趣味暴走爆発の間

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運命[ノーマル]

◎主な登場人物紹介◎
→佐田 日月 (サダ ヒツキ)   高校1年生 テニス部
→空星 光流 (ソラボシ ヒカル) 高校3年生 テニス部



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「君・・・サダヒツキちゃん??」
「・・・そうですけど・・・アンタ誰。」



*運 命*



土曜日、今日は珍しく部活は休み。
日月と光流は、2人でゆっくりと光流の部屋でくつろいでいた。
食べ物や飲み物を用意し、ベッドにもたれながら他愛もない会話を楽しんでいた。
・・・と、ふと日月が思い立ったように口を開いた。

「そういやぁ・・・・・・」
「ん・・・どうしたの、日月??」
「いや・・・やっぱいい・・・。」
「何だよ、言ってみてよ。気になるじゃないか。」
「んー・・・・・。」

2人は、『正直に話すから、笑わない』と約束をし、
日月はようやく話し始めた。。。

「そういやぁね・・・私の初恋の人、元気かなぁって。」
「え!? いきなりそれ・・・!? 何でまた、急に???」
「んー・・・光流と髪質似てたような気がしたからね。」
「そぅ・・・どんな奴なの、日月の初恋の君は。」

すると、日月は自分がアメリカにいた時のことを話し始めた。

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日月は元々、アメリカで生まれた。 
そして、小学5~6年生(面倒くさがりやの日月は、正しく覚えていない)くらいまでアメリカに住んでいた。
初恋・・・それは、小学2年生の頃だった。

その日は、日月は1人で公園で遊んでいた。
アメリカ生まれだが、両親は日本人。
そのため、髪は真っ黒。そして、瞳も真っ黒だった。
小学生というものは、自分達と外見が違うと仲間はずれにする習性があるもの。
日月もその、【仲間はずれ】にあっていた。
友達はおらず、1人で遊ぶ日が何日も続いた。
遠くの方では、アメリカ人の子供達が楽しそうに遊んでいた。
そんな様子を見ながら、日月は1人黙々と砂場で山を作っていた。
山を作る事に集中しようとするが、そこはやはり子供。
どうしても楽しそうな笑い声が、耳に入るのだ。
たった1人で遊んでいる自分が、情けなくて・・・・・。
日月は、瞳に溢れんばかりの涙を溜めていた。
・・・と、そこに日月よりは年上であろう茶色がかった髪をした少年が立っていた。

「君は・・・日本人かな??」
「・・・・・(コクン、頷く)」
「やっぱり♪ よかった、ここってアメリカの子しかいないからさ。
 遊ぶ相手がいなかったんだ。」
「・・・私も・・・遊ぶ相手、いない。
 みんな、私・・・邪魔者にする。髪が黒いから・・・目の色違うから・・・。」

そう言いながら、日月は泣き出した。

「そうか・・・でも、泣かないで??
 髪が黒いなんて、素敵じゃないか。君のは特に、サラサラで光があたると輝いて。
 僕なんてね、日本人のくせに元々、こんなに茶色い髪なんだよ??
 僕も、日本でね、この髪のせいで君と同じようにされてきたんだ。
 でも、僕はこの髪が嫌だなんて思わないよ。
 だってね・・・この髪はみんなは持てない僕だけのモノなんだから。
 目の色も・・・君のは、誰にも負けないくらいキラキラしてるよ??
 もっと、自分に自信を持って。 そうだ、僕と友達になろう!! 今から遊ぼう、ね??」

日月は【友達】という響きに、喜びを隠せなかった。
その日から、日月と少年は一緒に遊ぶようになった。

「日月ちゃん、今日は何作ろうか??」
「んーっと、んーっと・・・トンネル作ろっ♪」
「トンネルかぁ・・・じゃぁ、うーんと長くしようね。」

遊び相手がいる日々は、どうしようもなく楽しかった。
相手が優しいとなると、なおさら楽しいのである。
しかし、少年と一緒に遊ぶようになってから数週間後・・・突然日月に、悲しい情報が聞かされた。
それは、いつも通りに遊び終わり、遊び道具を片付けている時だった。

「日月ちゃん、あのね・・・僕、もう君と遊べないんだ・・・。」
「・・・!!! なんで・・・なんでなの??」

日月は瞳に涙を溜め、理由を聞いた。

「僕はね・・・アメリカに親戚が住んでて、旅行で遊びに来てたんだ。
 でも明日、日本に帰らなくちゃいけないんだよ。
 だから・・・もう、日月ちゃんとは遊べないんだ。ごめんね??」

日月は泣きながら・・・・・

「いやっっ!!!帰っちゃうなら・・・日月もニホンに行く!!!」
「・・・日月ちゃん、それはできないよ。
 君のお父さんやお母さんは、ココにいるだろ??無茶だよ、それはね。」
「でっ・・・でも・・・。
 せっか・・・く・・・友達な・・・ったのに・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・。
 そうだ!!じゃぁ、これはどうかな??
 日月ちゃんが大きくなったら、日本においで。そして、日本でまた遊ぼ??」
「おっきくなったら・・・??うん!!行く・・・日本、行く!!!」
「じゃぁ、日月ちゃんが来たら日本で会うって約束ね。」
「うんっ!!!約束ねっっ!!!」

そして、2人は忘れないようにと、お互いの持っていたキーホルダーを交換した。
この会話を最後に、2人は別れたのである。

日月が日本に来たのは、それから5年後の中学生になった時だった。

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「・・・ってことなのね。
 まぁ・・・彼が帰ってから小2の割りに【好き】って感情に気付いたわけ。」
「へぇ~・・・おもしろいね。」
「おもしろい!?意味わかんない!!!
 ・・・でも、よく考えたら本当、可笑しな話よね。
 大体さ、日本の住所も知らないのに[会う約束]なんてね。
 小さすぎたから、そこまで頭が回らなかったんだろーね。バカだなぁ~♪」
「で、その相手は何歳くらいだったの??名前くらいは覚えてるでしょ??」
「んー・・・多分、2~3個上かな??名前は・・・分からない。覚えてないや。
 でも、茶色の髪が綺麗だったなぁ~、ってのは覚えてるかな。
 そぅそぅ!!!その時、交換したキーホルダーがね・・・・・・これなの。
 可愛いでしょ??可愛いから今も持ってるんだぁ♪♪ちょっと傷が多いけどね。」

日月は、愛らしいピンクの透明のキーホルダーを取り出した。
そのキーホルダーを見つめ、光流は・・・。

「気に入ってくれたんだね、日月ちゃん♪僕のこのキーホルダーも素敵でしょ???」

そこには、水色の透明な星のキーホルダーがあった。

「・・・!?!?え・・・!?!?その星・・・水色・・・・」
「名前も覚えてもらえてなかったかぁ~。残念だなぁ。」
「え・・・ちょ・・・!?!?何で・・・それ・・・」
「あれ~??この茶色の髪を見ても分からない??ヒドイなぁ~。
 でも、驚いたなぁ・・・本当に、泣き虫日月ちゃんが僕の中学に来た時は。
 しかも、同じテニス部だなんてねっ。やっぱり、運命って本当にあるんだね☆」

日月は状況が飲み込めず、ただただ唖然としている。

「あれれ・・・日月ちゃん??ボーっとして、どーしたの??」
「・・・あ、あの時の彼は・・・光流だったの!?!?!?」
「ん・・・今更だなぁ。そうだよ、僕だよ。この茶色の髪で分かるだろ??」
「うっそ・・・信じらんない。。。」
「日月ちゃんもヒドイなぁ・・・。
 僕は入学式の時、日月ちゃんの真っ黒な髪と、綺麗な目を見て[サダ ヒツキ]ちゃんだって、分かったのに。
 テニス部の見学に来てた時も、話し掛けたのに綺麗にスッパリ切ったよね。」

『君・・・サダヒツキちゃん??』
『・・・そうですけど・・・アンタ誰。』

「・・・!!!あの時・・・!!!!」
「あれは傷ついたなぁ・・・『アンタ誰』って。
 明らかに先輩の僕に向かって、『アンタ』だからねぇ~。うん、驚いたな。」
「あれは・・・その・・・日本慣れてなくてイライラしてさ・・・。」
「うん、そうだろうなって思ったからその後は何も聞かなかっただろ??」
「・・・もぅ・・・何でもっと早く言ってくんないの!?」
「日月ちゃんを、ちゃんとオトしてから言ってやろうってね☆
 まぁ、オトす自信があったからさ♪♪はははっっ・・・♪♪」
「光流・・・本当、性格悪っっ!!!」
「お互い様vv 忘れてる日月ちゃんがイケないんだからね♪」
「ってゆうか、『日月ちゃん』てヤメてよ!!!今は、子供じゃないんだから・・・!!」
「はいはい、分かったよ。日月ちゃん♪」
「・・・光流(怒)」
「ごめんごめん、日月♪でも、ちゃんと約束果たせたね。」
「そうだね・・・///」
「運命の赤い糸やらを信じて、これからもずっと一緒にいようね♪」
「当たり前じゃない///・・・【約束】ね・・・///」
「うん、約束な・・・。」

2人が将来、1つになったのは・・・また別のお話・・・。


                           *fin*


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 :あとがき: 
   2作目、完成~~~♪♪
   書いてて楽しかった・・・けど、疲れた|||
   こういう運命系な話は、好きな人と嫌いな人でハッキリ別れるみたいですね。
   アナタはどうでしたか???(笑)
   次作も頑張りますよぉぉぉぉぉーんvv







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