趣味暴走爆発の間

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堕天使:壱参



堕天使:壱参






「エルちゃぁーん、どうしたの?具合悪いみたいだけど・・・。」

部屋の外で、椋が呼んでる。
愛しい、愛しい・・・私の好きな人。

「ん・・・大丈夫だよ。」

部屋は開けずに、返事をする。
すると、彼はいきなりドアを開けた。

「ごめんね、エルちゃん。勝手に入っちゃって。」
「!!・・・いや、別に。」
「ありがとvv
 ・・・って、どうしたの!?そんな、青白い顔して!!熱は?」

そう言って、椋が私の額に手を置いた。
温かくて・・・優しい、椋の手の感触。
触れてる部分は極1部なのに・・・体が熱くなる。。。ドキドキする。。。
【好き】って自覚した瞬間、これだ・・・。自分が自分じゃなくなる。。。

「とりあえずは、大丈夫みたいだね。ちゃんと、寝るんだよ。夕飯になったら呼ぶから。」
「ありがと。」

椋が部屋から出るのを見送り、私はベッドに潜り込んだ。
さっきまで椋が触れていた額が・・・熱い。
好きな人に触れられたら、こんなになっちゃうんだ。知らなかった。
鳴り止まない鼓動・・・上手く息ができない。

でも・・・好きなってはいけない。せめて、これ以上は。。。
私は天使、椋は人間。絶対に、実らないんだから。
そして、この恋は・・・天界における最大の禁忌。
こんなこと、アベトに見つかっちゃったら・・・私は消えるだろう。
ったく、この呪いとやらは結局は何の役にも立たないワケ!?
呪いっていうくらいなんだから、運命とか変えたりできるんじゃないの!?
・・・ま、そんな馬鹿げた話ないか。
とにかく!!これ以上はルールを犯してはならない。
天使ということがバレないようにも、気をつけなきゃ。
人間界での生活が楽しすぎて、そこらへんは気が抜けてたな。
落ち着いて・・・整理して・・・。


エキルは自分の中で、必死に考えていた。
人間に恋をしてしまった天使。
その天使に下されるモノは、決して【幸せ】ではない。
ましてや、自分が抹殺になければならない相手えの恋心など・・・決して許されない。
こんな不安定な状態では、いつ自分が天使だとバレるかも分からない。
それほど、気が抜けているのだから。。。
この想いは・・・捨てるしかないのである・・・。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「エルちゃん、さっきよりは顔色良くなったね。」
「あ・・・うん。気分もマシかな。」
「ホント、テレビ見てる最中エルが青白い顔で入ってきたときはビビった!!」
「ははっ・・・ごめん、ごめん。」
「でも、念のため今日も早く寝るんだよ?」
「はぁーい。んじゃ、いったん部屋戻るね。ごちそーさまっ♪」

-----タッタッタッタッタッタッタ

エルが階段を上る音を最後まで聞いてから、椋が口を開いた。

「あの子は・・・エルちゃんは、本当にどこの子なんだろね。」
「そうだなぁ・・・いっこうに、記憶が戻る気配ないもんな。」
「あの子の記憶が戻ったら・・・この家からはいなくなるんだよね。」
「・・・そうなるよな。。。」
「何だろう・・・最初は、記憶が戻ることを願ってあげられたのに、
 今は・・・願えないんだ。僕らの元から離れていくのが・・・怖い。嫌なんだ。」
「椋・・・お前。。。」
「そうだよ・・・僕は・・・僕はきっと・・・エルちゃんが好きなんだ。大切なんだ。」

そう言ったきり、2人の会話は途絶えた。

一方その頃エルは、部屋のベッドに横たわり天井を見上げていた。
好きな人を・・・この手で殺る。
そんなこと・・・できるだろうか。否、できないだろう。
椋が死ぬくらいなら・・・不幸になるくらいなら・・・・・
自分が消えてしまった方が・・・マシだ。。。
椋には生きて、幸せになってほしい。。。
椋のことが・・・本気で好きだから。愛しているから。
幸せに・・・なってほしい。。。

そうして、エキルは静かに目を閉じ眠りの世界に吸い込まれた。

この後・・・自分に起こる、悲劇を知ることもなく・・・。





      堕天使:壱参       ~fin~






       ◎あとがき◎
         はい、注意、エルちゃんは死んでません。
         最後らへんの何行かが、曖昧な文になったもんで・・・補足(!?)です。
         もうちょっとで終わるかな?さぁ、分かりません(何だ、ソレ)






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