放浪の達人ブログ

テレビショッピング



年末から自宅のテレビの映りが悪くなった。
なんでも周波数がどうのこうので受信状態が悪くなったようだ。
俺が観る番組といったら日曜日の朝に放映される日曜美術館がある。
しかし朝9時からということもあり早起きした場合のみ観る程度だ。
50歳を過ぎても夜中にトイレに行きたくなって起きるということもなく
ぶっ続けで12時間寝たきりも平気なので朝9時というのは俺にとっては早朝だ。
他に観る番組は「Youは何しにニッポンへ」だとか「世界遺産」だとかで
ドラマやバラエティーは全く観ないので時代のトレンドには無頓着である。

妻もドラマを観ることもなくテレビをつけているだけ程度なので
テレビが観れなくなったことになっても特に不便を感じず
「じゃあAMラジオのCBCでもつけておくか」てな感じだ。
というかFM局は受信が弱くて雑音が多いのでおのずとCBCに限定されたのだ。
聞いているとCBCラジオはなかなか面白い。
以前舞台カメラマンとしてご一緒したつボイノリオ氏やハ~さん(河原龍夫氏)という
愛知県では超有名なパーソナリティーがCBCの看板なのだが
やはりお2人は話が上手いなあと感心しながら聞いている。

そんなAMラジオにも「ラジオショッピング」なる時間帯があり
健康食品とか健康寝具とかを「今なら2セットでいくら、更に何々サービス」などと
実に巧みに宣伝しているのだがこれらはテレビショッピングでも基本的に同じだ。
このテレビやラジオショッピングは結構反響が大きいのだろうな。

俺の妹が包丁の切れ味が悪くなっていたところにテレビショッピングで
「包丁7本セット」の紹介がされていたそうで、実演販売者が商品を紹介する際に
「この包丁の切れ味がどれぐらい凄いかと言いますと」とダイコンを放り上げ
「落ちてくるダイコンもほら、スパッと切れるんです」だとか
「何と革靴もこの通りザックリ簡単に切れちゃうんです」と実演したのを見て
うわ、コレ買おっ!と思ったそうである。
妹は「今から30分以内にお電話された方だけ7本セットをもう1セットお付けします」という
勧誘の言葉に動かされず、少し考えてから買うという慎重な判断を持っていて
俺と会った時にその包丁の話をしてくれたのだが
「お前、上から落ちてくるダイコンを切る状況になることってある?」とか
「革靴を包丁で切る機会ってある?」「7本セットが2セット計14本も要る?」と訊くと
「ハッ!そんな使い方しない!」と我に返って買うのをやめたそうで
百均の包丁研ぎ器で包丁の切れ味が復活したということを後日言っていた。

皆さんテレビやラジオショッピングで何か買う時は
今一度冷静になってから購入を検討していただきたい。
オペレーターを増員してお待ちしております、と紹介した割には
だいぶ時間が経ってから電話しても受付番号が1番だったって人もいるらしいしな。

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