薬膳療庵:新山崎物語り

羅漢果





羅漢果

ra2

羅漢果に含まれている甘味成分は、通常のブドウ糖ではなく
「テルペングリコシド配糖体」 という特殊な成分です。
「テルペングリコシド配糖体」 は、岡山大学の研究により発見された
新しい甘味成分で、砂糖の400倍もの甘さを持っています。
(羅漢果の実一つに、砂糖50g以上に相当する甘みがあることになります)
しかし、腸から収されずに排泄されてしまう糖分のため、砂糖のように体内で
エネルギー利用されることがなく、ほとんど ノンカロリー であるという特性があります。


羅漢果の甘さは口に含むと香ばしく、黒砂糖に似て少し独特なところがあります。
しかし、実際飲んでいただくと分かりますが、後味はすっきりとした、
天然果実ならではの大変さわやかな甘さです。
健康維持や美容に役立つということだけではなく、このマイルドな甘さ、飲みやすさ、
美味しさこそが、羅漢果が人気を集める理由であると思います。


また羅漢果は、 ビタミンE(トコフェロール) リン マグネシウム カルシウム 等、
現代人に不足しがちな ミネラル 分を豊富に含んでいます。
特に 「ビタミンE」 「鉄分」 の含有量が大変多いです。
これには、「羅漢果はなぜ桂林しか育たないのか」のページで
紹介されているように、羅漢果が育つ独特の土壌と気候、
厳しい自然環境が大きく影響していると思われます。


さすがにこれを味噌汁の中にということは出来ません。
(出来ないことは無いけど、甘いです)
煮物やハーブティーに入れることにより、様々な使い方が出来るようです。


© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: