つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

PR

Calendar

2013.04.17
XML
カテゴリ: SF
現代ソビエトSFシリーズ2。

「よくできた惑星」ストルガツキー兄弟
無人?の惑星に降り立った地球人。だがそこは機械文明ならぬ生物文明の宝庫だった。

「機械対人間」B・グルフィンケリ
日本を舞台にした短編。貨物列車を運転する電子大名が運送の途中で急停止した。電子大名は責任をとって「自殺」した。貨物は破損し、保険金の支払いをめぐって裁判になった。裁判官もまた機械だった。裁判官はその原因を調べ、急停止の原因が線路で転んだ人間の子どもを救うためであったと知り、電子大名の行為をたたえ、保険金の支払いには及ばずとした。

「粘土の神」A・ドニェプロフ
国際科学研究所に連れてこられた主人公が、そこで行われる研究に不審を感じて追及するミステリー仕立ての小説。実はそこは普通の炭素生物を珪素生物に換える研究を行っている施設だった。何のために? 戦争で従順な兵士を量産するために。

「グレグ」A・グロモア
『自己との決闘』 の著者の作。一見無人の惑星に降り立った地球人。だがその地下には鳥に似た現地の人間たちが居住していた。なぜ? 地上にはグレグがいるから。グレグとは? 現地の支配者によってつくられたウィルスで、それに感染すると生物は意志や感情を持たぬ奴隷や兵士にされてしまうから。支配者はどこに? 人民とともに地下に潜っている。なぜ? 地上に出ると空気感染してしまうから。

今となってはそう読めない。

「ベルヌ教授の目覚め」U・サフチェンコ
「もしも第三次世界大戦が勃発したら、第四次世界大戦はこん棒によって行われるだろう」という冒頭のアインシュタインの言葉が効いた短編。冷凍睡眠で一万八千年後、つまり200世紀に目覚めた教授は、そこで猿人の群れに襲われる。これはアインシュタインの予言が成就したぞと思ったが、実はそこは人類の進化を再現するための研究所に変わっていた、というオチ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2013.04.27 23:58:04 コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: