放浪の達人ブログ

日本語



日本語は難しい。英語なんて26文字のアルファベットがあるだけなのに
日本語にはひらがな、カタカナ、漢字がある。それに加えて英文字も至る所で目につく。

先日バリ島に行って来た。バリにはバリ語やバリ文字はあるものの、
街で見かける文字はほとんどインドネシア語(アルファベット表記)である。
タクシーの屋根に付いている小さな看板もTAXIとかTAKSIとか
英語であったりインドネシア語であったりはするのだが、その程度はよしとする。

街の中には時々日本人観光客をターゲットにした店もあって、
そこの日本語看板はなかなか笑わせてくれるのである。
今回特にヒットだったのは「マシサーヅ」であった。
まあ確かに「シ」と「ツ」は似てるからな。
子供の時、クラスに何人かいたよな、シとツがうまく書けねえヤツ。

ある店の入り口にはこんな看板もあった。
「イヤにユニークな日用品、重力物の木彫りあります」
イヤにユニークな?重力物?何なのだそれは?
一瞬のうちに頭の中で答えが出た。あ~、他にユニークな、動物、ってワケね。

アジアで安い日本食レストランに入ってみると素晴らしいメニューが目白押しである。
カシ丼、テソ丼、カしーウドソ、チャーハソなど。
お飲み物に関してはオレソヅヅュース、ファソタと書かれていたりする。
その他代表的な日本語看板としては「よらこそいらっレゃいまレた」とか
「またおこレくださレ」がある。
それらの文字からは我々二ホソヅソに商品を買ってもらいたいという
涙ぐましい努力の跡が見られたりして少しばかり笑えてしまう。

以前オートバックスでガしーヅヅャシキを買ったことがある。
それはもちろんアヅア製なのだが、その説明書には「しバーを上にあげろ」とか
「ハソドルを左にまわせ」とか全てが命令調で書かれていた。
説明書を読みながら俺は「はい、はい」と恐縮しながら使ったのは言うまでもない。
まあ最近のギャル文字使ってる奴らも大人から見れば同じレベルなんだけどな。
「今日レ£学校糸冬ゎッT=ら/ヽ〃ィ├ヵゞぁゑωT=〃~」こんなの読めねえぞ、コラァ!

だけど俺達も日本人のくせに日本語間違えちゃう事ってあるよな。
幼少時代から英才教育を受け、ストレートで地元の小中学校を見事9年で卒業した俺も
高校時代に兎に角ってのを「うさぎにつの」って読んだ事あるしなあ。
18歳の時に職探しをしてた時に求人チラシを見てて
「へえ、蛇の目(へびのめ)ミシンなんて会社あるんだな」と母親に言ったら
「あんた、それはジャノメミシンだよっ!」と言われたこともある。
これ読んで「こいつアホだなあ」だなんて笑ってるアンタ、荻原さんのことを
はぎわらさんって読んでんじゃないよ、おぎわらさんだよっ!またなっ!


半分意味不明看板

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