PR
自閉症の息子がいるおかげで障害児の事については色々勉強もさせてもらったが、ダウン症と被曝が関係あるとかないとかいうことについて。
きっかけは、大阪市が被災地のがれき処分を引き受けた事についてそれに反対する人が出たと言うニュースに、明らかにダウン症と言う事が分かる子供が出ていた事だ。ググってみると、放射能は蓄積するから線量が基準以下の物を処分しても 子供に障害が出る、と言う事らしい。チェルノブイリでも増えたと言う。
しかし私はこの意見には賛同できない。なぜかこの類いの話がFC2サーバばかりに出てくるのだ。FC2に書いてある事が信用できないとは言わないが、もし仮にこれが真であるなら、広島/長崎にはダウン症児がごろごろいなければならないが、実際にはそんな事はない。放射線で傷がつくのは塩基だ。DNAは塩基の塊だが、自己修復も出来ることは意外と語られる事がない。「無意味な配列」として排除されていく。排除し損なうとガンが出来たりする事もあるが、あくまで確率の問題。
ダウン症は染色体が1本足りないことでおきるのが分かっている。しかし、放射線被曝の回数と DNA複製の回数は比較にならないほど後者が大きい。間違いが起きる回数もそれだけ多いのだ。傷ついたDNAを修復もするが間違いもやる。それが生物の宿命だ。
放射線の胎児に対する影響も実は確立していない。実験が出来ず、事例が汎化できるほど多くないからだ。低線量に長時間被曝したらどうなるかは誰にも分からない。ダウン症が増えたと言っても7人中5人がそうだったとか言うといかにも真実のように聞こえるが、うちの息子と同時期に生まれた同じ部屋の子供は皆障害を持っていた。1人は耳、1人は腸の奇形、そしてもう1人が自閉。しかし父親が同じような仕事をしていただけで、母親は住むところもばらばら。
何となく関連付けられそうな話はいかにも本当らしく聞こえる。しかし真偽はきちんと見ていく必要がある。統計的に成立するか? 理論的におかしくないか?風が吹いて桶屋が儲かる訳はないのだから。
カレンダー
New!
七詩さん
ピピノさんコメント新着