小説喫茶・メル

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アクア、グラディウスにより、一時停戦状態の両国。

全員に話すとなるとかなり大変なので、会議室にて、帝国軍の一部の者が集められている。

当然そこには、ジークやアクア達もいた。

皆グラディウスの話を待ち続けている。

「これより話すことで、貴様達帝国兵は、もはや敵とはならぬことを、私は望んでいるぞ」

そう言い、少し長い話が始まる。




グラディウス「まずこの世界は、3人の女神によって創られた」

コノハ「・・・いきなり壮大な話しだね…」

サリア「ちゃかさないの」

グラディウス「女神達は力を合わせ、海や緑を生み出し、そして私達人間を生み出した」

フレア「絵本のお話みたいだけど、私達が言えたことじゃないもんね…」

グラディウス「力を使い果たした女神は、その身を人間の子へと転移させた」

アクア「・・・ッ?」

グラディウス「そうだアクア、その内の一人が、【ワルキューレ】だ」

サリア「そっ・・・そんな・・・」

フレア「お兄・・・ちゃん…」

ジーク「軍師、まさか・・・」

グラディウス「もう一人は、帝国側にも知られているだろう」

マリア「・・・私・・・・・・ですね」

ジーク「ッ・・・」

フレア「マリアが・・・・女神・・・?」

リフィル(やはりね…)

リタ(そんなことだろうと思ったわ)

ジーク「ちょっと待ってください!!」

サリア「ジーク…」

ジーク「マリアの不思議な力については認めます・・・けど、女神だなんて・・・」

グラディウス「・・・アクア、貴様もワルキューレについては、信じたくないか?」

アクア「・・・・いえ・・・彼女の変化を見た時、普通ではないと感じていました・・・でも」

グラディウス「・・・・・・」

アクア「どんな姿で、どんな力を持っていても、ワルキューレはワルキューレです」

カノンノ「・・・うん」

アクア「優しくて、ちょっとおてんばで、でも涙もろくて・・・」

マリア「アクア・・・」

アクア「そしてどんな時でも、俺を信じてくれた…」

ジーク「あっ・・・・」

アクア「俺の知ってるワルキューレは、そういう子です」

グラディウス「・・・・・・ふん・・・まっ、そういうことにしておいてやろう」

サリア「素直じゃないな~…」

グラディウス「話を戻すぞ。重要なのは、最後の女神だ」

リフィル「それが・・・・」

グラディウス「皇帝シグルズの体に宿っている、【ブリュンヒルド】だ」

ジーク「ブリュンヒルド…」

グラディウス「本来、女神はその力を使うためには、宿っている人間の中で、【覚醒】を起こさなければならない」

マリア「私と、ワルキューレのようにですね」

グラディウス「そうだ。しかしブリュンヒルドは、覚醒のさらに上をいき、シグルズの精神を支配するまでに至っている」

サリア「ということは、ワルキューレを殺すように命じて、実際手にかけたのも・・・全部ブリュンヒルドのせい?」

リフィル「軍師の話が正しければ、その通りね」





ここまで話し、帝国の代表の者達は信じられないような様子だった。

自分達の皇帝が、女神に支配されていたという事実。

「でもどうして、女神ブリュンヒルドは、両国の血を必要とし、同じ女神のワルキューレを狙ったんでしょう?」

サリアの言うことは、今誰もが抱いている疑問。

これも答えてくるのかと、軍師の方を向くが

「そこまでは私もわからんが、少なくともシグルズを操り、よからぬことを企んでいるのは事実だ」

珍しく、お手上げといった感じであった。

しかしそんな様子は、次に発する言葉で打ち消される。

「明日私は、オウィディウス城に乗り込み、シグルズと会う」

皆一斉に驚く。

何故いきなり?と問い掛ける前に

「俺も・・・俺も行かせてください!」

アクアが割って入った。

敵討ち、そう思う者もいたが、今の彼がそんなことのために動くはずがないと、わかっていた。

そのため

「私も行きます!」

「アクア達が行くならあたしだって!!」

フレアとコノハ、彼女等もブリュンヒルドの狙いが知りたいのだろうか、自ら名乗り出る。

フレアの方は、兄の側にいたいという思いもある。

そんな二人を見かねたのか、サリアも前に出た。

「そんな危険なとこ、貴方達だけで行かせられないわ」

こうなれば全員で行けば良いのでは?となるが

「あと二人ぐらいにしておけ、あまり多いと目立って邪魔になる」

グラディウスにそう言われ、そうもいかなかった。

「なら俺が行きます、城には、当然四天王もいるでしょうから」

ジークは一度ラファエルに敗れている。

彼の中では、これを期にリベンジマッチのつもりなのか。

そうなると後一人、アクア達をサポートしにきた面子で

「カノンノ、任せたわよ」

リフィルが、彼女の方を見呟いた。

何故彼女なのかは、他の3人もわかっている。

「はい、任せてください」

アクアの支えになるためである。

いくら成長し、強くなったと言っても、彼はまだ子供。

そのため、彼女が側にいるだけで大きな力となる。

こうして、城へと乗り込むメンバーが決まった。






スキット:【デビルスピリッツ】

リオン「アクアのあの力の訳は、二つある」

リフィル「二つ?」

リオン「一つは、あいつの心の強さと言えばわかりやすいだろう」

エミル「アクアの、心・・・」

リオン「強くなりたい、皆を守りたい、そういったあいつの想いが、力となって現れたものだ」

リタ「非科学的ね~、そんなんで強くなれるわけ?」

リオン「単純に考えればありえないだろうな、だがそれを可能にしているのが、もう一つの力だ」

エミル「・・・もしかして・・・」

リオン「ワルキューレの、力だ」

3人「・・・・・・」

リオン「消える間際に、アクアの体へと入った力が、上手くあいつの想いを具現化しているようだ」

リフィル「これも女神の力なのかしら・・・?」

エミル「羽根が左右で違うのは、片方はアクアの力で、片方はワルキューレの力を現していたんだね」

リタ「なるほどね~、心っていう人にとってもっとも壊れ易い部分の力だから、カノンノが必要となるわけか」

リオン「そういうことだ」

リフィル「不安定な力・・・何もなければ良いのだけれど…」





【自分は自分】

マリア「お兄ちゃん・・・」

ジーク「大丈夫・・・アクアも言ってただろ、マリアはマリアだ、それは俺がよく知ってる」

マリア「・・・うん・・・」

ジーク「泣き虫で甘えん坊で、誰にでも優しいのは、マリアの心だ・・・女神のものじゃない」

マリア「もう・・・甘えん坊は余計だよ!」

ジーク「ははっ・・・・・・何も心配しなくて良いんだよ、俺はずっと、マリアの側にいるから」

マリア「お兄ちゃん・・・ありがとう…」

フレア「・・・・・・私もお兄ちゃんに甘えてこよっと♪」

コノハ「・・・なんだかな~・・・」














【おまけ】





すべては、彼女との出会いから始まった





彼女と出会ったことにより、ロイド達の運命の歯車は大きく動き始める






時を越え、その歯車は今も動き続けている






しかし、逆を言えば






その歯車が止まった時






ロイド「嘘・・・・・・だろ・・・?」






すべてが、止まる







ロイド「レナスーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」








劇場版第4弾 公開決定




詳細は続報を待て!



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