趣味暴走爆発の間

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裏目[シリアス]

◎主な登場人物紹介◎
→坂川 涼呼 (サカガワ リョウコ) 高校1年生 テニス部所属
→山岡 周太 (ヤマオカ シュウタ) 高校3年生 テニス部所属
→河塚 幸久 (カワヅカ ユキヒサ) 高校3年生 テニス部所属・部長


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「う・・・うそだろ・・・涼呼・・・!?!?」
僕は、目の前にいる冷たくなった人を見て呟いた・・・・・。



*裏 目*



「別れよう、涼呼。」
「え・・・!?な・・・なんで・・・、ねぇ・・・」

そりゃ、君は驚くよね。 昨日までは、僕達はフツウだったんだから・・・。

「なんでって・・・決ってるじゃないか、君に飽きたんだよ。・・・じゃぁね。」

最後にそう言って、僕は君に背を向けて歩き出した。
後ろでは、君が僕の名前を何度も何度も泣き叫びながら呼んでいる。
そんな君の姿は、後ろにいて、僕からは見えなくても・・・想像できた。

ごめんね、涼呼・・・でも、本当は・・・僕は今も君が好きなんだ。。。
いや、今までも、今も、これからも・・・・・。

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涼呼と別れて早くも2ヶ月が過ぎた。
学年が違うこともあってか、ほとんど・・・いや、全くと言っていい程顔を合わすことはなかった。。。
しかし・・・僕が涼呼を忘れることもなかった。

そんなある土曜日。僕は特にすることもなかったので部屋で本を読んでいた。
・・・と、いきなり電話が鳴った。
その電話には、僕の姉さんが出てくれたみたいで、僕は何も気に止めず本を読み続けた。

コンコン・・・・・

ふと、僕の部屋のドアがノックされ姉さんが静かに入ってきた。

「・・・坂川さん・・・亡くなったそうよ・・・。交通事故ですって・・・。」

僕は、瞬間、何が起こったのか理解できなかった。
ただ・・・目の前が真っ暗になった気がした。

(涼呼が死んだ・・・!?そんなこと、ある訳がない!!)

僕は必死に自分の感情を押し殺して、病院に向かった。
病室について僕を待ち受けていたもの・・・それは、
元々、細かった手足は更に細くなり、顔も怖いくらい蒼白で冷たくなった
・・・・・涼呼だった。

「・・・涼呼・・・!?涼呼っ・・・涼呼っっ・・・りょ・・・っ・・・」

僕は動かなくなった涼呼を目の前に、ただひたすら泣き叫んだ。
僕が別れを告げた日の、涼呼のように・・・。

すると、ふと誰かの手が僕の肩の上に置かれた。
それは・・・僕の所属するテニス部の部長・河塚だった。
河塚は僕を病室の外に連れ出し、病室の前に置かれてあるソファーに座り、
僕たちが別れた後の、この2ヶ月間のことを全て僕に話した。
・・・僕は、その話を聞き愕然とした。。。

-----山岡・・・坂川はな、お前と別れた後・・・何も食べなくなったそうだ・・・
       そして、眠ることもできなくなった・・・。
       何度も何度も自殺未遂をしたんだ。
       お前も見ただろう・・・あの痛々しい手首の傷を・・・。
       そんなだから、当然・・・学校にも来なくなった・・・いや、来れなくなったんだ。
       ・・・交通事故に合った今日も、お前の姿・・・お前の幻覚を見て
       道路に飛び出したそうだ。。。「周太」と叫びながら。
       お前は・・・それほどまで、坂川に愛されていたんだ。
       だから・・・お前はこれから、坂川の分も精一杯生きていかなければならない。。。
       たとえ・・・お前の命が、あと少しだとしても・・・。
       生きるんだ・・・しっかりと・・・・・・・。
       分かってるな・・・・・・・死ぬなよ。。。-----

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ごめんね、涼呼・・・。僕は・・・本当は、あともって半年の命だったんだ。
どうせ消えるのだから・・・君の人生に少しでも負担をかけたくなくて・・・
悩んだ末に・・・君に別れを告げたんだ・・・。
けれど・・・全て裏目に出てしまったんだね。。。
涼呼・・・ごめんね・・・結局は、辛い思いしかさせてあげれなくて・・・。
僕は、今でも君を愛しているよ・・・だから・・・だから・・・
今すぐ・・・涼呼、今すぐ・・・君の元へ・・・イクヨ・・・。

病のせいか、最近寝付きが悪くなっていた僕は何日か置きに、睡眠薬を飲んでいた。
だから、僕の部屋には・・・睡眠薬がある。。。
・・・そのことを思い出し、僕は部屋の引き出しを開けた。
そして、その中にあった睡眠薬を、多量・・・いや、致死量ともいえるくらい、飲み込んだ・・・。
僕の病を、テニス部でただ1人知っていた河塚・・・ありがとう。。。
ただでさえ、残り少ない命なのに・・・粗末にしてしまいゴメンナサイ・・・。
でも・・・僕は、イカナケレバならないんだ・・・。
最後まで僕を愛してくれた、愛しい愛しい彼女の元へ・・・・・。

-----イマスグ、キミノモトニ、イクヨ-----



                                   *fin*

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:あとがき:
 ごっっっっっっつ、シリアスですかね・・・。
 書いてる側としては・・・楽しかったvv(ォィ)
 次は、ハッピーエンドとか、イチャイチャ系とか書きたいなぁ・・・(恐らくムリ)
 読んで下さった、そこのアナタ!!! 心から感謝します^^





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