好きな季節



秋には、とくに空が、夕方になると、刻一刻、その色合いが変化します。小学校からの帰り道、いつもキレイだぁと空のいろどりとその移ろいを眺めながら、詩のこころに養分を補っていたようにおもいます。

ところで、ある友だちのお姉さんが大学を卒業するとき、病気になって、家で1年以上休んでいました。去年の秋になって、そのお姉さんの具合がよくなって、出歩いたりできるようになりました。そして、HPを開設したので、わたしも友だちにきいて、そのHPを訪問したことがありました。ある日の書き込み。お姉さんが散歩していると、空がきれいで感動して、だけど自分は若いころ(まだ若いのに~!)、空なんか見て感動なんかしなかった! オバサンになったとおもいがっくりきた、と書いてあって、びっくり!!!

えっ、わたしは感動してましたよ~~! 感動するってことは感受性が鋭く若いってことじゃないの~~? とひとり騒いでました! もっとも、忙しくなったり、他に考えごとがあると、空を見て感動なんかできないでしょうけど・・・ 駅の階段はかならず一段飛ばして駆け上る、ヵナリ活発なお姉さんだったそうだから、これまでいつも急ぎ足でめざす用事のことばかり考えてきたのが、ここにきて気持にゆとりができたんじゃないかな、空のきれいなことに気づいたのは良いことだ、とちょっぴりえっらっそうにひとり納得してました。

さて、わたしはというと、中学に入り、冬の寒い季節の後にくる春も、寒さとその緊張感がゆるんでいいなっ、桃のピンクも桜の薄紅色も若葉の黄緑もいいなっ、と思うようになったのもつかの間。花粉症のスイッチが入ってしまい、それで春は憂鬱な季節になってしまいました。そこで、高校に入ると、また秋がスキになりました。花粉症のスイッチが切れなければ、これからもズット秋が好きでいるとおもいます。ちょっと複雑なキモチです。



© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: