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私 : 岩村 氏は 日銀出身 だが、今の 日銀の異次元緩和には批判的 だね。
黒田東彦総裁率いる日本銀行 は、 金融政策 で人々に インフレ期待 を抱かせることにこだわり、いまも 緩和 を続けているが、 氏 は、 日銀が人の心の中まで操縦できるわけがない し、 やるべきでない し、 中央銀行が自在に人々の心を操れると思うのは不遜だ という。
人々の心と物価水準とがどう影響し合っているのか だって、 仮説 を述べることはできても 実証 はできておらず、 経済学ではまだ解明できていない課題 だという。
A 氏 : 金融政策では必ずしも物価は引き上げられない 。
物価の値上がりが予想 されれば、 所得が実質的に下がるのを警戒する人々 が 買い控えに動く 。
2%の消費税 引き上げ をためらっている政府が、 2%のインフレ 目標で景気拡大をめざすのは何ともチグハグだ と 氏は指摘 する。
私 : 異次元の 金融政策 、株高 など資産価格の上昇 ぐらい。
米国
ではもともと 上位0・1%の金持ちの資産
は 下位6割のそれに匹敵する
といわれる。
そうした格差の問題に目をつぶって景気に気を取られているから 大衆の不満が爆発
し、 大統領選でトランプ現象やサンダース旋風が起こった
のだと 氏は言う
。
A 氏 :実はその 米国 より 、 バブル崩壊後の日本の方 が はるかに厳しい問題に直面 していて、それは 中産階級の所得下落 だという。
日本 では景気が悪かったからそれを『 間違った金融政策 』のせいにしてこられたが、いくら 日銀総裁のクビをすげ替えても事態が良くならない ということになったら、 金融政策なんかいらないという声が広がってくるのは時間の問題 。
私 : 金融緩和 の限界説 に対し、 日銀 は「 まだまだやれることがある 」と、 マイナス金利政策 まで打ち出したが、 氏 は、 日銀のやり方は失敗 で、 黒田総裁は、マネーの供給さえ増やせば人々がインフレ を予想して消費に動くはず だと、 3年間、量的緩和 を続けてきたが、これに対し マイナス金利は、インフレ期待が簡単には起きないことを前提 にして 、何とか金融政策 の有効性を維持しようとする政策手段 。
矛盾していて、日銀がいったい何をやりたいのかさっぱり分からない と 氏は厳しく批判する。
マイナス金利政策 は 自国の通貨安を促す政策 なのに、 日銀の導入後むしろ円高が進んだ 。 世界経済悪化の影響で円が「安全通貨 」と見なされ、 日本は先進国で最悪の財政状態 なのに、 不思議な現象 だという。
こないだ来日した スティグリッツ 教授が言うように、「 2015年は(08年ごろの)金融危機以降、最悪の状況 だったが、 16年はさらに弱体化 し、 世界的な需要不足が加速 している」と指摘していたのを思い出すね。
後、 ビットコイン の話題が出ていたが興味はなかった。