「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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食事を終え、話し込んでいる一同。
そこに
「ただいま」
ガチャっとドアを開け、少し疲れた様子のジークと
「みんな良い子にしてた?」
髪も背も伸び、大人の女性っぽくなったマリアが入ってきた。
子供達はぞろぞろと、二人の元へ集まる。
「マリアーーー!!!」
そこにフレアも混ざり、彼女に抱きついた。
「フレア!?久しぶり!元気そうで良かった~♪」
「ホントに久しぶりだよ~!あたしらより背伸びてるしぃ!!」
コノハも側にいき、わいわいと賑わう。
それをひとまずおさめるべく、アルフィーネが近くに寄る。
「ジークさん、マリアさん、こちらにフレアが作った食事があります」
そう言い、二人を席につくよう促した。
察した彼等は、手を洗うために洗面所に。
その際に呟く。
「ありがとう、早速頂くとするよ」
子供達をアクアとコノハに任し、フレア、アルフィーネはジーク、マリア、ルイの話を聞くために席に座る。
フレア「思ったんですけど、いろんな所で異変が起きてる割には、国の人達はあまり慌ててませんよね?」
ジーク「あぁそれは・・・・・・マリアのおかげかな?」
フレア「???」
ジーク「2年前の戦いで、女神の唯一生き残りであるマリアは、本当にこの国、いやこの世界の救いの女神のように皆から慕われているんだ」
マリア「そんな大げさな・・・あっこれも美味しい♪」
アルフィーネ「話に聞くと、マリアさんにはかなり高度な治癒の力があるとか、民が女神と呼ぶのも納得いきますね」
ルイ「今じゃ超有名人だもんな~マリア姉ちゃん、このままセレス皇帝の跡取りがいなかったら、マリア姉ちゃんで決まりじゃね?」
マリア「そういう話がホントに出てるから困るのよね…」
フレア「マリアが皇帝か~・・・私はちょっと実感わかないかも」
ジーク「まぁそういうわけで、【マリアがいるから大丈夫】っていう想いがあるんだろうな皆には」
アルフィーネ「民が異常なことに慣れているのは良いような気もしますが、それではマリアさんの負担が大きいのでは?」
マリア「そうは言っても、私は陛下やみんなの体や心のケアぐらいしか出来ないから…」
アルフィーネ「それが今のウェルギリウスを保っているのでしょうね、それで、肝心の【あれら】はどうするつもりですか?」
ジーク「それなんだが、帝国も含め調査隊を送っているんだが、これと言った成果はないんだ・・・」
マリア「火山も雪山も、ただそれがあるだけで、出来た原因とかは不明・・・はむ♪」
ジーク「幸いまだ大きな被害はないから、それが唯一の救いだけど」
アルフィーネ「このまま放っておけば、いざという時対処できませんね」
ジーク「そういうことだね…」
話がある程度終わり、ジークとマリアも食事を終えようとしていた時
「・・・グラディウスさんなら…」
フレアが、ポツリと呟いた。
「グラディウスさんなら、何か知っているんじゃないですか?」
彼女の発言に、皆少し黙りこみ
「軍師達の捜索隊も出したよ・・・でも何の手がかりもないんだ」
ジークがそう言い、さらに静まり返った。
そんな重い空気の中、ゆっくりとルイが突然手を上げる。
「どうしたのルイ?」
「いやその・・・言おうか迷ってたんだけどよ・・・・・・」
「???」
彼が困ったような顔をして言うので、ポカンとなるフレアやマリア。
「俺昨日ブルグントでそれらしき人を見たんだけど…」
「えっ!?ホントかルイ!?」
まさかの情報に、思わず席を立ち上がるジーク。
「ブルグントってどこ?」
「ウェルギリウスの近くにある村よ、ここの城の兵の人達も、その村出身が多いの」
「あっちなみに俺もそこ出身なんだ実は」
と話合っている中、一人考え込むジークだったが
「・・・・・・フレア、アルフィーネ」
少し険しい表情で、二人に呟く。
「来たばっかりで悪いんだが、グラディウス軍師の捜索をお願い出来ないかな?」
彼の言葉に、場が静まりかえり、数秒沈黙。
しかしフレアはすぐに、ニコっと微笑む。
「はい、喜んでお受けします♪」
彼女がそう言った瞬間、背後より
「2年前一緒に戦った仲間じゃん!?困った時はお互い様ってね!!?」
「水臭いっすよジークさん!俺らに任してください!!」
コノハとアクアが、後押しするようにそう叫んだ。
その際コノハはフレアの背中に飛びつく。
二人して再び微笑んだ。
「・・・・・・まっ、確かに城の兵に任せるより、かなり接点のあるアクア達に探させる方が懸命ですね」
「恥ずかしながら、その通りだよアルフィーネ・・・・・・軍師はアクアの事を随分気に入っていたから」
「えっそうなんすか?」
詳細を聞こうとした時、大勢の子供達に服を引っ張られ連れていかれた。
それによりジークは、視線をルイの方へ移す。
「ルイ、4人の道案内を頼めるか?」
「えっ!?けどよ・・・俺が家を空けたら、チビ達の面倒は誰が…」
チラっと、アクア達と遊ぶ子供達の方を見た。
そんな心配をしている彼に、マリアが優しく話しかける。
「陛下の容態が大分良くなったから、私が看れるわ」
「あぁ、それに俺も夜は帰ってこれるし、おまえもそろそろ、少し外の世界を見ても良い頃だと思うんだ」
「・・・マリア姉ちゃん・・・・・・ジーク兄ちゃん…」
二人の言葉に、ジーンと溢れ出そうな涙を押さえ込む。
鼻水をずずっと吸い、言い放つ。
「わかった!俺行ってくるよ!!」
こうして、アクア達とルイの、グラディウス捜索が始まる。
謎の失踪を遂げたグラディウス。アクア達は見つけられるのか?
次回【軍師を追って】
スキット:【大人?】
マリア「フレア、久しぶりに一緒にお風呂入ろ」
フレア「うん!」
コノハ「あたしもあたしも!!」
マリア「勿論良いわよ♪」
コノハ「・・・なんか、ホントマリア大人っぽくなったよね~」
マリア「そうかな?」
フレア「うんホントに・・・胸とかも…」
マリア「えっあぁ~・・・・・・」
コノハ「大丈夫だよフレア!!今は貧乳の時代!!」
フレア「フォローになってないから!!!」
【旅支度】
ルイ「え~と・・・着替えに薬に、歯ブラシと・・・・・・」
アクア「随分多くないか?」
ルイ「そうなのか?なんせ旅なんて初めてだからよ~、良くわかんねぇんだ」
アルフィーネ「最低限の物さえあれば良い、食料はフレア、寝床はアクアが担当しているからな」
ルイ「そっか!いやぁ~みんなで旅って、なんかワクワクするな!!」
アクア「そうだろそうだろ!?」
ルイ「ん?ってことは・・・・・・フレアちゃんと一緒に野宿とかも・・・・・・ブー!!!」
アクア「おっおい!?どうしたルイ!?」
アルフィーネ「・・・やれやれ…」
【定期報告】
アクア「ってなわけで、予定よりしばらくこっちにいることになりそうなんだ」
カノンノ「うんわかった、みんなにも伝えとくね」
アクア「あっでも・・・サリア姉ちゃんには…」
カノンノ「わかってる、サリアは一番の心配性だから、柔らかくして言うね」
アクア「あとさ、弁当のパイナップルご飯だけど、フレアの食料の所にも大量にあったんだけど・・・」
カノンノ「嘘!?ってあっ・・・・・・パニィィィール!!!!」
アクア「・・・やっぱりパニールさんか…」
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