古くは、このシュウ酸が植物の生長とともに増加するため、
6月半ば以降は食べるな
といわれていた。
それで、ドイツでは、6月24日のJohannistag(洗礼者・ヨハネの日)や、夏至を境に、収穫をやめるとされていたが、
その後の研究で、シュウ酸をルバーブから摂取できる量は限られていると分かったため、最近では、6月を過ぎても問題はないといわれる。
但し、花芽がつくと急に筋っぽくなって、まずくなるそうな。
ちなみに、6月24日をもって、白アスパラの収穫も終わり。
しかし、こちらは乱獲を防ぐためといわれている。
さて、シュウ酸はカルシウムと結合するので、
心配だという人は、牛乳など、カルシウムを含む製品と一緒に食べるとよい。
シュウ酸が体内に吸収されると体内のカルシウム(骨にあるやつね)が排出されてしまうという心配があるため、
用心を重ねたい人は、生食はもちろん避け、
薄皮をキチンとむいて、プティングなどと一緒に調理したり、
コンポートを食べるときは、アイスやヨーグルトと食べるとよいでしょう。
用心するべき方々には、
上記の方のほか、妊娠中の方、お子さんが含まれます。
そうそう、牛乳から取れるはずのカルシウム分が減ってしまうではないかという方、
ラバーバー自体にも、牛乳の5分の2から5分の4ほどのカルシウムが含まれています
(そのカルシウムは、ラバーバーのシュウ酸とは結びつかないんだよね。不思議だ)。