つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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2006.08.08
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カテゴリ: 近代日本文学
図書館の児童コーナーでたまたま見つけ、懐かしくなって手にとってみました。
外国語にも翻訳されて海外でも好評だった漱石の代表作です。

あらすじはいわずもがなですが、久しぶりに読み返してみて、これは「対」の小説だな、と思いました。

先生と「私」…どちらも自分を語るときは「私」である。
先生とK…同じ人を好きになった。
先生と「私」の父親…明治天皇の崩御にショック。
明治天皇と乃木大将。
先生の父と先生の叔父。
「私」と兄。

「私」の両親と先生夫婦。
子供の生まれない先生夫婦と、妊娠した「私」の妹夫婦。

光と影、と言ってもいいかもしれませんし、ドッペルゲンガーというか、分身小説と言おうか、そういう要素もあります。

漱石の作品のうちではもっとも倫理的であり、あるいはKというのは(夏目)金之助のイニシャルではないかとすら思ってしまいました。

こころ





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Last updated  2006.08.09 10:26:22
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