趣味暴走爆発の間

趣味暴走爆発の間

boy or girl?

お互いの第一印象?
・・・そんなの最悪だったんじゃない?






boy or girl?





(・・・なんだ、コイツ。明らかに1年だよね。)



「今年は1年のレギュラーが2人誕生かよ。どぉなってんだぁ、オイ。」
「いいことじゃないか、桃。若い人間が2人もレギュラーなら戦力アップになるよ、きっと。」
「大石ぃ~、若い人間って・・・俺らと2つしか変わらないにゃぁ。」


校内ランキング戦を終えた今日。
青学男子テニス部に衝撃が走った。


―――――1年レギュラー、2人誕生。


その1人、越前リョーマはもう1人をまじまじと見つめた。

(何・・・コイツもレギュラーなワケ!?俺1人だと思ったのに。
 俺以外に、もう1人1年がランキング戦に出るってのは聞いてたけど・・・まさか、残るなんて。)

もう1人の1年レギュラーは、あの2年の海堂と3年の河村を倒してのレギュラーだった。
その後は、海堂が河村に勝ち何とかレギュラーの座は守れたらしいのだが。。。
リョーマはリョーマで、3年の菊丸と乾を倒していた。
こちらは、菊丸が勝ちレギュラー死守。
しかし、今年から団体戦の枠が2人追加(ケガ人発生を考えて)となり、乾と河村も補欠として登録された。

「しかし・・・越前も、大谷も強いね。」

不二が、2人の新レギュラーを見て呟いた。

もう1人の1年レギュラーの名前は、大谷あゆみ。
名前は女みたいだが、れっきとした男。(・・・だと竜崎先生が言ってたような。)
実はこの大谷、先月に転校してきたばかりである。
眼は大きくて、テニスしているにしては色白である。
おまけに、身長はリョーマより低い149cm。髪の毛はリョーマと同じくらいの長さである。

すると、あゆみはリョーマの視線に気付いたのか、リョーマの方を見て・・・

「何見てんの?あぁ、君もレギュラーなんだってね。俺1人かと思ったのに。ま、いいや。よろしく。」

そう言うと、自分のラケットバッグを担いだ。

「んじゃぁ・・・帰ります。お疲れさまでした。」
「おっつかれにゃぁ~。あゆみちゃん♪明日から、頑張ろうにゃぁ。」
「【ちゃん】じゃないですよ。」
「んーじゃぁ、おチビより小っちゃいってことで、【チビチビ】ねv」
「・・・・・お先です。」

当たり前のことなのだろうが・・・
リョーマは大谷の自分に対する挑発的な態度と先輩に対する態度のギャップに少し腹が立った。

「なんだ、アイツ。はぁ・・・試合してブチのめしてやりたい。」

ぶつぶつと独り言を呟いたあと、恒例の寄り道はせずリョーマは真っ直ぐ家に帰った。







翌日。

いつものように朝練・・・には、リョーマは遅刻。
走って部室に入ると、そこには・・・見たくない奴、大谷あゆみがいた。
あゆみも今、来たところらしく、しかし落ち着いた様子で着替えていた。

「あぁ、越前君だーおはよー。」
「何、アンタ遅刻?しかも、そんなにトロトロやってたら確実に遅れるよ。」
「えー、君には言われたくないね。」
(・・・・・にゃろう。)

何気なく着替えていたが、リョーマはあゆみの行動に疑問を抱いた。

「ねぇ、何でそんな隅っこで着替えんの?アンタのロッカーこっちでしょ?」
「へ・・・あ、別に深い意味なんてないけど・・・な、なんとなくカナ。」

明らかにあゆみは動揺していた。

「男のクセに、裸見られるの嫌とか?それって、結構キモチワルイよね。」
「うるさいよ。別に、見られるのが嫌とかそんなんじゃない。
 じゃぁね、お喋りに夢中になってたの?手が止まってるよ。君は確実にグランド逝き決定だね。お先に。」

リョーマのように不敵な笑みをこぼし、あゆみは出て行った。

その後はあゆみの言った通り、リョーマはグランド20周を言い渡された。
走っている間、あゆみの視線がフェンス越しから突き刺さる。
眼が合うと、不二のようにニッコリと微笑む姿がリョーマの闘争心を沸き立たせた。


                               続きマスよ。


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