さちくま。の部屋

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☆そば☆

 そばはシベリア、中央アジア~東アジアに広く分布しており、寒冷で、あまり肥沃でない土地が栽培に適していると言われています。日本でのそばの歴史は古く、奈良時代の文献には既に登場しています。初めはそば粉を練ってそばがきとして、江戸時代からは麺として食べるようになったようです。


 ”ツルッ”と美味しい秋の新そば

 四季を通じて日本人に親しまれているそば。初夏に種を蒔いて夏に収穫するものもありますが、夏に種を蒔き、秋に収穫する秋そばが「新そば」と呼ばれ、特に美味とされています。麺に加工するまでには、収穫し、乾燥させてから殻を取り、粉に挽き、そばを打つという手順を踏みます。収穫後は時間が経つほど味が落ちていくので、11月から12月にかけてが一番おいしい季節です。
 そばは昔から滋養食としても利用され、山伏などの修験者たちはそば粉を持って山に入り、水で溶いて食べたと言われています。そばに含まれるでんぷんやアミノ酸もバランス良く含まれており、栄養価の高い穀物と言えます。ルチンというビタミンPの一種で毛細血管を丈夫にするという成分も含んでいて高血圧や脳卒中などの予防に効果があります。そのほか整腸作用のある食物繊維、疲労回復に効果がある、ビタミンB1なども含まれます。

【生そばの栄養成分】
(100g中)
蛋白質・・・・9.8g
炭水化物・・・54.5g
カリウム・・・160mg
カルシウム・・18mg
鉄分・・・・・1.4mg
ビタミンE・・0.4mg
ビタミンB1・0.19mg
ビタミンB2・0.09mg
ナイアシン・・2.7g
食物繊維
 五訂日本食品標準成分表より抜粋


<蕎麦湯飲んでますか?>
そばに含まれるビタミンB群やルチンは水溶性。茹でると湯の中に溶け出す。
           ↓
そば湯には栄養素が豊富に含まれる
そばを食べた後には、ぜひそば湯もお忘れなく。


「更科そば」と「藪そば」の違いは?
そば屋さんの看板に、「更科そば」や「藪そば」などと書いてあるのを見かけることがあります。種類の違いはどこから来るのでしょう。

<更科そば>内層粉を使用したもの。胚乳部分を多く使うので、
○味は淡白。
○白く透明感がある。
○のどごしが良い。

<藪そば>中・外層粉を使用したもの。
○色は少し黒っぽい。
○風味豊かでコシが強い。
○ミネラルや酵素を多く含む。



            ヨシケイ埼玉 「オアシスめいと2004年11月号」より

本に載っていた記事、取っておいてもどこかに行ってしまったり、いざというときに出てこなかったり、折角目にした記事なのでここにメモっておこうと思いました。


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