サヨウナラ


大好きだった友達に

愛すべき父と母へはこの前死ぬときに書いたから。

死のうと思ったんだ。
薬を沢山飲んで。

死ぬときは薬でって決めてたから。
でも違った。
死に方なんてどうでも良かったんだ。

死神が耳元で囁いた。「お前は死ぬべきだ」って。
其れがいつまでも頭の中で反芻していたよ

でも、また死ねなかったね。
ココロはとっくに瀕死なのにね。

大切な人にはどうしても書けなかった。
「サヨウナラ」って

サヨウナラ、私。
サヨウナラ、貴方。
サヨウナラ、皆。
サヨウナラ、此の世界。

先に逝くよ。待ってるね。
ずっとずっと待ってるね。

さようなら

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