放浪の達人ブログ

カメラマン



俺は週5日、中古車の写真を撮る仕事をしている。
毎日1500枚以上の写真を1日中延々と撮り続ける仕事なので
カメラを持つ右手なんかカメラだこができるほどだ。
忙しいと1日の撮影枚数は2000枚を超えるので
軽い腱鞘炎になることもある。
夏なんてカメラの方が限界を超えてしまって熱暴走を起こして
電源が勝手にシャットダウンされてしまうこともある。
プロの写真家ですら1日にこれほどの撮影をすることはないだろう。
しかも連写機能を使わずにこの枚数である。
撮影対象となる中古車は続々と搬入されてくるので忙しく、
カメラを向けた瞬間から構図を素早く決めて露光を調整し、
しかもミスのないようにシャッターを押す。
メモリーに書き込まれる数秒の間に次の構図のために動く。
雨の日はある程度カメラが濡れるのを防ぎながら撮っているが、
それでもどうしても機材は濡れてしまう。
十数万円もする機材をこれほどハードに使う仕事は稀だろう。

そんなカメラをいつも使っている毎日を送っているので
休みの日にはカメラなんか触りたくもない、と思いきや、
家でも別の商品撮影の仕事で別の機材を使っているし、
プライベートな時間で散歩に出かける時もコンデジを持ち歩く。
風景写真なんかをブログにアップしているから
なんだかんだで1日カメラを触らなかったという日はない。
最近はコロナのせいで海外に行ってないけれど
入国カードの職業欄には「カメラマン」と記入している。
英語のスペルが簡単だしな。
飛行機が落ちたら「岡崎市の男性カメラマン」と報道されるんだろうな。

最近は夕焼けがきれいな秋の空である。
カメラマンの仕事が終わって帰宅する時に夕焼けになりそうだと
寄り道をして岡崎中央総合公園に車を走らせる。
秋の風に吹かれながらシャッターを1枚か2枚ゆっくりと切る。

数年前にスリランカで身震いするような夕焼けを見た。
海辺の千円ほどのコテージでハンモックに揺られていたら
空の色も海も全てがオレンジ色に染まった。
日本の色んな山の上で幾度も夕焼けを見たことがあるが
あのスリランカで見た夕焼けは次元が違う美しさだった。
今回は最近見た岡崎中央総合公園からの夕焼けの写真を載せよう。
岡崎市で夕焼けを見るならおすすめの場所だよ。

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