小説喫茶・メル

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食事を終え、話し込んでいる一同。

そこに

「ただいま」

ガチャっとドアを開け、少し疲れた様子のジークと

「みんな良い子にしてた?」

髪も背も伸び、大人の女性っぽくなったマリアが入ってきた。

子供達はぞろぞろと、二人の元へ集まる。

「マリアーーー!!!」

そこにフレアも混ざり、彼女に抱きついた。

「フレア!?久しぶり!元気そうで良かった~♪」

「ホントに久しぶりだよ~!あたしらより背伸びてるしぃ!!」

コノハも側にいき、わいわいと賑わう。

それをひとまずおさめるべく、アルフィーネが近くに寄る。

「ジークさん、マリアさん、こちらにフレアが作った食事があります」

そう言い、二人を席につくよう促した。

察した彼等は、手を洗うために洗面所に。

その際に呟く。

「ありがとう、早速頂くとするよ」






子供達をアクアとコノハに任し、フレア、アルフィーネはジーク、マリア、ルイの話を聞くために席に座る。

フレア「思ったんですけど、いろんな所で異変が起きてる割には、国の人達はあまり慌ててませんよね?」

ジーク「あぁそれは・・・・・・マリアのおかげかな?」

フレア「???」

ジーク「2年前の戦いで、女神の唯一生き残りであるマリアは、本当にこの国、いやこの世界の救いの女神のように皆から慕われているんだ」

マリア「そんな大げさな・・・あっこれも美味しい♪」

アルフィーネ「話に聞くと、マリアさんにはかなり高度な治癒の力があるとか、民が女神と呼ぶのも納得いきますね」

ルイ「今じゃ超有名人だもんな~マリア姉ちゃん、このままセレス皇帝の跡取りがいなかったら、マリア姉ちゃんで決まりじゃね?」

マリア「そういう話がホントに出てるから困るのよね…」

フレア「マリアが皇帝か~・・・私はちょっと実感わかないかも」

ジーク「まぁそういうわけで、【マリアがいるから大丈夫】っていう想いがあるんだろうな皆には」

アルフィーネ「民が異常なことに慣れているのは良いような気もしますが、それではマリアさんの負担が大きいのでは?」

マリア「そうは言っても、私は陛下やみんなの体や心のケアぐらいしか出来ないから…」

アルフィーネ「それが今のウェルギリウスを保っているのでしょうね、それで、肝心の【あれら】はどうするつもりですか?」

ジーク「それなんだが、帝国も含め調査隊を送っているんだが、これと言った成果はないんだ・・・」

マリア「火山も雪山も、ただそれがあるだけで、出来た原因とかは不明・・・はむ♪」

ジーク「幸いまだ大きな被害はないから、それが唯一の救いだけど」

アルフィーネ「このまま放っておけば、いざという時対処できませんね」

ジーク「そういうことだね…」






話がある程度終わり、ジークとマリアも食事を終えようとしていた時

「・・・グラディウスさんなら…」

フレアが、ポツリと呟いた。

「グラディウスさんなら、何か知っているんじゃないですか?」

彼女の発言に、皆少し黙りこみ

「軍師達の捜索隊も出したよ・・・でも何の手がかりもないんだ」

ジークがそう言い、さらに静まり返った。

そんな重い空気の中、ゆっくりとルイが突然手を上げる。

「どうしたのルイ?」

「いやその・・・言おうか迷ってたんだけどよ・・・・・・」

「???」

彼が困ったような顔をして言うので、ポカンとなるフレアやマリア。

「俺昨日ブルグントでそれらしき人を見たんだけど…」

「えっ!?ホントかルイ!?」

まさかの情報に、思わず席を立ち上がるジーク。

「ブルグントってどこ?」

「ウェルギリウスの近くにある村よ、ここの城の兵の人達も、その村出身が多いの」

「あっちなみに俺もそこ出身なんだ実は」

と話合っている中、一人考え込むジークだったが

「・・・・・・フレア、アルフィーネ」

少し険しい表情で、二人に呟く。

「来たばっかりで悪いんだが、グラディウス軍師の捜索をお願い出来ないかな?」

彼の言葉に、場が静まりかえり、数秒沈黙。

しかしフレアはすぐに、ニコっと微笑む。

「はい、喜んでお受けします♪」

彼女がそう言った瞬間、背後より

「2年前一緒に戦った仲間じゃん!?困った時はお互い様ってね!!?」

「水臭いっすよジークさん!俺らに任してください!!」

コノハとアクアが、後押しするようにそう叫んだ。

その際コノハはフレアの背中に飛びつく。

二人して再び微笑んだ。

「・・・・・・まっ、確かに城の兵に任せるより、かなり接点のあるアクア達に探させる方が懸命ですね」

「恥ずかしながら、その通りだよアルフィーネ・・・・・・軍師はアクアの事を随分気に入っていたから」

「えっそうなんすか?」

詳細を聞こうとした時、大勢の子供達に服を引っ張られ連れていかれた。

それによりジークは、視線をルイの方へ移す。

「ルイ、4人の道案内を頼めるか?」

「えっ!?けどよ・・・俺が家を空けたら、チビ達の面倒は誰が…」

チラっと、アクア達と遊ぶ子供達の方を見た。

そんな心配をしている彼に、マリアが優しく話しかける。

「陛下の容態が大分良くなったから、私が看れるわ」

「あぁ、それに俺も夜は帰ってこれるし、おまえもそろそろ、少し外の世界を見ても良い頃だと思うんだ」

「・・・マリア姉ちゃん・・・・・・ジーク兄ちゃん…」

二人の言葉に、ジーンと溢れ出そうな涙を押さえ込む。

鼻水をずずっと吸い、言い放つ。

「わかった!俺行ってくるよ!!」

こうして、アクア達とルイの、グラディウス捜索が始まる。







謎の失踪を遂げたグラディウス。アクア達は見つけられるのか?
次回【軍師を追って】








スキット:【大人?】

マリア「フレア、久しぶりに一緒にお風呂入ろ」

フレア「うん!」

コノハ「あたしもあたしも!!」

マリア「勿論良いわよ♪」

コノハ「・・・なんか、ホントマリア大人っぽくなったよね~」

マリア「そうかな?」

フレア「うんホントに・・・胸とかも…」

マリア「えっあぁ~・・・・・・」

コノハ「大丈夫だよフレア!!今は貧乳の時代!!」

フレア「フォローになってないから!!!」





【旅支度】

ルイ「え~と・・・着替えに薬に、歯ブラシと・・・・・・」

アクア「随分多くないか?」

ルイ「そうなのか?なんせ旅なんて初めてだからよ~、良くわかんねぇんだ」

アルフィーネ「最低限の物さえあれば良い、食料はフレア、寝床はアクアが担当しているからな」

ルイ「そっか!いやぁ~みんなで旅って、なんかワクワクするな!!」

アクア「そうだろそうだろ!?」

ルイ「ん?ってことは・・・・・・フレアちゃんと一緒に野宿とかも・・・・・・ブー!!!」

アクア「おっおい!?どうしたルイ!?」

アルフィーネ「・・・やれやれ…」






【定期報告】

アクア「ってなわけで、予定よりしばらくこっちにいることになりそうなんだ」

カノンノ「うんわかった、みんなにも伝えとくね」

アクア「あっでも・・・サリア姉ちゃんには…」

カノンノ「わかってる、サリアは一番の心配性だから、柔らかくして言うね」

アクア「あとさ、弁当のパイナップルご飯だけど、フレアの食料の所にも大量にあったんだけど・・・」

カノンノ「嘘!?ってあっ・・・・・・パニィィィール!!!!」

アクア「・・・やっぱりパニールさんか…」

















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