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ブラック・コメディだそうです。あのエクウスの原作のピーター・シェーファーの作品とのこと。四季での上演は1970年だから36年ぶり。当時の出演者で残ってらっしゃる方はごくわずかってくらい昔ですね。届いた四季の会報ラ・アルプによると「幕が開いたのに舞台は真っ暗で、ただ話し声が何事もないかのように聞こえ、照明がつくと、今度は手探りで右往左往。いきなり普通でない状況で始まる…」らしいんですよ。なんだか面白そうじゃないですか。「ほぼ全編が停電中に起こる話なので、本来は真っ暗な中で展開する芝居なのですが、作者はこれを明暗逆転、つまり、電気がさいている時は舞台は暗く、停電になると逆に照明が入って明るくなるように設定しています。これによって観客は、暗闇であるが故に起こる取り違えのおかしさや、本人達はそれと気づいてないのに、間一髪ですり抜けたり、間に合ったりするタイミングの妙、誰にも見えないと思って取る行動の滑稽さなどを、大いに楽しむことができるわけです」ストレートプレイだけれど、結構面白そうです。スケジュールはまだ発表されてませんが、思いのほか鹿鳴館が好評で6月10日まで延長が決まっているから、その後ということですね。おっと、鹿鳴館の感想をUPしなきゃ!
2006年02月28日
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私にしては1つの作品に3度も足を運ぶなんてよほどのこと。結果的にそうなっただけなんですが。元々は岡幸二郎さんのフェリックス・ガイゲルン男爵を2度観る予定がまた私の悪い癖で、Wキャストの大澄賢也さんのまで観たくなったことでトータル3回の観劇となりました。かたや歌の名手の岡さん、かたや踊りの名手の大澄さん。この2人が同じ役を演じるんだもの、全く別物になるのは当然。比べたくなるじゃないですか!(←ホント悪い癖だわ~)大澄男爵は思ったより、というか多分そうだと思っていましたが歌はよかったですね。これだけ歌えれば十分でしょう。でも岡男爵の歌を聴いたら、当然比べ物にはなりませんでしたが。演技の点からいうと・・・どこか悪になりきれず、追い込まれて致し方なく悪事を働くってのが岡男爵。一方の大澄男爵は、表の善の顔もあれば悪の顔も持ち合わせてる、悪事を働くこともさほど苦ではない男爵を演じていたような気がする。これは演じようとして演じてるのではなく、お二方の持ち合わせたものが生み出したような気がする。と書くと、大澄さんは悪いことができる人みたいな書き方になるがそうではなく、彼が歩んできた色々な人生経験からにじみ出るようなものが自然と演技に出ているような気がするわけで。でも立って絵になるのは断然岡男爵!天から降ってくる赤い薔薇の中にたたずむ男爵には惚れ惚れとしました。実に素敵でした!!ダンス?やはり触れないとダメ?だよなぁ・・・大澄男爵のダンスは安心して観てられましたね。一つ一つのポーズにキレがあったし、確かにフレムシェンをリードしてました。一方岡男爵はあきらかにリードされてましたから(笑)仕方ありませんね。でも、私が観た最初と2回目では確かにノリも違いました。オットーとのダンスもね。楽しく踊れれば、背もあることだしポーズ決められれば、苦手なことはあまり伝わってこないだろうから、まずまずだったでしょう。(かなりファン贔屓か^^;)でもね、最初は不安たっぷり(←私がね)で構えて観てましたが、2回目のチャールストンの方が実に楽しそうでしたもの。楽日までまだ間があったので、楽までにはかなりのってご自分のものとされていたと思う。作品全体からすると、オットーが宿泊を拒まれたり、フレムシェンがかのグランドホテルから電話してるのよって言ったり、このホテルが簡単には泊まれない、格式の高いホテルだということが十分伝わってきていたから、あの労働者のアンサンブルは必要がなかったんではないか!いや、いらなかったと思う。ない分、もう少しそれぞれの出演者を深く掘り下げてほしかったな。なんかどれもこれもって感じがしていて、中途半端な感じがした。上演時間も1時間55分、実に短かったもの。終わって、これで休憩で次は2幕?って感じがしなくもなかったし。藤木孝(軍医オッテルンシュラーグ)さんの登場で始まり、彼が進行を務めているような感じなのだが、未だに彼の存在の意味がよくわからない。迫力ある注射のシーンも凄かったけれど・・・いなきゃならない存在だったか否か。疑問だ。田中健(ヘルマン・プライジング)さんはやたらカアカア言ってた印象が強すぎて(笑)実業家としての顔と、フレムシェンを弄ぶ顔と、もう少し差があってほしかった。もっともっとねちっこくていやらしいおじさんに徹しても良かったのでは?メリハリがイマイチ見えなかった。というのもあのセットの位置のせい?これについては最後に書こう。前田美波里(エリザベータ・グルーシンスカヤ)さんはさすがです。華がある!!あの素晴らしいボディ!!本当にいつ見ても「あなたはいったいいくつなの?」と思う。チュチュ姿にはちょっと無理があるが(←背が高すぎる!)、あの二の腕は凄い。ちっともたるんでないし、むしろちょっと腕を動かせば、背中の筋肉もしまるしおみ足も素敵だし、言うこと無い。またこの作品は赤い薔薇がモチーフとして随所に使われているが、彼女の衣裳も赤がアクセントとなって、あでやかで、華があってそれがまた似合うからつい溜息出ちゃう。彼女がすごいと思ったのはあのアクシデント。岡男爵が立ってあのネックレスを持っていたら、なんと壊れちゃったんですよね。壊れたというか、糸が切れたというか・・・とにかく立ってですから高さがあります。粒もかなり大きいし、かなりの音を立てて石が落ち、散りました。岡さんは一瞬固まってましたが(←確かに固まってた!!)、さすが美波里さん。座ってる背後での大きな音にも微動だにせず、演技を続けてました。何事もなかったかのようにね。観客としては、あの飛び散った石を拾うものがいないのかとっても気になり、暗転してもオペラグラス構えて観ていたのだがどうもそういう様子もなく、あんなのに足とられたらと気になってました。実際に落ちた石は見えなかったものの、とある方は見えてたらしくずっと気になっていたようです。諏訪マリー(ラファエラ・オターニオ)さんですが、グルーシンスカヤの付き人という役柄でした。この彼女の最後のつい口にした「愛するエリザベータ」という台詞に関してはちょいと別の場でかなり論議をかもしましたが、無償に愛とは?と。グルーシンスカヤに対して友人以上の愛を持っていて、それをそっと胸に秘めてる。その想いが歌として表現しているのだけれど、この無償の愛。無償というからには返って来ることを期待しないもの。でもそれとはちょっと違う。ラファエラはストレートにその愛を彼女に示さなかったのに、最後にもう自分しか頼る者がないと(予定外の男爵出現も、男爵の死をもってピリオド)いう絶対の自信から、「愛するエリザベータ」とつい口にした。最後は自分しか頼る者はいないから…とすれば無償の愛なんだけれど、その愛は返ってくると信じて愛してる気がします。なんか上手く書けないんだけれどね。ま、私には縁がないわね、無償の愛なんて。あるとすれば、子供に対してかなぁ・・・???紫吹淳(フレムシェン)さんは良かったな。初めてだったのよね、ヅカ時代の彼女も知らないし、辞めてからの彼女も知らない。だからついこの間まで男役だったという知識がなきゃ、ごく普通に観れた。そういう目でみれば、一つ一つの動きがどうかって気になっちゃうんだけれどね。でもダンスは素晴らしかったし、何よりも楽しんでいたもの。観るごとにのってきてるのは、こちらにもよく伝わってきたしね。しかし、彼女の出番は多かったなぁ。主役?と思えるほど(笑)友達に今グランドホテルにいることを自慢してる彼女、ハリウッドに憧れる彼女、男爵に恋する彼女、男爵の眼中にないと知った時のショックを受けた彼女、プライジングから弄ばれ怯えてる彼女、最後に一緒にフランスに行こうとオットーから誘われた時の彼女・・・この作品の中で一番色んな気持ちの変化を演じなきゃならなかったのは彼女だけでしょ。大変だったと思う。今度は違う作品でまたお目にかかりたいかな。機会あれば、余裕あれば、の話だが。また岡さんと同じ舞台に立つことがあれば、一番手っ取り早いが(笑)オットーをダンスに誘うシーンではアドリブも出てましたね。バーテンダーが後ろからズボンあげるんだけれど、前のシャツがまだ出ていてそれをさり気に入れながら言ってたわ。その小堺一機(オットー・クリゲライン)さん、私は大好きだな。なんか憎めなくて、歌も味があるし、随所に小芝居がきいていて、さすがだなと思った。今までTVでしかお目にかかったことはないんだけれどきっとご自身作の舞台でも、細かいところでもクスッとさせるようなもの作ってらっしゃるんだろうな。歌もとにかく良かった~歌に味があるとしか表現できないんだけれどすごく気持ちが伝わってくるのよね。男爵とのダンスシーンもホント観てて楽しかった。一瞬チャップリンが脳裏をよぎったんだけれど・・・。最後に言いたいのが、この作品に対する不満。それは舞台セット!これに尽きる!!だいたい大晦日と元旦にやったガラコンで同じものを使うことがそもそも間違い。舞台って、セットもその楽しみの一つでしょう。幕があるものなら、あの幕が上がったらどんな舞台があるのかっていうワクワクした気持ち。幕なくても、席についた時に初めて見るセットに、これからあそこでどんな展開があるのか想像してワクワクする気持ち。これってすごーーーーく大事だと思う。それが何?回転ドアこそないけれど、おおまかに同じセットを先に観てしまったからもうそういう楽しみないじゃん。逆に使いまわし感があって、楽しみ半減。しかもちっとも豪華な格式あるホテルって感じがない。製作過程でのHPでは、色々と細かい部分に気を使って作っていると説明されていたがそんなの客席から見てわからなきゃ、そのこだわりは伝わってこないしね。だいたいあのシャンデリアのお粗末なことといったら・・・海劇場から借りて来い!(←冗談です^^;)とは言わないが、ふさわしくなかったなぁ。もう少し素敵なシャンデリアであってほしかった。確かにそれに触れるようなシーンも台詞もないけれどね。だいたい舞台のあちらこちらで、次々と色んな人が演じてくのはいいけれど、すべてをそれで済ますのも無理があった。フレムシェンとプライジングの絡みも、舞台の下手上でなんだかこそこそやってるみたいだったし男爵とグルーシンスカヤとの一夜も舞台の上に敷いたファーで終わり?あの赤い大きな薔薇は、1階席ならともかく、3階席からだとすごくちゃちい飾りで・・・豪華さなんてこれっぽっちも伝わらずだったし。この2つのシーンに関してはもう少し考えようがあったのでは?いや考えてほしかったと思う。集客数の多い国際フォーラムではなく、もう少し規模の小さな劇場でもよかったのではないかとも思う。とにかくセットだけはいただけなかった。それがこの作品の最大の不満!!とここで書き終えたはずだったが・・・あともう1つ忘れてましたよ、さらなる不満。あのシャンパングラス(?)もどうにかならなかったの?確かに男爵とオットーがあれを手にして踊りだした時に多分乾杯とするんだろうな、だから割れないものなんだろうな、ぐらいの想像はつきましたよ。でもね、いくらなんでもあれじゃじょうごじゃないですか!!もっと洒落たものにできなかったの?以上、不満の追加でした^^;
2006年02月26日
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正直言うと私はあまり好きではありませんでした。最後まで乗れなかったし、どうもしっくり来なかった。岡幸二郎(月)さんが出ていらっしゃらなければ、観にいくこともなかったでしょう。裏をかえせば岡さんが出ていらしたから観にいったということでだからこそ観れたという点もありました。私が目を奪われたのは森山開次(詩人の心象風景)さんの踊りでしたから。コンテンポラリーダンサーもいったいどんなダンスをするの?と思っていましたがあの表現やたるや言葉で言い表せないほどの感動を受けました。中でも白鳥の踊りは素晴らしかった!!白鳥の羽のごとく手は背中にあるのだが、その先の指の一本一本にまで神経が行き届き、白鳥の羽のしなやかなこと。もうただひたすら感動してました。多分、この機会がなかったら観ることもなかったでしょう、彼のダンスは。そういう意味では価値のある観劇でしたが・・・。元々この作品、製作過程で初日を前になかなかうまくいってないご様子が伝わってきてこれってどうなの?と思っていました。さすがにこの点を鋭くたたく方がおりまして、確かにその方のたたき方もよくはなかったのですが基本的には私も同意見でした。私達観る側はお金を払って観るのですから、観せる側がそんなに不確かなものでいいのかって。たとえそうであっても、これは観る側に伝わっちゃいけないことだとね。大好きな岡さんが悩まれているのは、ファンとしては心配ではありましたが、それは知らない方がよかったかなと未だに思っています。作品的には・・・やはりクラシックに歌をのせるには無理があったかなと。もちろん上手く表現できた曲もあれば、そうでない曲もあったというわけで。あらかじめチャイコフスキーの交響曲第5番は聴いていったので耳慣れてはいたものの、知らない曲も多かった。欲言えば、今流れてる曲はこれ!と教えてくれれば後で聴いてみるとか知りようがあったと思うのだけれどこればかりは自分の知識の浅さを反省するしかない。たった一度の観劇で何かを語るのもおこがましいし、理解できないのも当然だと思うが、基本的に何度も劇場に足を運ばないと理解できないってのもおかしいと思ってる私。たった一度の観劇でも何か惹かれるものがあり、もっともっと知りたくなって再度観劇する。それならば納得がいくのだが、理解できなくて、何度も観る、そしてやっと理解するっていうのはどこか違う気がしてる。だってほとんどの方が一度の観劇だと思うもの。もちろん岡さんの台詞も、姿月あさと(詩人)さんの歌も、龍之介(ギター弾き)さんも、それぞれ素晴らしいと思ったけれど、それだけだった。だから何?っていうのが私の本音。やっぱり私には合わなかった作品としか言いようがないかな。そうそう、4人(伊藤明賢さん・附田政信さん・石川ちひろさん・藤林美沙さん)のダンスは良かったなぁ~これはメリハリがきいていてうまくいきていた気がする。岡さんの衣裳はかなりこだわっていらしたけれど・・・私は少々、いえかなり不満だったかな。正直言って、もっともっとシンプルなものを期待してた。月だからこそ、もっともっとシンプルであってほしかった。崇高で、また透明で・・・どんな衣裳?と言われてしまいそうだけれどとにかくゴチャゴチャと飾り立てないシンプルなものがしっくり来るような・・・ま、これも私の我儘なイメージであるんだけれど。
2006年02月26日
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マキシムドパリのチョコレートケーキ 先日お昼をご一緒したN様よりいただきました。なんだかかえって気を使わせてしまって申し訳なかったです。オペラ座の怪人を初観劇の彼女。もちろんカレッタ汐留も初めてということで、お昼を鼎泰豐(ディン タイ フォン)で、そのあとデザートを茶寮都路里で一緒に堪能致しました。都路里でいただいたパフェはお気に入りの「ふぉと日記」にUPしてありますので~私もそのまま観劇と行きたかったのだけれど、ここはグッと我慢して…そのまま某百貨店の福岡物産展に行きました。いやー、みんな暇ですねぇ・・・って私もか!(笑)すンごい人出でした。ま、おじいちゃん、おばあちゃん、おばちゃんたちでごったがえしておりました。もうここは目的のものだけを買って早く帰ろうと思いましたね。目的はいくつかあったのですが、まずはふくやで明太の和え物を購入。これ通年あるのが、かずのこ・くらげ・いかの3種。あと季節の限定ものがあるのです。夏にホタテ、年末につぶ貝(←食感がコリコリして実に旨かった!)をいただきましたが、今あるのは白魚です。これまた美味しかったですね。なんで2つ買ってこなかったかと後悔してます。ついでに我が家で何かと重宝している明太スパのチューブもありましたのでこれもまた購入。欲いえば、大きいのがほしかったなぁ…あとDMのはがき持参で粗品の明太ごまなるものをいただきました。はがきのことなどすっかり忘れていた私。私に次に並んでいる方が手に持っていたのを見て思い出した。危なかったです!タダでもらえるものはもらってこないとね(笑)次にF様ご推薦のかば田の昆布漬明太子も購入。これもまた美味しかったぁ~ただ辛いだけでなく、昆布のうま味が効いていて美味しかったです。そしてもう1つ買いたいものがあったのですが、あまりの行列に断念して帰ってまいりました。だってぇ、下の階にまで列は続いていたんですもの。梅ヶ枝餅の実演販売です。私にはあのおばちゃんパワーもありませんので(笑)で先ほどのチョコレートケーキですが、美味しかったです。自分じゃホールのケーキはあまり買わないので、人からいただくと嬉しいですね。甘すぎないチョコレートクリームに、下の層にはそのクリームにオレンジピールが散らしてあってほんのりオレンジの香りがするケーキでした。これはエキュート大宮限定だそうです。限定大好きです(笑) レモンパイ マキシムドパリのケーキの画像を載せてるとこにてまえみそな自家製ケーキの画像載せるのもなかなか勇気が要りますが…久々にレモンパイを作りましたのでちょいと載せちゃいます。実は調子こいてレモン1個分も果汁を入れてしまって…甘酸っぱいはずのレモンクリームがかなり酸っぱいレモンクリームになってしまいました。ま、上の生クリームと合わせれば甘酸っぱいかな(笑)なんだかスイーツじゃないことも書いてしまいましたがついでにこれまたスイーツじゃないことも。先日我が家でのホームパーティで飲んだスパークリングワイン。赤・ロゼ・白と飲み比べたのですが、赤とロゼがとても好評だったのでお買い物一覧のとこにレビューを書きました。興味のある方もお値段もお手頃ですので、お試しあれ!あ、ホームパーティのことはOCNの方のページにUPしますね。
2006年02月21日
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世界初のミュージカル、日本初上陸、演出ジョン・ケアード、そうそうたる出演者の面々、チケットの完売・・・私としてはかなりの期待があったわけです。結果として、期待はずれでした。はっきり言って、好きではない作品でしたね。昨夏モーツァルト!で感じたお腹いっぱいという感じより更にもういいですってのが正直な感想。確かに出演者は豪華だし、すごいんだろうけれど、ケアードが再演の機会に恵まれなかったのがわかる気がした。正直、話題性と根強いリピーター(とある役者のファン達)で支えられていたのではないかと。盛り沢山すぎて、誰にスポット当ってるのかもよくわからなかったのよね。もっともっと内野聖陽さんを前面に出してもっともっとねちっこくしたら?島田歌穂さんも、高嶋政宏さんも、なんだか存在薄くというか、もっと彼ららしさを出してほしかった。とにかく出演者が多すぎて、どなたも中途半端な気がしてならなかった。客席内で観客と絡む演出も面白いことは面白いのだが、私が観た席が2階だったせいか、下で何に観客がどよめいたのか伝わらないしね。もちろん2階席にもやって来ましたが、とってつけた感じでしたしね。しかし、やりたい放題って感じもしましたね。冒頭から森公美子さんはパンかじってるしぃ~客席から登場の人たちは観客のマフラーやバッグひっぱり合うし、話には聞いていたが、これって何でもありなの?と少々引き気味…1幕と2幕の間の休憩では、舞台の中央にドンと腰を下ろした森さんになんやら小袋抱えた観客が長蛇の列。みんなお菓子の差し入れ?どうも初日から日が浅い日に観にいった方々は見なかった光景らしい。リピーターがお菓子持っていったのでしょう。次々と観客とおしゃべりし、食べたりし・・・2幕最初には橋本さとしさんに突っ込まれてましたね。ここはどうもアドリブなようで、これって突っ込む橋本さんのセンス問われますね。ある人が行った時は、どうもサザエさんのお菓子をもらったようで「この時代、サザエさんはいないから!」と突っ込まれていたようです。私の時はなんでそんなにいっぱい持ってるのかと突っ込んでましたが。森さんはピーチャム夫人よりダイアナ・トレイプスの方が(正しくは、の姿が!)個性出てて好きでした。ま、ともあれ、どうも皆さん感想というより、歴代のエポニーヌ3人、ジャベール3人、マダム・テナルディエ2人が出ててメンバーが凄いとか・・・これってどうなんでしょう。感想言うようなことがないとか?これは好き好きだから仕方ありませんよね。私は好きではなかった、私を引き込むだけの魅力がなかった、それだけです。にもかかわらずDVD化するんですよねぇ。WOWOWでも放映するんですよねぇ。だったらば、だったらばですよ。レ・ミゼラブルだってDVD化してよ!!そう思ってるファンは多いはずです。絶対に!
2006年02月12日
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行ってきました、やっとです。ずっと観たかったのよね。冒頭から笑いどころ満載で楽しかったです。ワハハっていう大笑いよりも、クスクスっていう小笑いが随所にあって実に三谷さんらしくて、ホント参りました。伊東四朗さん、さすがです。あのメイクも時間がたったら段々崩れてくのがいいんじゃないかとさすがコメディアンだけあって一緒に考えたらしいから三谷さんだけじゃなく、出演者みんなが楽しんでやってる。唐沢寿明さんのカツラにしても西田敏行さんと三谷作品常連の梶原善さんのやりとりも津川雅彦さんと近藤芳正さんのあのお耳も最後においしいとこ持ってった感があるYOUさんもとにかく「ご馳走様!!」でした。最後のタイトルロールでの出演者の名前。これがまた「登場順」というのがまたいい!!それだけ出演者が(しかも名だたる人達ばかり!)多いからこうなったのかもしれないが・・・「あ、やっぱりあの後姿はあの人だったのね」とか「え!あれはそうだったの?」とか全く油断しちゃいけませんね。うっかり見逃しってとこも大いにあり。こう思った私は、三谷さんにしてみればしてやったり!なんでしょうね。館内放送の声?そんなことまで気になんかしてなかったわ。友人Aちゃんが帰りにポソッと言ってました・・・「あのダブダブは、アフ○ックのアヒルかなぁ~」と。さすがに私はそこまで考えなかったな(笑)声はあのお方だと最後にわかってクスッと思ったけれどね。
2006年02月09日
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すごく楽しみにしてました。何がかって?ンもうほぼ2ヶ月ぶりの観劇でもあったし、久々の鹿賀丈史(ジキルとハイド)さんの舞台だし、彼の「This is the Moment(時が来た)」を聴けるのもだし、ン十年ぶりかの日生劇場に行くこともだし・・・とにかく期待満々で足運びましたね。観劇仲間のK子のイチ押しの作品でもあったしね。ひと言・・・良かった!本当に良かった!!素晴らしかった!!!とにかく1年の最後を締めくくるにふさわしい舞台となった。もう最初に鹿賀さんの歌を聴いただけで、懐かしさいっぱいでこれから先どうなるのか考えただけでワクワクしたもの。1つ気がついたのは、彼は歌となるとすごいんだけれど演技だけのシーンではちょっと物足りなさを感じたこと。映画とかではそんな風に感じないのに、ミュージカルとなると何でだろう。歌が良すぎるから???どちらかというと、彼は「善」よりも「悪」の方を演じた方が好き。その昔、レ・ミゼラブルを観た時も鹿賀さんはジャベール、滝田栄さんはバルジャンが適任と思ったもの。だから去年の2000回の特別バージョンで久々に彼のジャベール観た時もすごく嬉しかったのよね。「悪」の役や、あくが強い役の方がいいのよね。だからこの作品もジキル博士の時よりもハイド氏の方が彼らしさが十二分に出てて観ててワクワク、いやゾクゾクしてきたもの。そして待ちに待った「時が来た」すごい!思わず鳥肌たった!!ミュージカルって残念なことにもう一度聴かせてってできない。CDならば繰り返し聴けるのにぃ~本当にもう一度歌ってぇ~って心底思ったのよ。でもそこに行くまでの過程があるからこそ生きる歌でもあるからそれだけを取り出してってのはまた感じるものが違うのだろうが。父を助けたい一心で新薬を作るジキルそれを試すための道が閉ざされた時の悲しみにみちたジキル自分で試せばいいと気づいた時の喜びに満ちたジキル思うようにコントロールできない自分に悩むジキル元に戻れない自分に戸惑い、苦しむジキルヾ(-.-;) オイオイ みんな「善」のジキルじゃん!いやいやハイドになった彼ももちろんいい。本領発揮というか、妙にせまってくるもの感じて・・・あの執拗にマルシア(ルーシー)さんに絡むシーンもゾクゾク!そうマルシアさんの舞台も初めてだったんだけれど、この作品の初演が初舞台だった彼女、さすがです。この役は私のものよ!って、しっかり自分のものにしている。ジキルに恋焦がれ、この現実から連れ出してくれることを期待し心躍らせてる彼女も良けりゃ、ハイドに怯える彼女もまたいい。鈴木蘭々(エマ)さんも期待していたよりは良かったかな。というか可もなく不可もなくという感じだったか。難点をいえば、ただ誰もがうらやむほどの魅力があるエマという役なのだがそうは感じさせてくれなかったことぐらい。確かに当初配役されていた知念里奈さんの方がそういう華やかさはあっただろう。そしてそして何よりも良かった、泣かせてくれたのが、石川禅(ガブリエル)さん!後で人に言われて気がついたのだが、ミュージカルなのに彼は歌なしだったのよね。これで歌があったらもっと泣かせてくれたかも。この作品アンサンブルの人数が少ないせいか、誰かが殺されれば次のシーンでアンサンブルとなって市民となり歌ったり踊ったりしている。それはそれでいいのだが、すぐにわかる特徴のある方が多かった。だから間に合わず、遅れて加わるのも目立つのよね。林アキラ(サベージ伯爵)さん完全に出遅れてました(笑)気のせいかと思い、K子に聞いてみると、やはり遅かったようです。最後に久々に行った日生劇場について・・・私の青春(←ちとクサイか!)はここにあったといっても過言ではない!元々四季はこの劇場を母体として上演していたからね。ここで様々な作品を観てきたんだもの。本当に色んな思い出がある。知り合いの役者さんが当時四季にいたので、入り待ちとか出待ちとかではなく堂々と楽屋にお邪魔していたんだものなぁ~今考えるとかなり大胆な子だったよな(笑)ハネた後の風呂上りのバスローブ姿の若き日の山口祐一郎さんにサインもらったこともあったっけ。マチソワの間に尊敬する光枝明彦さんの楽屋に連れて行ってもらったのはいいけれどそこにおいてかれたこともあったっけ。そんな思い出の軌跡が、数々のプログラムにサインとして残されている。K子に言わせると、そんなプログラムを持つ私は「お宝を持つ女」だそうだ。しかも岡さんファン仲間のKさんとN子さんたら、私はチラシまで持っていそうだと話していたらしい。うん、確かに昔のチラシもファイリングしてある!たまたまその1枚を見せた途端に「やっぱりね」と笑われた(苦笑)ま、とにかく日生が昔とちっとも変わらない空間であったことに嬉しさを感じ、また感慨深いものを感じてしまった。とにかくいい舞台を観れて幸せでした。また上演してほしいな。それに・・・鹿賀さん、もっともっとミュージカル出て下さらないかなぁ~いやいや、お待ちしてますから、ぜひ!!
2006年02月08日
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本当に生の舞台で観たかった。チケット取れなかったんだものね。だいたいPARCO劇場でひと月の公演・・・少ないよね。誰もが見たい三谷幸喜の作品だもの。今回は1月28日にWOWOWでライブ中継されたものをちょっと遅れたけれど観させてもらった。文句なしに、メチャ面白かった!ストレートプレイでこんなにも引き込まれた作品は久々だ。日本で陪審員制度があったら?という設定で、とある事件の被告が有罪か無罪かを論じるドラマだ。この12人の陪審員、三谷作品ではお馴染みの方、舞台が初めての方…見ればTVなどで絶対に見たことがある方たちばかり。しかもその個性を見事に生かした台詞の数々。いやその役に見事にあった配役と言った方がいいのだろうか。出演は浅野和之(陪審員1号―以下順番に12号まで)・生瀬勝久・伊藤正人・筒井道隆・石田ゆり子・堀部亮一・温水洋一・鈴木砂羽・小日向文世・堀内敬子・江口洋介・山寺宏一冒頭で三谷さんが挨拶をされている。もちろん彼は舞台をTVで放映するのは好きではないそうだが一人でも多くの人に観てもらいたい(そりゃそうだろ!チケ手に入らないんだから!)ということから今回の放送となったわけであるが、ライブ中継が条件だったそうだ。こういうこだわりも実に彼らしい。「僕はあまり劇場に足を運んだりしないんです。 だから今日も顔を伏せて歩いていたら声をかけられた。 小学生ぐらいの子供とご夫婦と奥さんのお母さん、多分、いや絶対に 奥さんのお母さんの4人連れでした。 『三谷さんいつも応援してますよ』と言ってくださって 僕としてはちょっと嬉しかったんですよ。 でもね、その親子が並んでいたのが、隣の劇場の レ・ミゼラブルだったんですよね」と軽い話でちょいとこちら側、観る側の心を和ませてくれたりする。舞台上では大きな円卓があり、中央奥の扉があくと次々と陪審員達が登場してくる。初めから、なんやらひと悶着ありそうな雰囲気満々で、個性あふれる12人がね。やたら決をとりたがる、一応のまとめ役が浅野さん。その割にはなんだか弱くて、意見に振り回されたりしてあたふたしてる。ミーハーな主婦って感じの役どころが鈴木さん。あまり考えずにすぐにパッと行動しちゃっているが、結構その明るさがまたいい。どうもしゃべりは苦手だが、喫茶店のマスターという職業柄オーダー取ったりする時だけはじつにてきぱきしてる。まさにマイペースな役どころの伊藤さん。私は関係ないねって感じでクールにふるまうダンディな役どころの堀部さん。初演ではこの役を三谷さんが演じたそうだ。なんでも記録にしっかりと残す、手帳がキーの石田さん。ひとつひとつちゃんとことを踏んでいかないと気がすまないタイプの役どころ。彼女は以前、どうしてもこの作品に出たいと言っていたそうで、今回真っ先に彼女にオファーしたらしい。やたらTVでもお馴染みの温水さん。威勢のいい、思ったことがすぐに口から出ちゃうタイプかな。彼はいるだけでも存在感があるのに、ところどころ小芝居がきいていて実にいいね~舞台の上をあちらこちらと動き回り、かなりのパワーいる役だと思う。ちょっと派手なスーツ着てる冷静沈着な紳士を演じてるのが小日向さん。時には柔和な笑みを浮かべた医師、時には手厳しい上司、本当に沢山のTVや映画にでていらっしゃる。いい笑顔をする方だなってのが私の印象なのだが。この作品は口数少ない役だと思ったらいきなしイヒヒヒと笑い出し、自分の意見を話し始める。そうこの作品、この人あまり台詞ないなって思っていたらとんでもない。最後まで見れば、ちゃんとこの12人それぞれの見せ場がちゃんとある。どれも欠けてはダメなのよね。みんなとちゃんと話し合いたいと、一人有罪を唱えた生瀬さん実に温水さんと同様、実にエネルギッシュで彼らしさが満載だ。冒頭の三谷さんの挨拶でかなりいじられていたが(笑)怪しいヅラで登場の山寺さん声ではすっかりお馴染みだけれど、意外と彼の演技って観たことがない。どうもしきりたげなのだが、他の人の勢いに圧倒されてか入る余地なしってところか、そんな役どころだ。最後まで無罪と意見をまげない二人を演じるのが筒井さんと堀内さん特に理由もない、正義感が強いのかと思いきやそうでもない理屈も理論もなしになぜか無罪を譲らない役。久々にみた筒井さん。実直な青年て感じでしたね。そしてなんだか憎めない、「あ、こういう主婦っているよね」みたいな主婦を演じてる堀内さん。いい味出てる。彼女は映画の有頂天ホテルにも出ていたよね。三谷さんが、子供っぽい役から老いた役までこなせる器用な人ってどこかでいっていた気がする。去年タナボタで観た時も、結構面白いキャラしてるなって思ったけれどその彼女が実によく出てる。そして最後に今回が舞台初という江口さん三谷さんはこれで二度と舞台が嫌だってならないようにしなきゃって言っていたな。観る側もそうだが、演じる側も、初めに何を演るか否かって大事なのね。彼は以前から「舞台の稽古って浴衣着なきゃならないんですか」と気にしていたらしいヾ(-.-;) オイオイ 歌舞伎じゃないんだから。そこで三谷さんは初稽古の前日にふと思いついて他の11人に「江口さんをびっくりさせたいから、みんな浴衣を持ってくるように」って。小日向さんいわく、三谷さんは結構こういうイベントが好きなのだそうだ。なんだかわかるような気がする。こういうことを平然とまじめな顔でいったりやったりするところがまたいいんだろうね。いったい彼の頭の中はどうなっているんでしょうね。どう整理して考えるのか。TVドラマの古畑任三郎もゲストが決まってから脚本を書くそうだ。(唯一1回目の堺正章さんだけは違うそうだが)きっと他の作品でもそうなのだろうが、演る人がわかっていて書かれた脚本だからこそその人の持ち味が十分生きてくる。もしくは今まで隠れていたキャラまで引き出してくれそうな気もする。今回は元々あった脚本に元に配役したのだろうが、実にうまく個性が生かされてる。あ、いや演じる方々が上手く演じてるのか!こんなに議論戦わして、最後に1つの意見に落ち着く・・・その展開は実に見事だ。観る私達を最初から最後までひきつけてね。この年末年始、時代劇、現代ドラマ、映画、舞台と実にその多彩な才能を見せ付けてくれた三谷さんなにやら今度は歌舞伎も書いたそうな。映画もドラマもみんな録画してあるのに未だ観ていないなぁ~明日は急遽有頂天ホテル観てきます。今しばらくは三谷ワールドに浸るかな(^^)v
2006年02月07日
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先日たまたま寄ったエキュート品川にあったベルギーチョコレートのお店。GRAND PLACE(グランプラス)娘が今なぜか生チョコにはまっていて(ちょいと食べすぎだと母は思うが)「お土産に買って来て」と言うので買ってみました。最初、生チョコとマカダミアナッツをホワイトチョコでコーティングしたものをチョイスして会計してもらっていたら、レジ横に試食が!!これがまた旨かったぁ~このお店の人気商品らしい。ローストしたペカンナッツ(ピカンナッツとどちらが正しいのか…)をホワイトチョコでコーティングしキャラメルパウダーをまぶしたペカンナッツショコラ キャラメル早速これをこれから会う友人にあげようと追加、自分にはミルクチョコでコーティングしてココアをまぶしたペカンナッツショコラ ココアを追加。ヾ(-.-;) オイオイ 買いすぎだってぇー翌日友人からは「滅茶苦茶旨い!止まらないよー」ってメールが着ました。私が買ったショコラの方も、これもまた甘すぎずで美味しく・・・はい、止まりませんでした^^;というわけで、また昨日出かけたついでに行っちゃいました。今度は色んなトリュフをチョイスしてみました。画像の上のケースの中、左上からアマンドロッシュ、隣はカルバドスがあったはずなのだが、すでに娘に食されてました…右上はテ(紅茶アールグレイ)、その下はラムトリフ、フランボワーズ、メイプルこのケースの左はオレンジブラウニーです。オレンジのブラウニーというのは珍しいので試しに。もちろんショコラもちゃんとありましたけれどね。下の左は生チョコ ミルク、右はペカンナッツショコラ キャラメルです。ここのオレンジのケースは可愛くていいですね。またまた会計しようとしたら、エクレア(ショコラ・モカ・抹茶の3種)の試食が!!もちろん試食しました・・・チョコレートの味がなんとも言えず美味しかったけれどここはグッと我慢しました(笑)そうそう、このお店の隣ではコーヒーを売っていて、店頭で店員が試飲を薦めていたのですが・・・チョコで甘くなった口の中を潤すにはちょうどいいなとも思ったのですがさすがに買うつもりもないし、遠慮しちゃいました。それと昨日誕生日だった友人に発送をお願いしてきたのですが喜んでもらえるでしょうか?だといいんですけれど。エキュート品川、夕方に行ったときはすごく混んでいたけれど、午後1時半くらいって空いてていいですね。ゆっくり色んなお店をのぞけました。ここから新幹線に乗って遠方へ行く方を前提に商品が作られてる。お漬物もプリンカップのような容器に入っていたりしてね。入口にもおにぎり屋さんがあるし、中にも様々なお弁当やお惣菜。どれも車内で食べやすいように工夫されてました。ひとつケーキを買おうかどうか迷ったのですが・・・チョコレートも買ったことだし又来りゃいいことだし、今回は見送り~QBGのケーキはちょっと惹かれたけれど・・・高木パティシェの長~いロールケーキは特に。このエキュート品川のできる過程のドキュメンタリーを見た時から食べてみたかったんだけれどね。ま、次回の楽しみに取っておきましょう(^^)v
2006年02月01日
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