つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

PR

Calendar

2013.04.14
XML
カテゴリ: SF
現代ソビエトSFシリーズ1。不具が生まれる前の本なので、当然のごとく絶版である。

「砂漠の夜」ストルガツキー兄弟
砂漠の野獣狩り。火星人一号となる赤ん坊の出産に立ち会うべく母親のもとに急ぐ医者二人。舞台設定を除けば普通小説の体裁である。

「遅すぎた発見」D・ビレンキン
透明人間になる方法を発明した男。だが金銭のない共産主義社会でなんの役に立つ?

「石の嵐の港」G・アリトフ
地球は宇宙の辺境にある。宇宙人は、地球などに興味ない。彼らは銀河系の中心を向いている。地球人は、辺境の遺跡を見つけるだけである。…

「分子合成喫茶店」「ロボットの恋」I・ワルシャフスキー
本物とまがい物の違いは何か。人間がロボットに恋する話はアシモフでお馴染みだが、映像に恋するのは…。


「プラスアルファ」V・ジュラブリョワ
世界は、それまでの科学常識を打ち破る革命によって進歩してきた。

「不可能の公式」E・ボイスクンスキー&I・ルコジャノフ
高度に発達した文明社会が逆に人類を堕落させるというアイディアはウェルズの 『タイムマシン』 でお馴染みだが、モーローックの役割をマザー・コンピューターに与えたところが新鮮。

「もどらなかったタイムマシン」V・グリゴリエフ
とんびが鷹を産んだために起こった喜悲劇。

「二重らせんのカフスボタン」M・エムツェフ&E・パルノフ
世界は弁証法によって進歩するということを言いたいがための一篇。

「怒りの一日」S・ガンソフスキー
人は、理性によってのみ人になるにはあらず。


もしも空っぽの頭蓋骨の脳波が、覚醒した人間と同じ波形を描くとしたら、否、酔っぱらいの脳波よりはるかにまともな脳波を示すとしたら、我々の精神活動を制御しているのは何なのか? ウェルズ的皮肉に満ちた落ち。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2013.04.14 13:20:23
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: