Polymnia

Polymnia

冥界END


「・・・ゴメン。俺、待ち続けてる子がいるから
君とは付き合えないんだ。」
「そうですか・・・こちらこそごめんなさい。
こんなことで呼び出して。」
「いや、いいんだ。これからも仲いい友達でいて欲しいな。」
「もちろんですよ。
では今日はありがとうございました。」
そういってクラスの女子は頭をぺこりと下げた。

彼女との楽しかった4日間が過ぎて、早半年たった。
あのあと俺は泣き続けた。
冷静になれたのは結構後の事で、それでも琥珀はいてくれた。
琥珀にありがとうと言ったら、こちらこそと無愛想に返答し、
じゃあなといって人形ごと消えた。
次の日からは学校へ行き、スバルにはなんで休んだんだよと
怒られたが、適当にほぐらかした。
そして彼女のいない日々が続いていった。
皮肉にも彼女の存在がなくても世界は動くのである。
俺もスバル以外の友達が一人出来て、二人できて、グループが出来て・・・
そんなこんなで半年である。
今日みたいに告白されたのは4回目だ。
以前、スバルにはもったいないなぁと言われたが、
これは俺の大切な約束だからやぶれないのだ。
「あ~あ。かわいそう、今の子。泣いてたよ。」
誰かの声がする。そう、聞いたことのある声だ。
「蠍ちゃんのた・ら・し。」
バッと後ろを振り向いたが誰もいない。
花火がいたような気がした。
彼女に会いたいと思いすぎて幻影まで見たのかな。
・・・・・・・でもいいんだ。
花火は俺の心の中で生き続けているから。
また会ったとき抱きしめてあげるんだ・・・・・
       ・
       ・
       ・   
「かっちゃん、なぁに?話って」
「あのね、僕この町を引っ越さなくちゃいけないんだ。」
「えぇ!?いやだよ。かっちゃんとお別れしたくない!」
「僕も‘…ちゃん’とお別れしたくないけどしょうがないんだよ。」
「ねぇかっちゃん?私のこと好き?」
「えっ!?う、うん。好きだよ。」
「じゃあ約束して。私のきちんとした恋人になって。」
「えぇ!!」
「いや・・・なの?」
「ううんううん。嫌じゃない嫌じゃない!!」
「じゃあいいじゃない。約束してよ。
どこかへ行っても私のこと忘れないでね。
そして、また大きくなったときに

愛しているって行って迎えに来て。」

                    [ファンタスマゴリア 冥界END]

~~~~~~~~裏話~~~~~~~
は~い、こんにちは。またはこんばんは。
遂に長編ここに完結です。
長かった・・・・
でもいつものとは違い一つの物語でしたので楽なのは楽でした。
いかがでしょうか。こちらのENDは死んだときに逢おうねという終わり方で
いまいち終わりとしては物足りなくないでしょうか?
だってそういう風に作ってありますもん。
もうひとつのENDが本当の意味での最終話です。
物語全体の感想と言うと。書きたかったものが書けたかなって。
いろいろな人にアドバイスをもらい、いろいろな本を読んで、
それがこの「ファンタスマゴリア」です。
ちなみにこの名前は自分がつい最近やっていたゲームのEDの題名です。
意味は.変幻自在の光景と言うので、
いろいろな視点で書いて見ました。
では今回も付き合ってくださった皆様。
本当にありがとうございました☆
応援メッセージをいただければ嬉しく思います。

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