コーヒータイムはどこから来たか(ドイツ編)

コーヒータイムはどこから来たか

ドイツでは、お茶の時間は「Kaffeezeit、コーヒータイム」といいます。

ある友達の実家では、3時のお茶の飲み物は、「紅茶」。

というわけで、
「コーヒーの時間だよー」という声がかかっても
テーブルについて、コーヒーにお目にかかることはない。

でも、これは、このうちに限ったことではなく、
ドイツでは、お茶の時間はコーヒータイム。
どこに行っても呼び方は同じ。
中身がどうであろうとも。

午後のお茶の時間というのは、ドイツでは、19世紀ころから「コーヒーの時間」と言い習わすようになってきたらしい。
その前は、「フェシュパー」といって、小さなごはんだった。
小さなごはんといったって、
「ビールスープ」が出てきたり、パンにちょっと何かを挟んだり、
様々でしたが。

名前だけは、コーヒーの勢いに押されて、どこでも
「カフェー・ツァイト」というようになったらしい。

だから、コーヒータイムっていうのは、ドイツでは、
元々あったお三時の習慣に、コーヒーの到来に伴ってついた名前 なのね。

コーヒーは、もちろん、外から入ってきました。
だから、港町などから入り、大都会、そして農村へと広がっていったわけですが。

コーヒーもね、最初は皆さん、飲み方が分からず、
コーヒースープなるものを作り、そこにパンを浸して食べたりしていたのだそうです。

コーヒースープだよ・・・
どんなもんなんだろうねぇ。

で、お題に戻りますが、
今でも「フェシュパー」と言い続けている地域もあるんですが。

今では、フェシュパーは、午後のお茶のあとの、軽い食事になってるかな。

というわけで、ケーキ文化からは少しはずれたようでもありますが

ドイツでは、
ケーキをデザートではなく、独立したお茶の時間に食べるということで、
これも大切なポイントでござります。

ラテン系の国には、お茶の時間は特になくって、
お昼が(ドイツ系人種から見ると)異様ーーーに長くって、そのデザートにケーキなのだ。






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