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童謡文化の都市宣言をしてから20年、コンサートは13回目だそうだ。毎年参加しているのでだんだん感覚がなくなってくる。昨年までは1200人のホールでやっていたので観客はまばらだったが、今年は合併で元隣町のホールを使うことになった。
川の対岸にあり、小さいながらも響きのいいホールだ。キャパは約400人、出演者200人を含めて、いい大きさのホールだ。しかし初めてとあってどこに何があるか分からず、やや混乱も。地域の10グループが出演、我がグループが一番小振りなので「この際合唱団からアンサンブルに名前を変えようか」 とかなり現実的な冗談もでる始末。拡大の営業活動をやっていないので、なかなか団員が増えない。
今日は演奏についての講評はなく、ゲストにソプラノの足立輝代さん。ドイツ仕込みの声楽だそうだ。この人の唱歌の紹介が面白かった。
「時の文部省が『貧乏を耐え忍ぶのが美徳なのであると言う意識を植え付けるために』歌わせた」 埴生の宿、故郷の廃家、庭の千草などを歌い上げる。こんな解説を聞いたのは初めてだが、なるほどと思う。『ほしがりません勝つまでは』に結びつける、また窮乏に耐えるのが美徳として植え付ける戦略であったのかと妙に感心させられた。
私たちは普段そこまで考えず、懐かしい歌として刷り込まれているが、ここに殴り込んだ童謡の作者は目の上のたんこぶだったかも知れない。足立さんは67歳と言うことだったが、休憩を2度取りながら歌われた。音域的には少し下げておられたようだが、『下手でも何でも、自分が何を訴えられるのか、と言うことを考えている』とおっしゃったのは印象的だった。
今、学校で音楽の授業から荒城の月が消えているそうだ。これについて論じている人があったら、ぜひともお目にかかりたい。
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