ほしのさくらの遙かなる想い

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June 8, 2006
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テーマ: たわごと(26927)
カテゴリ: 徒然
新聞を開くと、目に飛び込んできたのは「池田付属小学校…」の記事。


親のコメントや関わった商店街の方のコメントを読むと
5年も経つのに、まだ涙がじわりと浮かんでしまう。

これ以前に、もう10年近く前になるだろうか。
神戸児童殺傷事件については、ほとんど報道されなくなってしまったけど、
中学校の正門やタンク山、報道陣で溢れていたパンダ公園。
毎日のように目にしているはずなのに、無意識に、目をそらしてしまい、
いまだしっかりと「見る」ことができない。


ほとんど覚えていない様子。
たまに、校門をくぐる際に、目をやりそうになってどきっ!っとするのは
在校生ではなく、大人たちだけなのだろう。

今日、別件で取材に伺った方が、池の周囲と隣接する公園を自治会と一緒に
整備しているとの話をしてくださった。
その池は、凶器をみつけるために、水を抜き、からっからにしてしまった池だ。

元々、原泉は沸いているので、すでにその形跡はないものの、
やはり大人たちは、あの時を思い出して沈んだ暗い気持ちになってしまう。
そこで、なんとか人が集り、人が憩える場所にしようと
花を植えたり、鯉を放したり、蓮を育てたり、草抜きをしたりと地域ぐるみで努力した結果、
珍しいことに、「釣りをしてもよい池」として近隣のみならず、釣り糸をたれにやってくる方や夏には子どもたちがザリガニを釣りにやってくるような、ステキな場所へと変貌を遂げたそうだ。


長崎の児童が亡くなった事件で、被害者のお父さんが書いた手記には、
「時を経ても苦しさが増すとは思い及ばず、戸惑っています」と。
当事者の苦しみはいかばかりかと泣けてくる。










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Last updated  June 9, 2006 12:03:55 AM
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