海の散歩道

古傷








ふと昔負った傷がうずいた


忘れようとしても忘れられない傷






多分、相手はあたしが傷付いたことを知らないかもしれない


借りに知っていたとしても


今でもあたしの心に根深く残っていることは知らないかもしれない


でも、知らないなら知らないままでいい


あたしも敢えて言うつもりはない







人が一緒にいるということは本当に大変なこと


性別も育った環境も価値観も違うふたりが


生活をともにしていくには


強い忍耐力と


強い信頼感と


思いやりと


少しの惰性が必要なのかもしれない







人間は誰しも完璧ではない


いくら愛した人のことでも


100%把握するのは難しいし


相手に100%の理解を求めても無理だろう


だからこそ歩み寄ることが大切


でも、自分を抑え込みすぎて


自分を殺してまで


歩み寄ろうとすると


歪が出てくる









100%理解して飲み込んで欲しいとは言わない


でも、寄り添って欲しいと思う


痛かったね


辛かったね


切なかったね


苦しかったね


よく頑張ったねって・・・










自分が自分らしくあれる環境は自分で作るしかないのかもしれない


でも、いくら努力しても作れない場合もある


『家族』という柵から抜け出せない場合もある


でも、もしそんな時


自分のことを理解しようとしてくれ


辛い時には話を聴いてくれ


寂しい時には心を寄り添わせてくれる人がいるなら


少しだけ、強くなれるのかも知れない


少しだけ、頑張れるようになるのかもしれない







August 6, 2005 14:25:26







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