ミステリの部屋

ミステリの部屋

2006年08月28日
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ある時は恋愛小説風に、ある時はロード・ノベル風に、ある時は本格推理風に……様々なスタイルで語られる、死神の見た6つの人間模様



表紙も、各短編ごとにつけられた写真もおしゃれ。
内容も、シニカルでスタイリッシュな連作短編集です。
そしてとにかく面白い。

死神の精度/死神と藤田/吹雪に死神/恋愛で死神/旅路を死神/死神対老女

主人公の「千葉」は、事故や事件による死の候補として「情報部」に指定された人間の身辺を一週間調査します。そして、その人間の死亡に「可」または「見送り」の判断を下すのです。
彼は死神なのです。

クールだけど、人間の常識にはかけているので、言うことがどこか愛らしい。
こんな死神は見たことがありません。

人の死を扱っているのに、どこか軽く、さわやかでさえある読後感。


だけど、一週間切り取られた人生は、普通の生活の延長なのに、読み手からは貴重な輝きを持っているように見えます。
自分がつまらないことで浪費した時間を思い出し、ちょっとぞっとします。
万が一、死神が私のところにやってきたら、日常を繰り返すだけの1週間だろうけど、まっとうに生きていたと言える1週間をすごせるだろうか、などと考えてしまいます。


この作品を人に紹介する時、なんと言えばいいのでしょう。

「死神がいてね、音楽が好きで、雨男で、だけど人としての常識は無くて……。」

うまく伝える自信が無いので、

「取りあえず読んでみてください。魅力的な話ですよ。」と言うことにします。


お約束の遊び心として、「重力ピエロ」とのリンクがありました。それ以外はわかりませんでした。


死神の精度  死神の精度 :伊坂幸太郎


2008年文庫化されました。









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最終更新日  2009年06月07日 22時16分38秒
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Re:死神の精度:伊坂幸太郎(08/28)  
みっつ君  さん
こんばんは!
バラエティ豊かな連作作品で流石は伊坂さんという感じですよね♪
この死神像は絶妙過ぎですよ!
CDショップの下りとか最高ですねw

>お約束の遊び心として、「重力ピエロ」とのリンクがありました。それ以外はわかりませんでした。

私も他は分かりませんでしたが、この作品とのリンクがある作品は分かりました。
今後も続けて欲しいですね♪

TBさせて頂きますね! (2006年08月29日 01時00分07秒)

Re[1]:死神の精度:伊坂幸太郎(08/28)  
samiado  さん
みっつ君さん、こんにちは!
TB有難うございます。

>バラエティ豊かな連作作品で流石は伊坂さんという感じですよね♪
>この死神像は絶妙過ぎですよ!
>CDショップの下りとか最高ですねw

この作品、かなり気に入ってしまいました。
死神のキャラクターがいいですね。
CDショップで試聴している人がいたら、気になって見てしまいそうですw

>私も他は分かりませんでしたが、この作品とのリンクがある作品は分かりました。
>今後も続けて欲しいですね♪

この作品とのリンクがある作品があるんですねw
楽しみにしながら、伊坂さんの作品を読み進めたいと思います。 (2006年08月29日 13時29分55秒)

Re:死神の精度:伊坂幸太郎(08/28)  
kaisa21  さん
伊坂さんファンの私ですが、その中でもこの作品は大好きです。
最後のサプライズはもちろん、各エピソードもどことなく心温まるのが良いです。

>だけど、一週間切り取られた人生は、普通の生活の延長なのに、読み手からは貴重な輝きを持っているように見えます。

うわ~良い表現ですね。まさに私もその通りに感じました。
ホント毎日だらだら生きている自分にカツを入れないと行けませんね~(笑)

TBさせて下さいね。(*^_^*)

(2006年08月29日 21時41分46秒)

Re[1]:死神の精度:伊坂幸太郎(08/28)  
samiado  さん
kaisa21さん、こんばんは!
TB有難うございます。

>伊坂さんファンの私ですが、その中でもこの作品は大好きです。
>最後のサプライズはもちろん、各エピソードもどことなく心温まるのが良いです。

最後の話は良かったです。救われた感じがしてほっとしました。
素敵な作品ですよね。

>ホント毎日だらだら生きている自分にカツを入れないと行けませんね~(笑)

どこかで、それもこれも人生、なんて開き直っている自分がいて、許せません(笑) (2006年08月29日 23時45分23秒)

Re:死神の精度:伊坂幸太郎(08/28)  
@かぼちゃ  さん
この本を読み終わった直後は、地名がついた知り合いがいないか思わず考えてしまいましたね~
でも結構いるもんなんですよね、山口さんとか長野さんとかw

また死神のキャラも光っていたように思えます!
やはり伊坂さんはおもしろい小説を書くな~とつくづく感じました。

TBさせていただきますね! (2006年08月30日 00時41分11秒)

Re[1]:死神の精度:伊坂幸太郎(08/28)  
samiado  さん
@かぼちゃさん、こんにちは!
TB有難うございます。

>この本を読み終わった直後は、地名がついた知り合いがいないか思わず考えてしまいましたね~
>でも結構いるもんなんですよね、山口さんとか長野さんとかw

私も同じことを考えましたよ。で、思いついたのがやっぱり山口さんと長野さんでしたw

>また死神のキャラも光っていたように思えます!
>やはり伊坂さんはおもしろい小説を書くな~とつくづく感じました。

これまでにない死神の造形といい、とにかく面白かったですね。伊坂さんには注目したいですね。(注目するのがちょっと遅いですがw) (2006年08月30日 18時37分59秒)

やっと映画に行けました。  
アルビレオ さん
結局本の方は,「死神の精度」と「死神と藤田」だけ読み,その続きを読もうと思っていたら,本が行方不明になってしまい,最後まで,読まないまんま映画に行ってしまって「しまったあ。」と思いました。やっぱし全部読まなきゃいけなかったんだと思ってただいま捜索中。阿久津にとって助けに来てくれたあのの藤田の存在は,大きい。とことん信じられる人との出会いがあるのとないのでは,その後の彼の人生の目に映る全てのものの見え方までもちがってきたと思う。例えその次の日には,その人がこの世からいなくなってしまったとしても。「死神と老女」いろいろと知りたいことがある。なぜあの時,雨が・・・。とか。あの背伸びしたかずえのすがすがしさ。その心は?そして,死神の査定は?さあ,今から,本を探さなくっちゃ。 (2008年03月30日 20時20分54秒)

Re:やっと映画に行けました。(08/28)  
samiado  さん
アルビレオさん、こんばんは!
映画を楽しまれたようですね。ちょっとイケメンすぎる(と私が思う)死神さんはいかがだったでしょうか?読んでから観るか、観てから読むかというのはいつも大きな問題ですね。
ともかく、本が見つかりますように。 (2008年03月31日 23時40分02秒)

やっと見つかりました!  
アルビレオ さん
samiadoさん
本当に遅々たる歩みです。昨日「吹雪に死神」を読みました。こんな設定ってコナンでもみたような。古畑さんでもあったような。歳のせいか,たくさん人が登場するとその人物像や関わりが混乱してしまって自分に集中力のないのが嘆かれます。「恋愛で死神」の方が登場人物の数が少ないので集中できたのか,または,丁寧にその人物が描かれていたせいかくっきり思い浮かべることが出来ました。そのことは,よかったのですが,萩原さんの死をなんで「可」にしたのか,納得出来ませんでした。例え癌で若くして死ぬ運命であったとしても,古川朝美と一日でも長く一緒にいさせてあげたかった。「死」そのものに納得を求めること自体がおかしいのかもしれませんけれどね。さあ,明日は,「旅路を死神」です。
-----
(2008年04月23日 21時58分37秒)

Re:やっと見つかりました!(08/28)  
samiado  さん
アルビレオさん、こんばんは!
本が見つかってよかったですね♪
「吹雪に死神」は吹雪の山荘という典型的な本格ミステリの設定が面白かったです。
色々感じながら読まれているようですね。最後まで読むとわかることもありますよ。
(2008年04月25日 23時46分59秒)

]やっとまた見つかりました!  
アルビレオ さん
こんばんは,「旅路を死神」を今日読みました。奥入瀬歩いたことがあるんです。私も。若いときに。多分青森に行ったとき,足のばして。下流から,だから,また,一緒に歩いた気分になりました。森岡,良かったですね。奥入瀬歩いて。歩く前と歩いた後では,大きく変わった。読み始めた時は,こんな展開になるとは,思ってもいませんでした。奥入瀬をまた歩きたくなりました。新緑の今,この上なく気持ちいいことでしょうね。どんなことがあっても,きっと生きていて良かったって思える瞬間にたくさん出会えることしょう。さあ,いよいよ,今から最後の「死神対老女」に入ります。
(2008年04月27日 22時37分04秒)

Re:]やっとまた見つかりました!(08/28)  
samiado  さん
アルビレオさん、こんにちは!
見つかりましたか?奥入瀬を歩かれたことがあるんですね。きっと良いところなんだろうな、と想像しています。本当に気持の良い季節になりました。生き生きした緑の中を歩きまわりたくなります。
本、今度こそ最後まで楽しんでくださいね。 (2008年04月28日 14時00分59秒)

やっと最後まで読みました。  
アルビレオ さん
「切り取られた日常の一週間の中にもたくさんのドラマがある。」それは,どこにでもあるものでは,なく,この世にただ一つの繰り返し無しのただ一回限りのドラマ。新緑の山が笑ってる。緑といえど,葉の一枚一枚が微妙に色が違っていて何ともにぎわいのある5月の山々は眩しい。確かに「眩しいのと嬉しいのと似ているかも。」ね。 (2008年05月03日 22時12分03秒)

Re:やっと最後まで読みました。(08/28)  
samiado  さん
アルビレオさん、こんばんは!
この作品を読んだのはだいぶ前ですが、書きぬきたい文章がたくさんあったことを思い出します。人間の気持に斟酌しない死神と人間とのズレた会話も楽しかったですね。
緑が眩しく嬉しい季節、山歩きでもしますか? (2008年05月04日 22時39分31秒)

その後  
アルビレオ さん
伊坂さんの作品「重力ピエロ」を読みました。「奥入瀬」「カカシ」「ラッシュ」・・・来たバスをやり過ごしてももっと読んでいたい。と思いました。バスの中でもバス酔い覚悟で開いてしまう程の吸引力。ついには,仕事後回しで最後まで読み終えました。が,今から後回しにした仕事にかからねばならないのがつらい!友達にもこの頃薦めています。が,「なかなか面白いよ。死神の」というだけで4人中3人は,身を引き渋い顔で「いやだあ。死神とか」とけんもほろろです。私の頭には,もう,ミュージックをこよなく愛するチャーミングな金城さんしかないので,そういう友人たちの反応には,驚きました。「死」という言葉をみな嫌います。「死が敗北だと誰が決めた。」そんな言葉が頭をよぎります。 (2008年05月18日 22時05分37秒)

Re:その後(08/28)  
samiado  さん
アルビレオさん、こんばんは!
伊坂さんの作品には吸引力がありますよね。けれども、最近は読んでしまうのがもったいなくて、わざと一冊ずつ手に入れてゆっくり読んでいます。
日本人はどうしても「死」という言葉を受け止めることが嫌いで、避けがちな傾向が強い気がするのですが、どうでしょう。 (2008年05月19日 23時12分08秒)

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