その中でも最も数を稼ぐベースワインで、品種はカンノナウ100%です。さて、感想です。透明感のある濃いガーネット色。果実味はブラックベリーが中心ですが、どこか洋梨のようなニュアンスも、そしてスパイス感、カフェラテを思わせられる樽香もいい感じです。豊富な果実味と柔らかな酸、明るいタンニンを持ち、トマトベースのプリモからセコンドまで濃い目の食事にとても合わせやすいワインだと思います。ただ、温度が高くなると単調さが目立つので多少低めの方が良いと思います。某お店の特売で千円しなかったため、コスパはすごくいいと感じました。
2014.08.12
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本日のワインは、テッレラーレ・カリニャーノ・デル・スルチス・リゼルヴァ2005年、生産者はセッラ&モスカです。あんまり聞いたことのないD.O.C.ですが、ググってみると色々なワイナリーのものが結構ヒットします。知らなかっただけか。まだまだ広いな、イタリアは。ちなみにセッラ&モスカは先月カンノナウも飲んでいます。カリニャーノ100%。さて、感想です。濃い目のガーネット、エッジは僅かに日に焼けた感じのレンガ色。グラスからはバニラやタラゴンのような「すっ系」のハーブ香が漂ってきます。最初は少しボケた感じがあったのですが、少し冷やしてグラスをブル型に変えるとかなり良くなってきました。酸も強くはないけど、締まってきた感じ。主な果実感は、ワイルドブルーベリーやブラックカラント。タンニンは強い物ではないが、それなりに緻密でエレガンスさを演出しています。購入価格2,000円弱は高くはないが、コスパは先のカンノナウリゼルヴァの方が上かな。
2011.04.27
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本日のワインは、カンノナウ・ディ・サルディーニャ・リゼルヴァ2006年、生産者はセッラ&モスカです。サルディーニャ州といえばカンノナウ、カリニャーノ(トゥーリガとか有名)あたりが赤ワイン用葡萄のメインなんだけど、フランスでは前者グルナッシュ、後者はカリニャンのことです。イタリア本土より南仏品種が主力ってのが面白い。対岸っちゃー対岸だもんね。あ、気候似ているのか。さて、感想です。中位の色彩のガーネット色。グラスからはスミレの花、粘土に絵の具、ふんわりとバニラ香。口に含むとブラックチェリーや小さな黒い果実、スパイス、東洋系のハーブ、そして後味になめし皮。果実の濃度は高く、タンニンは細かく広がり、それをバレンシアオレンジを感じさせる酸がキレイにまとめている感じ。阪神百貨店の改装セールで1,000円ポッキリは安すぎ、大満足。
2011.03.26
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あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。本日のワインは、インペロ・ブラン・ド・ピノ・ノワール2006年。生産者はファットリア・マンチーニ、マルケ州のワインです。葡萄品種はピノ・ノワール100%。2008年に一度このワインを飲んでますが、この度実家の暗所に「放置実験」していたものを発掘、開けてみました。さて、感想です。色合いは前回の灰色掛かったところが抜けた明るい黄色。果実味はドライプルーンやみかん、梨など。ニッキのようなドライハーブ香に年月の変化を感じます。もっとも特徴的だったのが酸味で、とても円やかな上品な梅酒を飲むようなものでした。そこから僅かな苦味をともなって長い余韻へ繋がっていく味わいの変化はとても良かったと思います。この度の実験で、実家の暗所も長期間じゃなかったら(おそらく)大丈夫なのが判明。一緒に発掘した、ディス・クミエリス06やコメータ04他、飲むのが楽しみだみゃ~。
2011.01.02
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