Polymnia

Polymnia

秋の坂道3 ~信念を曲げず日々努力せり~


やはりみんなで一つの目標に向かって何かをやるのは気持ちいい。
それよりも充実感がある。
だから大好きだ・

[秋の坂道~信念を曲げず日々努力せり~]

「はぁ~あと2週間で学園祭か~」
「そうだね。蕗(ふき)って役割何に当たってたっけ?」
今頃だが俺の名前は並原蕗(なみはらふき)。昔は女みたい名前だと馬鹿にされたが
今はこいつ、米原瑞希がいるから名前で馬鹿にされることはない。
無論瑞希も男だ。
「俺はたしか演劇に役割が入ってたような・・・」
「えっ?何の役?」
「ロミオ。」
「・・・・僕らのやる劇って確か皆日本人だよね?」
「無論冗談。俺は織田信長だ。」
俺達がやる劇は「本能寺の変」で顔が魔王みたいだから蕗くんお願いと頼まれ
今に至っている。
てか演劇で本能寺の変って・・・もう少しいいものもあっただろうに。
「へぇ~じゃあ敵さんは誰?あの~・・・・ん~・・・あっ明智光秀。」
「たしか渚だった。」
「あ~あの子かっこいいもんね~」
説明しよう。渚とは女子なのに女子にモテまくる男子の敵みたいな奴である。
その分男役が似合いすぎる。
「でもあいつホント怖いぞ?劇の中で斬ってくるときの顔ゴリラみた痛っ!!誰だよ!?」
「誰がゴリラか言ってみなさいよ?ほら!!」
「瑞希がゴリラです。」
よりにもよって渚がこんな近くにいたとは・・・想定外。
「ふん。あ~あもう少し女の子らしい役が良かったなぁ~」
「でも渚ちゃんは何でも似合いそうだよね。」
「ありがと瑞希君♪・・・であんたは何も言わないの?」
「ん~あれだ。マザーテレサが適任。」
「殴るわよ?」
「もう蹴ってるじゃないですか・・・」
「まぁ渚ちゃんも落ち着いて落ち着いて。どうせまた蕗の悪い冗談だから。」
「そうだぞ。全く。まぁ冗談ナシでお市とかの役でも良かったかもな。」
「そ、それホント!?」
「おぅホントホント。」
「・・・・・ァリガト。」
「ふぅ~どういたしまして。じゃあもう一回最後まで練習してみるか。」
「う、うん。」
「へぇ~んふふふふふふふ。」
「どうしたんだよ?急に笑い出して。」
「別にぃ♪ほらほら早く練習しに行かないと時間なくなるよ~?」
「?あぁ。」



「ただいまぁ~ん?雪菜はいないのかぁ」
『いるわよ・・・』
「なんでそんな死にそうな声なんだよ・・・」
『あのねぇ!!今何時だと思ってるの!?』
「えっと・・・あっ。もう8時か。」
『そう8時!!ご飯は!?』
「お前がご飯でも炊いてくれてたら・・・」
『むぅ~!!』
「まぁそういうことなら今日は食べにでも行くか。」
やはり彼女の顔が急に明るくなる。
まだまだ色気より食い気だな。
『どこ行くどこ行く!!』
「じゃあ王将はどう?」
『ん~☆イイヨイイヨ!!餃子・点心・麻婆豆腐!!』
「よしよし。じゃあ着替えてくるで少し待っててな。」
『は~い☆』

ふぅ・・・
母さん・父さん今日もお疲れ。
まずは謝るよ。二人が死ぬときに誓ったこと、守れなかった。
次からは気をつけます。はい
そうそう、俺自身そろそろ学園祭あります。
劇の主役?をやることになりました。
見に来て欲しいけどそんなわがままいう年でもないし、
無理な望みと言うのも分かっています。
ただ唯一嬉しかったのはその日が金曜日であるということだけです。
あいつに見られたくないから。
そろそろ雪菜がご飯とうなりはじめるのでいってきます。

「お待たせ。じゃあ行くか!!」
『おぅおぅ♪』
「さぁ~なに食べようかな~」
『餃子・点心・麻婆豆腐♪餃子・点・・・・♪』

****************************************************************

『ふぃ~食べた食べた♪』
「お前よく食べるな~」
『だっておなかすいてたもん。』
「それは悪かったね。じゃあいこっか?」
『うん!!』
こいつは単純だ。朝は機嫌が悪く、ご飯時はとても機嫌がいい。
裏表のある妹じゃなくて・・・・・
「あ、あれ?」
『ん?どうしたの?』
「いや少しフラッとしたんだ。風邪かな?」
『大変だね~今日は早く寝たら?』
「そうさせてもらおうかな。」
『そういやぁ学園祭って金曜日なの?』
「・・・・・」
『金曜日?』
「・・・・・はい。」
『ふ~ん残念だなぁ。見たかったのに。』
「残念残念。」
『そんなことより早く帰ろう~』
「ふー、はいはい。」
ん~頭痛い。本当に風邪引いたなぁ。
まぁ学園祭の後はゆっくり休むか。
今は台詞覚えるのに集中集中
              [~信念を曲げず日々努力せり~完]

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: