「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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趣味暴走爆発の間
君のために +不二リョ:甘+
見た瞬間、目の前にあるこの光景を夢だと思いたかった。
君のために
今日は、久しぶりに部活は休みだった。
青学テニス部が休みなんて滅多にないから、俺は周助を誘ったんだ。
でも周助には、
「ごめんね。僕、その日は前から用事があって。。。」
って断られた。
俺のことを大好きな周助が断るくらいだから相当、大切な用なんだろうと思って俺は何も思わなかった。
それでも家にいるのはヒマだったから、俺は1人で出かけることにしたんだ。
別にどうこうしようなんてのはなかったけど。。。
なのに・・・なんで?
そのヒトは誰・・・?何で2人で笑ってんの?
今日は用事があったんじゃないの?だから、俺の誘いも断ったんデショ?
それとも、何・・・俺より大切な用事ってその女と会うことだったの?
色んな思考が頭を駆け巡る中・・・周助と目が合った。
でも、俺はその瞬間・・・走りだした。
後ろから俺の名前を呼ぶ周助の声が聞こえるけど・・・もう関係ない。
・・・嫌いになったならハッキリ言ってくれた方がコッチとしてはラクなんだけど。
もう・・・終わったんだね、俺たち。。。
*********************************************
翌日。本当は学校なんか行きたくなかったんだけど・・・
行かなきゃ母さんが心配するだろうし、親父はうるさいし・・・。
結局、休む口実が見つからなくて学校に来てしまった。
今日はレギュラーだけのミーティングがある。・・・はぁ、サイアク。
何でよりによってレギュラーだけなんだよ。
やっぱ、休めばよかった・・・何か、昨日の夜は眠れなかったから頭痛いし。
ミーティングなんて周助に会いに行くようなもんじゃん。
サボろうか・・・いや、サボったら後が怖い。堅物部長もいるんだし。
結局、会うハメになんじゃん。。。サイアク。
時間ってのは、あっという間に過ぎてくもんで・・・すぐに、放課後になってしまった。
休み時間、周助が来るかもしれなかったから俺はそれを避けるため毎時間、屋上に逃げた。
後で堀尾に聞いたけど、やっぱり教室に来たみたいだ。
でも、今は放課後。俺は今、ミーティングするために用意された教室の前にいる。
ミーティングが始まるのは4時30分。・・・今は、4時45分。
15分の遅刻・・・仕方ないじゃん。授業中に寝てて担任に呼び出しくらったんだから。
―――――ガチャッ
俺は静かにドアを開けた。
先輩レギュラーの視線が、全て俺に向けられる。
「越前、おせぇ~な~、おせぇ~よ。」
「ようやく、おチビ到着にゃぁ~」
「越前、遅かったな。何をしていた?」
大石先輩が俺に問い掛ける。
「すみません・・・担任に呼び出しくらってました。」
「だってさ、手塚。」
部長と目が合う。
「そういう事なら仕方ない。取り敢えず、座れ。」
「うぃ~っス。。。」
そう言って俺は座った。・・・周助とは1番遠い席に。
周助の視線が痛いほど突き刺さる。
俺がミーティングに交じってから、30分が過ぎようとしていた。
その時・・・俺は強い頭痛と吐き気、そして眩暈に襲われた。
余りにも気持ち悪くて喋ることもできない。
俺は隣にいた大石先輩に配布されたプリントに文字を書いてみせた。
【気分悪いんで・・・保健室、行っていいっスか?】
大石先輩は俺の悪くなった顔色を見て、
「手塚、保健室に行っていいかな?越前が気分が悪いそうなんだけど。」
その瞬間、みんながコッチを見る。
「うあー・・・おチビ、どったの?顔、真っ青!」
「なんだ、越前!?大丈・・・夫じゃねぇよなぁ。」
「大丈夫か、越前。大石、連れて行ってやれ。」
「あ、うん。越前・・・歩けるか?」
「っス、歩け・・・・・・・・・」
そこから、俺の意識は飛んだ。
「んー・・・・・」
目が覚めると真っ白い天井が目に入った。それと同時に、
「あぁ、越前。気がついたか。連れて行く寸前に倒れたんだけど、覚えてるか?」
大石先輩が俺の顔をのぞきこんだ。さすが大石先輩。面倒見がいいよね。
「だ、大丈夫っス。すんませんっした、迷惑かけて・・・。」
「いや、気にするな。でも、顔色がおかしいから手塚が帰るようにって。」
「そっスか・・・じゃ、帰ります・・・」
「それがいいよ、じゃぁ今から俺が送・・・「僕が送るよ。」
ハッと気がついて、大石先輩の横にいる人を見た。
頭痛のせいで気付かなかったけど・・・周助もソバにいた。
壁に寄りかかって、いつもの笑顔・・・けれど、冷たい笑顔。
「僕が送ってくから、大石はミーティングに戻って?」
「そうか・・・?まぁ、不二なら・・・」
「大丈夫っス・・・1人で帰れますから・・・」
「無理だよ、越前。ここは不二に・・・」
「それなら大石先輩が送ってください!!!」
俺の発したこの言葉に、周助が開眼した。
そして、周助はギラリと開眼した状態で・・・・・
「大石・・・大丈夫。僕が責任持って送るから。ほら、副部長は戻った方がいいよ。」
「(怖っっ!!)そ、そうだ・・・な。じゃぁ、越前。気をつけてな。不二、頼むぞ。」
「ちょっ・・・大石せんぱっ・・・」
そして、大石先輩は保健室から出て行った。
・・・さすがの優しい大石先輩も、周助に開眼されたら俺を守れないか。
(すまん、越前っっ!!!)
シーンと室内が静まり返る。
俺は俯いたままだった。周助の視線がずっと俺に向けられてるのは、その場の雰囲気で分かった。
俺はこの場から走って逃げ出したかった。
でも、身体がいう事を聞かない。睡眠不足が原因だろう。。。
「・・・リョーマ。何で避けるのかな?」
周助が静かに口を開いた。しかも、2人でいる時だけに使う特別な呼び方。
俺は黙って俯き続けた。
っていうか、周助が原因じゃんか。何、分かってないの?
「ねぇ、リョーマ?」
「何もないっスよ。じゃ、俺帰るんで・・・不二先輩はミーティングに戻ってください。」
「・・・・・・・・・・。」
そう言って俺はベッドから降りようとした。
けど、やっぱり身体は思うように動かなくて・・・バランスを崩して周助に寄りかかってしまった。
そんな俺を周助はしっかり支えた。
「・・・ねぇ、リョーマ。何で名前呼んでくれないの。」
「・・・・・・・・・・。」
だって終わるんでしょ、俺たち。じゃぁ、そんなのどーでもいいじゃん。
「リョーマ・・・君は何か勘違いしてないかい?」
勘違い!?あの光景を、どう解釈しろっていうんだ。
「ねぇ、リョーマ・・・君は・・・」
「あんな光景を見て、どう考えろっていうのさ!俺の誘いも断って、女といて!」
「リョー・・・」
「嫌いになったなら、言えよ!あの女が好きになったんなら、ハッキリ言えよ!」
俺はいつのまにか、思っていたことを全部叫んでいた。
「もぅ、俺たちは終わりでしょ?じゃぁ、名前とかもどーでもいいじゃんか!俺に構ってないであの女のところに行けよ!」
「・・・・・・・・・・・。」
「じゃぁね、不二先輩。俺、帰りますんで!今までアリガトウゴザイマシタ!!」
そう言って、俺はフラフラな状態で出口へと向かった。
だが、途中で周助に腕を引っ張られ抱きしめられた。
「あぁ・・・やっぱり君は。」
「離せっ・・・俺はもぅアンタなんかに用はない!」
「リョーマ・・・僕の話を聞いて?」
「ヤダっ、聞かな・・・「リョーマ!!!!!」
周助のイキナリの怒声に俺は一瞬ビクっとした。
「リョーマ?今日は何月何日か分かる?」
「・・・12月・・・22日。。。」
「そぅ。22日。じゃ、君の誕生日は?」
「・・・12月・・・24日。。。」
「それなんだよ。本当は言うつもりはなかったけど・・・。
僕は昨日、君の誕生日プレゼントを買いに行ったんだ。で、そこで昔の女友達に会ってつい話し込んじゃって・・・。そこに君が来たんだ。」
・・・そうだったのか、と俺は赤くなった。
「ごめんね、リョーマ。疑われるようなことして。でもね、僕は君が大好きなんだ。だから、終わるとかそんな悲しい事言わないで?名前で呼んで?」
周助はそう言いながら、俺に優しくキスをした。
「ごめん・・・周助っ・・・」
「いいんだよ。僕が悪いんだから。でも、ヤキモチ妬いてくれたんだね。それに睡眠不足でしょ?」
「・・・・・・・/////」
「ありがとう。さぁ、帰ろうか。体調も悪いみたいだし。」
「ん・・・・。」
「好きだよ、リョーマ。」
「・・・俺も/////」
そうして、俺と周助は家に帰った。
帰り道でも周助は優しくて・・・俺の鞄を持ちながら俺を支えて歩いた。
結局は俺のためだったんだね。
それなのに、俺は勘違いした上に酷い言葉まで並べて・・・。
これからは何があっても周助を信じなきゃね。
だから、周助も・・・ずっとソバにいてよね。
~おまけ~
12月24日。俺の誕生日。
周助は・・・俺に合うテニス用品と・・・指輪をくれた///
指輪なんて照れくさかったけど、周助が・・・
「コレで君は僕のモノだって印になるでしょ。」
って言ってくれたから・・・嬉しいジャン/////ありがと///
~FIN~
~反省部屋~
来湖 「にゃぁ~♪初CPSS!!」
リョマ 「ほんっと、相変わらず駄文だよね。」
来湖 「うるさいやぃっ!黙れ、チビすけっ!」
リョマ 「・・・殺すよ!?」
周助 「まぁまぁ、リョーマ。結果的にはリス子ちゃんのおかげで僕たちはもっとラブラブになれたんだしv」
リョマ 「・・・そっスね///」
来湖 「あらー、リョマさんったら。周さまの前だと子猫ちゃんみたいw」
リョマ (コイツ・・・周助のいない所で殺す!)
周助 「はぁ・・・。まぁ、ココまで読んでくれたそこの貴方。有り難う。」
来湖 「はっ!あんがとねっ♪次作も頑張るから読んでねっ!」
リョマ 「駄文で良ければ読んでやってよね。」
周助 「はぁー・・・・・(溜息)」
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