利き腕のスイング
■利き腕のスイング投手の場合、利き腕を振る際に体の近くを通してあげ
た方が、スピードが乗るといわれます。
この間、たまたまテレビで安藤美姫選手がなぜ4回転
ジャンプを跳べるのかを検証していました。
他の選手に比べて、ジャンプを跳ぶまでのスピードは
遅いそうです。
ただし、他の選手に比べて回転の速さがすごいそうで
す。
注目すべきポイントですが、回転する際、通常の選手
は膝を開いて回転の動きを作っているのに対して、
安藤選手は両膝を内に絞りこんでいるそうです。
このため、回転する弧が小さくなり、回転スピードが
上がるそうです。
投手の場合（オーバースロー）もこの要領は似ている
と思います。
バックスイングをあまり大きく取らず、回転運動の際
にできるだけ体の近くを利き腕が通るようにし、フォ
ロースルーを大きくとります。
つまり、感覚的には耳の付近あたりを握っているボール
が通過するようにしてやることで、力をロスせずにリリ
ースポイントに向かって加速させることができます。
できるだけ、肘を体から離さず、遠回りしないように
心がけることです。
その際、肘は前に出すことが大切です。肘を目標（捕手）
に向けることによりコントロールもつきやすくなります。
利き腕が耳の横を通過した後にリリースポイントで
「シュッ」と音が鳴るようになればokです。
右投手であれば右斜め前方で音が鳴ればgoodです。
体の遠くを通すよりも体の近くを通す方が、早く腕が
振れるという「感覚」をつかめば、正確に速い球を投げ
るコツが身につくのではないでしょうか。
また、肘肩に負担がかかりにくく、故障しにくい投げ方
になると思います。
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