趣味暴走爆発の間

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堕天使:壱五




堕天使:壱五




I am the cursed angel. (私は呪われた天使。)
I do not become fortunate. (私が幸せになることはない。)
Therefore, I am not connected to you.(だから、貴方と私が結ばれることもない。)
This point is also ... all the time. (この先も・・・ずっとずっと。)


椋に見られてしまった・・・・・。
天使特有の・・・・・白い翼。
翼を見た者の記憶を消せ、ってクニミは言ってたけど・・・ムリ。
好きな人に忘れられるなんて・・・ムリ、我慢できない。
そんなことなら・・・私が、椋の目の前から消える。

エキルは1人、暗い公園の中にいた。
時刻は、夜中の2時。さすがに、公園には誰1人いない。
椋に翼を見られてしまった。
それは、エキルが気を抜いていたから・・・。油断していたから・・・。
翼を見られるなんて、あってはならないこと。
もし、見られた場合は相手の中の自分の記憶を消すことが義務づけられていた。
しかし、そんなことはエキルにはできなかった。
自分の好きな人・・・愛する人に忘れられる、これほど辛いことはないだろう。
見られた瞬間、エキルは椋の記憶を消そうとしたが・・・どうしても、できなかったのだ。
・・・愛していたから。。。

やがて、空は更に黒味を増しパラパラと雨が降ってきた。
最初は、少なかった雨も時間が経つにつれて多くなってくる。
エキルは、フラフラと歩き公園内のすべり台の下に潜り込み雨をしのいだ。


これから自分は、どうすればいいのだろう。
椋にバレてしまったからには・・・あの家に戻る事なんてできない。
むしろ、私は椋を殺すために派遣された天使。
やはり、この状況では殺すしかないのだろうか。
今回、たとえ私が殺さなくても違う日には他の天使が椋を殺しにやってくるだろう。
・・・椋が、他の天使に殺される!?
そんなこと許せない。・・・でも・・・私にはできない。

矛盾する思いに悩まされながら、エキルは雨が止むのを待った。
イキナリのことだったので、薄着をしてしまった。
雨に打たれた冷たい体で、夜風と冷たい外の気温にさらされれば、当然、風邪をひくもので・・・。
体温が上昇するのを感じながら、エキルの意識は朦朧としてくるのだった。


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エルちゃん・・・君は、今どこにいるんだ!?

翼を見てしまった張本人の椋はひたすら家でイラついていた。
それは、翼に対する動揺とエルが消えてしまっての心配から・・・。
エルが、どこに行ったかなんて全然分からない。思いもつかない。
しかし外は、今・・・雨。それも、結構な量である。
出て行ったときのエルは、確か薄着だった。
こんな夜に、あんな格好で外を出歩けば・・・。

嫌な方向にばかり、考えてしまう。
星ニは、とっくに寝てしまった。
もちろん、エキルの翼のことは言わなかった。

椋はエキルが行きそうなところを、必死に考えた。
すると・・・ある1つの場所が思い浮かんだ。

出会った当初に、エキルを和ませるために2人でよく行った・・・公園。
1回2回と、行く回数を増やす内にエキルから、公園に行こうと誘ってくるようになった。

「確信は持てないけど・・・・・。」

椋は上着を羽織り、公園に向かって走り出した。

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朦朧とする意識の中、エキルは1人考えていた。

そういえば・・・人間界に来る時も、こんな風にボーっとしたっけ。
足も、体も重くて・・・歩くのに必死だったなぁ。
けど・・・体・・・こんなに熱くはなかったよね。
あぁ・・・もうダメ・・・?
自分は今、どこにいる?・・・そんなことも、分からない。
・・・目の前・・・暗い・・・。
このまま・・・死んじゃうのかな?・・・天使が死ぬって有り得るの?
クスッ・・・そんなの、どうでもいいじゃんね・・・。
私は・・・とにかく、椋の前から消えたら・・・い・・・いん・・・だ・・・・から・・・。

エキルの意識は、なくなった。

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公園についた椋は、一目散に辺りを見回し、雨のしのげる場所を探した。
そして、そこに向かって走り出した。


どうか・・・神様・・・。
エルを・・・エルを、お助けください。
僕の元へ、戻してください。
あの子がいないと・・・僕はだめなんです。。。
たとえ、天使でも・・・異世界の住人だとしても・・・僕は愛し続けるでしょう。
だから・・・お願い・・・。
エル・・・・・・・そこにいて!!!

走りついた椋は、すべり台の下を祈る思いで覗き込んだ。
すると、そこには・・・・・膝を抱えたまま、動かないエキルの姿があった。



      堕天使:壱五      ~fin~







     ◎あとがき◎
       そろそろ、あとがきが面倒くさくなってきた・・・(爆)
       エキルは、今後は・・・・うん、そうなるのよ。(ぇ)終わり(笑)





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