突発性発疹症
○原因○
病原体はヒトヘルペス６または７。
主に６型だが、二回かかる場合は７型である。
潜伏期間は7から14日。
○年齢○
生後4～8ヶ月（一歳未満）の乳児。
一歳を過ぎるとあまりかからない。
○症状○
突然の熱発（38～40度）。
普段と変わらない食欲、行動がみられるが､発熱のため不機嫌、食欲不振、下痢等の症状がある。
風邪と違い咳・鼻水はない。
解熱後（12～24時間）に麻疹や風疹に似た紅斑がみられる。
主に体幹、頚部、項部。顔面､四肢にはまれに見られる。
○注意○
高熱がでるため、熱性痙攣に注意する。
嘔吐､食欲不振などで水分が取れず脱水症状があったときは病院へ。
○治療○
発疹が出てから診断できる病気なので､これと行って治療法はないが、抗生剤の投与ぐらいである。
無理に熱を下げようとしない。
○予後○
予後は良好である。
発疹の痕はのこらない。
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