趣味暴走爆発の間

趣味暴走爆発の間

boy or girl?2

挑発的な態度・・・ほんと、ムカツクよね。





boy or girl? 2




朝練を終え、青学テニス部はいそいそと部室で着替えていた。
・・・が、そこには大谷あゆみはいなかった。
1人、また1人と着替え終えた部員が部室から出て行く。
色んなことを考えながら着替えていると、いつのまにか部室にはリョーマ1人だった。

「・・・1時間目、英語か。・・・面倒くさいからサボっちゃお。」

そう言って、リョーマは部室の奥の死角にあるソファで眠ることにした。

眠って10分も経たない頃、部室内で物音がしてリョーマは目が覚めた。
深い眠りに陥ってなかったからか、いつもとは違いスッと起きた。

――――――――ガサガサガサガサ

(ん・・・誰かいんの!?今は・・・もう、1時間目始まってんじゃん。)

リョーマは物音のする方へ歩いて行った。
そこには着替え始めのあゆみの姿があった。

「・・・大谷・・・だっけ!?」
「!!あ、越前君。君なんでここにいるの?」
「それはコッチの台詞なんだけど。アンタ何してんの!?」
「何って・・・着替えだけど。見て分からない!?バカなんじゃない?」
(何だコイツ・・・・・。)
「こういう時って君なら『まだまだだね』とか言うんだっけ?」
(・・・・・ムカツク)

あゆみはリョーマを挑発していた。

「1時間目サボるの?たしか・・・君のクラスは英語だっけ?」
「よく知ってんじゃん。そーだよ、サボり。ダルいしね。」
「ふーん。ま、成績はイイみたいだし?何でもできるってワケだね。」
「そりゃ、ドーモ。」

ここでリョーマは逆に挑発しようと・・・

「あのさ、アンタ・・・【あゆみ】って女みたいだよね。
 しかも顔とかさ・・・何か、雰囲気まで女っぽいよね。本当に男?」

禁句でもある言葉をさらりと言った。
リョーマの発言にあゆみは一瞬、顔を引きつらせ・・・

「あー・・・ホント、女みたいだよね。昔からよく言われるよ。でも、男だから。」
「あ、そう。っていうか、アンタはそろそろ行った方がイイんじゃないの?」
「いや、俺は裏庭でサボるから。じゃぁね。」

そう言ってあゆみは部室を出て行こうとした。
ドアを開けると、あゆみは振り返り・・・

「試合・・・できる機会があれば、ブチのめしてあげるよ。」

と怖いくらいの笑顔で言い放った。

「それはコッチの台詞。」

そして、部室のドアは閉まった。
リョーマは苛立ち半分、何かワケの分からない楽しさ半分のまま眠ることにした。




                                さて、続く。


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