「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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Polymnia
紅葉吹雪 最終話
いや、渚なのだが。
三年という期間はこれほどに重く、せつないものかと。神様にそう呪った。
「蕗…そだ。二人で散歩してきなさいな。ここらはいいよ。
寒いけど景色がいい。岬もあるしね。」
良子は明るくそう言った。明るく振る舞ってくれたんだな。
俺は良子の好意に甘え、散歩へ行くことにした。
ギーギー車椅子をこぐ。
「なぁ、渚。」
「…………。」
反応はない。確か良子に言われた。
― ねぇ蕗。渚はね、考えれなくなったっていうのかな。心の殻に閉じこもってる。
まず表情がない。―
確かに今の渚は表情がなく、うつろな目になっている。
これがあのころころ表情変わる渚だとは思えない、思いたくない。
― あと話さなくなったよ。 ―
これもそうだな。今の問答でもわかる。
あと俺の彼女を見て思ったことは痩せこけたということ・・・。
女性は痩せることによさを感じるだろうが、十人いたらこんな痩せ方をしたいという奴は一人もいないだろう。
そんな痩せ方だ。
「なぁ・・渚。」
「・・・・・。」
「き、今日は涼しいな。」
「・・・・・。」
「って冬に涼しいなんてバカだな!!何言ってるんだろうな。」
「・・・・・。」
なんか虚しくなるな。
でも良子もあぁ言ってたし。
― 最後に言うけど・・・渚を見捨てないでね。これは私からのお願い。わがままなのはわかってる・・・。―
・・・・もう少しがんばろう。
次の日・・・
「渚、おい見てみろよ!!」
「・・・・・・。」
「ほら、鳥が糞垂らしながら飛んでるぞ!!」
「・・・・・・。」
次の日・・・
「渚、これ見てみろよ!!崖がすごい!!」
「・・・・・・。」
「俺さ、三重から出たことがないからこんなの見たことないよ。」
「・・・・・・。」
「渚は・・・・。何も話してくれなんだな。」
「・・・・・・。」
不意に涙がこぼれてくる。
しかし渚を見たら泣いてる自分が恥ずかしくなる。
こいつはもっと苦しかったんじゃないかって。
だから俺は笑っていよう。
次の日・・・
「さ、渚。散歩行こう。」
「蕗。」
突然良子にとめられる。
「うん?」
「あんた、恋は盲目って言うけど・・・それにしても何も見えてない。」
「は?お前が言ったじゃないか、渚を見捨て・・」
バチン!!
突然右頬に激痛が走る。良子の左ストレートが入った。
「ふん!!」
良子は怒って戻って行った。
にしても思いっきり殴りやがったな、あいつ。
ふと鏡で確認してみる。
ホントに目立つのは顔のあざではなかった。
伸びたままの髭。
整っていない髪。
そして眼の下のクマ。
これが言いたかったのかあのアホは・・・。
だが渚に比べたらこんなの。
次の日・・・
環境に慣れていないのか、朝起きた時体が熱っぽかった。
「アハハ・・・馬鹿みたいだ。」
よし・・・渚のところへ。
どうせすぐ治るさ。
次の日・・・
あーダメだ。昨日よりもヤバイ。
だけど行かなきゃ。
タッタッタ・・・
歩いてると視界が動く。
あれ・・・目の前にいるのは桜?にしては倒立して・・・
バタッ
「お、お父さん!!」
意識がそこで途絶えた・・・・。
・
・
・
久しぶりに夢を見た。それは楽しい日々。
いや目の前に広がるのは「if」の世界。
もしあそこで渚と離れていなかったら。
多分幸せなのだろう。だがそれでは今の自分はどうなるのだろう。
沙紀や涼香との関係はどうなるのだろう。
それよりもそこに俺はいるのかな・・・。
いい気もちのはずだったが、何かに起こされる。
眼をあけるとそこには表情の暗い桜と、ものすごい形相の良子がいた。
「ん・・・寝てたのか。じゃあ俺渚のところ行くから。」
立ち上がるがすぐにベットに押し倒された。
「痛っ・・・。なにすんだよ。」
「今日はゆっくりしなさいな。」
「ばっ、バカ野郎!!俺にはそんな時間・・・!!」
「いいの!!あんたに・・・今のあんたに渚を任せれない!!」
そう言ってバンとドアを強く閉め良子は出て行った。
「なんなんだ・・・あの野郎。」
「お父さん・・・。」
桜が悲しそうにつぶやく。
「ど、どうしたんだ、桜。」
「ねぇ。もういいから三重に帰ろうよ。」
「!?お前!!」
「だってお父さんがどこか遠くに行くんだもん!!」
「な、何言ってるんだよ、俺はどこにも行ってない。」
そういうが桜はずっと首を横に振る。
「今のお父さんは嫌だよ。お母さんばっかりしか見ない。
私なんかどうでもいいんだ・・・。」
「そんなわけないだろ!!」
もう桜は涙目だ。だが瞳には揺るがない精神が読み取れた。
「私はお父さんに無理してほしくないの!!
ただ・・・ただ・・・パパと笑って寝たいの。おやすみって頭をなでてほしいの。」
「桜・・・・。」
「だから・・・無理して、ほしくな、いよぉ・・・。」
ふえぇぇんと桜が泣き始める。
俺は急ぎすぎていたのかもしれないな。こんな弱い子を助けてやれなくて、
ふぅ・・・・。
その日俺は桜と一緒に寝た。
次の日・・・
うん、大分体が楽になった。
軽く肩を回し、立ちあがる。桜がさみしそうな顔をしていたから、
軽く頭をなでて、暖かい格好をして外で待っててと伝えた。
そして渚を迎えに行く。
「ほら、渚行こう。」
「・・・・・・・。」
もちろん返答なんてものはない。わかりきっているのでそのまま渚を外に連れ出す。
廊下で良子に会った。
「き、昨日は偉そうにしてゴメン・・・そのぉ。」
俺は軽く笑いでこピンをした。
「あぅ・・・。」
「今からみんなであそぶけど・・・お前も来るか?」
「へ?・・・ん~まぁ気が向いたら遊びに行くよ。
というか・・・私年上だからね?」
「そうでしたね。良子おばさん。」
「ムカ・・・・。」
ボカッ!!
「あっお父さん来た~!!どうしたのそのたんこぶ。」
「クマと闘ってきたんだ。」
「えぇ!?お父さんクマ倒したの!?」
「そうだなぁ・・・そのクマはな、実は大変年寄りで、しかもまだ夫を見つけてないから、
イライラしてたんだ、それに生ブホォ!!」
顔に石のように硬い雪が飛んでくる。もう犯人は分かる。
「おいコラ・・・・。」
「コラって言いたいのはこっちだ!!」
また雪が飛んでくる。
「おらぁ!!勝負だ!!桜はこっちチームな!!よし、スタート!!」
2対1なら勝てると思ったのが間違いだったのかもしれない。
奴はホントの化けものだった。というか桜じゃ一人分にもならなかった。
顔中しもやけになってしまった。
「いてて・・・てかげんしろや。大人げないな。」
「うるさい!!全く・・・それで済ましてもらえただけありがたいと思いなさい。」
プンプン怒りながら彼女は家に引き返した。その背中を見ているとき、俺は渚がふふふと笑った気がした。
「・・・・・。」
「お父さんどうしたの?泣いてるよ?痛いの?」
「へ?あ、あぁ。あの野郎は今度から呼んだらだめだな。強すぎる。
じゃあ桜、雪だるまか、鎌倉。どっち作りたい?」
「ん~雪だるま!!」
「そうかそうか。じゃあ桜は頭を作ってくれよ。俺体作るから。」
・
・
・
「桜・・・・。」
俺が胴体を作り終える頃、そこにはいびつな形の雪の塊しかなかった。
「そっか。桜は雪を知らないもんな。雪はな。」
こう丸めた球を押していくんだよ、と身振り手振りで教える。
こんな日々を俺は取り戻していこう・・・・・。
次の日・・・
朝(というか今15時かよ・・・)寝ていると良子に起こされる。あんたの知り合いらしき子が来たからだと。
こんなところまで来る子?それより良子が子っていうんだからそれなりに小さい・・・。または女性?
結局憶測だけでは何もまとまらないので玄関に出てみる。
「あっ久し振り、おじちゃん。」
そこには15歳くらいの少年がいた。
「あー・・・ちょっと待て、思い出すのに時間がかかりそうだ。」
「ひどいなぁ・・・ま、一二回しか会ってないもんね。」
それで尋ねるなよと心の中で突っ込みながらも会った覚えを頭の中でたどってみる。
「お前、一緒の飛行機にいたよな?」
「正解!!ほらそれよりも会ったことあるでしょ?」
それより!?と思いながらも悩む。すると少年が目の前で笑った。
その顔を見た瞬間頭の中になにか入ってくるきた!!いや正確には入ってないのかもしれないが・・・
―「ふ~ん。おじちゃんはすごいね。よっこらしょ。じゃあ僕は行くよ。」
「おぅ、母さんに会えるといいな。」
「ありがとう。最後に名前聞いてもいい?」
「並原蕗。そっちのも聞こうか?」
「神田寿樹。」
「いい名前だよ。ホント。」
「またあうかもしれないから名前覚えておいてね。」―
「・・・・寿樹?」
「おっそうだよ~、お兄さん。っておじちゃんって呼ばなきゃダメなんだよね。」
「お、おぅ。」
正直なぜ思い出せたのか分からないが、それよりも聞きたいことがたくさんある。
「なんでここに…」
「そ、それよりさ、ちょっと歩かない?」
この寿樹の焦り方に違和感を感じたが、あまり深入りするべきではないと思い、
俺は渚との散歩をやめて、寿樹と散歩することにした。
「おじちゃんも変わったね。」
少し歩くと嬉しそうに寿樹は言った。
「よせやい・・・でも俺は変われたんだろうな…」
六年前も五年前も…そして今も。いつも助けられて変われている。
「おじちゃん。言いたくないけど、渚さんは…どれだけ頑張っても治らないよ。」
「!?な、なに言ってるんだよ。そもそもなんでお前が…」
俺が話している途中、寿樹に遮られる。
「僕はね、ずーっと並原蕗の監視をしていたんだ。ある人に頼まれてね。
だから言うよ。…おじちゃんには渚さんは救えない。」
「い、意味がわからない。だって昨日だって微笑んだんだぞ…軽く。」
微笑んだ?と一瞬驚いた顔をしたが、すぐに冷めた笑い顔に戻り、
「ふっ、ハハハハハ…そんなわけがないじゃないか。……おじちゃん、僕と賭けをしよう。」
「賭けだと…。」
「崖がみえるでしょ。そこでおじちゃんは飛び込んで死んでくれ。」
「死ぬ!?」
「そう。死ぬんだよ。もしかしたら生きているかもしれないけど正常にいることはできないだろうね。」
渚を救えば俺は死ぬ。俺が諦めれば渚は助からない。それだけじゃなく桜や良子に『治る』という希望を
抱かせたまま俺は生き続けなければならない。
なら・・・することは決まっている。
「寿樹、行こうか。崖に」
「!?」
寿樹は驚きを隠せず動揺している。
「何驚くんだよ。当然だろ・・・渚には幸せになってもらいたいんだ。俺はもう十分すぎる幸せだからさ。」
そう・・・雪菜に出会えて、楓さんに助けられて、沙紀と涼香に支えられて・・・・幸せだった。
その気持ちにウソはない。
驚いた顔のままの寿樹だったが、しばらくしたあと腹を抱えて笑った。
先ほどとは違い心から笑っている様子であった。
「合格だよ、おじちゃん。」
「合格?意味が分からないが・・・。」
「え~コホン。」
わざとらしく寿樹が咳払いをする。そして周りに誰もいないことを確認すると、
「実は俺、神様代行人って言って、人の願いをかなえるんだ。今回は・・・
瑞希さん?の依頼にうちの馬鹿がOKしてさ。で、今ここにいると。」
正直理解に苦しむが、寿樹が言うから本当なのだろう。
「ゴメンよ、おじちゃん。あんな言い方して。そうしろって言われてたからさ。
おじちゃんが渚さんを思う気持ちは十分なものか試せってね。
・・・・・並原蕗殿。」
「お、おう。」
ささっと寿樹は正座し、頭を下げ、
「第78代神様代行能力継承者神田寿樹が蕗殿の願いをかなえさせていただきます…!!」
「・・・・・・・頼む、いや頼みます。」
いまいち実感がわかないので、空返事のようなものになってしまう。
しかし頭の中を整理すると、これはすごいことなのだと思った。
「で、どうするかというとね。」
寿樹が渚にすることを説明する。
「過去を変えてくる。」
「そらまたミラクルだな。甲子園の決勝で満塁ホームラン打つくらい。」
「確かに副島はすごかったよね。って・・・おじちゃん真面目に聞いてる?」
「おいおい、いきなり俺神様だからって言われても信じられないのが普通だぞ。」
「それもそうか・・・でもこれだけは信じて。渚さんは必ず帰ってくる。
でもそこに犠牲は必要だ、死ぬまではいかなくても・・・意味がわかる?」
「過去を変えると何かを失わなければならない。」
「そう・・・沙紀さんとかの記憶もなくすかも・・・それでもいいかい。」
「・・・・・・・辛いが、しょうがないのかもな。」
力なく笑うことしかできなかった。でも寿樹はそれでもよし。と立ち上がった。
「では僕は行くよ。過去に。だからおじちゃんは待ってて。」
わかったと言おうとするが、まぶしいくらいの光を浴びると、
なぜ俺はわかったと言おうとしたのか、誰に言おうとしたのか思い出せなかった。
そもそもなぜここにいるんだろう。
とりあえず良子のもとに帰ろう。え?良子って誰だ。と言うか俺は誰だ。
ここはどこだ。わからない。なにもわからない。
途方にくれて3分くらい経ったか、後ろに少年がいる。
「ゴメン、おじちゃん。おじちゃんの記憶が崩れるかもしれなかったから保険で一時的に消させてもらってたよ。
だから待っててって言ったのに・・・。」
少年が俺のでこに手を当てるといろいろなものが俺に注ぎ込まれた。
「・・・・寿樹?」
そう、こいつは寿樹だ。なぜここにいるのかは渚を迎えに来たんだ。
「おじちゃん。」
「沙紀ちゃんやら涼香やら・・・その日々はウソになってしまったのか?」
「それは自分の頭の中に聞いてみて?」
頭・・・思い出せ・・・・る。渚を失ったこと。タバコを吸い始めたこと。沙紀と出会ったこと。
涼香と沙紀に告白されたこと。
「なんで・・・?」
「これでいいと思えたんだ。3年前、おじちゃんが渚さんを失う日を変えて
渚さんを失わないようにすることも出来た。
でもそれは今のお兄ちゃんがなかったことになるから。それはだめだと思ったんだ。
・・・・だから俺が変えたのは去年の10月。渚さんが崩壊する少し前、まだ自我が残っているとき。
秘密裏であったんだ。
― 蕗君が助けてくれるから自分を失わないで。そうだ北海道へ行って待とうよ。
だから苦しいかもしれないけど暗示をかけるよ。君は2月に精神崩壊する3月5日16時、君はその暗示が解けるんだ。
解けたら何も話さず宗谷岬で待ってて。蕗君が迎えに行くから。その時まで信じて耐えて。 ―
ってね。」
3月5日、今日だ。そして時間は・・・16時30分。
「そしたら歴史は何も変わらない。でしょ?あっあと今回の件は警察の方にもDVの場面を撮ったビデオ渡したから、
渚さん宅には今警察が押し寄せてるかな。」
~旅立つ空に 出会いと別れ~
雪菜からメールが来る。そこには『尾野水おばさまたちが逮捕された!!』とあった。
正直展開についていけてない。だが俺がすることはただ一つ。
時間は16時35分。俺は寿樹にありがとうと言い、駈け出した。
「おじちゃん、頑張ってね。」
そう寿樹はつぶやくと、また消えていった。
呼吸ができなくなるほど走ったのは何年振りであろう、途中で良子からメールが来る。
そこには『渚がどこかいっちゃった!!』と書いてあった。今おれが向かってる、だから心配するなとは言えない。
言う元気がない。俺に残された元気の使い道は走ることだけだ。
ハァハァ・・・
自分の息遣いが荒いことをわかる。でも早く伝えたいんだ。この3年のことを。
タバコを吸い始めたとか、でもこれは怒られそうだな。
不倫しそうになったとか、これもまた怒られそうだな。
気づけば怒られそうなことしかしていない。でもいい。俺たちにはそんな日々すら足りないのだから。
はぁはぁはぁ・・・・
宗谷岬の石碑につく。なんでもここは日本最北端の岬だとか。
渚はいるのか・・・・。
俺はそう思いながら周りを見渡す。一人の女性と目があった。
その女性は目があったのちすぐに目を離し、シッシと手を振り、こちらへ来ないでとアピールしていた。
その時だ、携帯が鳴る。しかも知らない番号。
出てみると懐かしい声が聞こえる。
「もしもし。」
「もしもし、どちら様ですか?こちらは・・・あれです。チャイルドラインみたいな機関です。」
電話の向こうから笑い声が聞こえる。
「そうですか。じゃあ相談していいですか?」
「どうぞ。どうせだれも電話しなくて暇ですから。」
「・・・・馬鹿な人がいるんです。」
「そりゃあ男の人はみんな馬鹿みたいに女の尻を追いかけますからね。」
「・・・変態。」
「俺だって追いかけてたんだ。君を。」
「うん。」
「約束守りたいんだ。」
「うん・・・うん!!」
もう向こうは泣いている。鼻をすする音が聞こえてくる。
「そうだ、謝りたいんだ。タバコ吸い始めた時期があったんですけど・・・。」
「もう・・しょうがないですね。いいですよ、今吸ってないのがいいんですけど吸ってても許します。」
「あ、あと、浮気しかけました。」
「それは許せませんね。度合いにもよりますけど・・・。」
「唇を奪われました。」
「なら唇をあなたから没収して、妻が受け取ります。これからは妻のもの・・・です。」
「恥ずかしいなら言うなっての。・・・・・・・そっちに行きたいな。」
「だ、ダメ!!来たら幻滅する。こんな恥ずかしい顔になって、しかももう綺麗な要素ないよ・・・。
蕗君の隣にいたら蕗君が恥ずかしいよ・・・。」
「・・・馬鹿じゃねえの?」
「な、なによぅ!!」
「お前の外見なんか知るか。おまえの性格が好きなんだよ。いや、性格じゃなくて仕草も・・・。」
「う、うぅぅぅぅぅ馬鹿、馬鹿馬鹿馬鹿・・・・。」
いつの間にか俺は渚の前にいた。というかどんどん向かっていた。
「どんなに恥ずかしい外見でも捨てないよ、約束だ。」
「体重120キロでも?」
「そ、そこまで食うなよな。」
「ふふふ・・・大丈夫よ。」
「俺さ、忘れちゃいけないこと思い出したんだ。」
「なに?」
「結婚しよう。」
―「じゃあ結婚しよっか。」
「そうだな・・・お前が23歳になったらな。」―
[紅葉吹雪 END]
~あとがき~
終ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!
終わりましたよ、奥様!!えぇ今見ているあなたのことです!!
申し遅れましたがこんにちは、またはこんばんは。愁あらため霜月夫婦こと修平です。
いかがでしたか最終話。良子の出番が少ないってぇの!!
でもま、しょうがないんですけどね。本編についていいましょうか。
悩みは寿樹の「未来変換」ですね。いかに過去を失わずに未来を変えるか。
悩んだ挙句があれ・・・。
ま、まぁいいでしょ。
いかがでしたか?で、中身。
登場人物紹介でメインヒロインって言う割には登場はここだけです。
でもいいんです、最後結ばれたんですから・・・。
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