~微風に舞う花びらのように~

~微風に舞う花びらのように~

夢現



砕けた空

割れた鏡

残像は夢となり

私を狂わす鍵となる




余韻

お前の声が響く

幻聴 すべて幻

お前は微笑む



頬を撫で

優しく掠める口付け

囁いて 命尽きるほど

お前を愛していると

お前を愛していると



流れたのは涙か

それともお前の暖かさに

溶けた粉雪か




声がする

優しく掠めるよう

聞こえないはずの声

幻の声



今も愛している と

唇で刻む

お前を求めてやまないのは

色褪せぬ初夏の若葉のよう

狂おしい私の愚かさ




お前はもういない

私の中にお前が絡みついて

しがらみ

突き刺し

絡まって



幻は

心地よくお前を抱かせてくれる



いつまでも

優しく暖かなお前と

幻聴 幻でも構わぬ

夢で



夢で逢える

お前がいないこの現で

これ以上の幸福など

在りはしない

+++++


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: