ぐうたらきまま日記

ぐうたらきまま日記

忘れてはならない事



私は、ダメな母親でした。(今もまだまだだけど)
子供にとっては怖いだけの母親だったかもしれない。
ちょっとした事で怒鳴り、手も出た。

ここの日記でも書いているが、我家では父親の育児参加率が低め。
「この子達をちゃんと育てるのは私の手に掛かっている!」くらいの
思いだった。

そんな風に自分で自分を追い込み、勝手にイライラして子供達に当たって
しまう事もしばしば。
本当に勝手な話だ。。。。

今も続けている寝かしつけの時の読み聞かせと手を繋いで寝るのは当時、
子供達への罪滅ぼしみたいなもんだった。
そして毎晩「一人反省会」そして涙する夜だった。

そんな重圧の中でも行き過ぎなかった(例えば虐待まがいな事)のは
(数少ない)友達のお陰だ。

リンク貼ってくれている『あきさん』。そしてあきさんと共通の友人のYさん。
あきさんはあきさん自身が子育てで悩んでいる時でも、私を元気づけてくれた。Yさんはグチを「うんうん」と黙って聞いてくれた。

本当に涙が出るほどありがたい。感謝、感謝。。。。

そして、こんな私を変えてくれたもう一人の人物。
それは息子の担任の先生のT先生。

入学してT先生に出会った。ベテランの先生で厳しいと評判だが、愛情たっぷりの暖かい人。

1年生の初めての個人懇談で。。。。。
「お母さん、H君(息子)をとても厳しく育てているみたいですね。
H君とてもいいもの持ってるのに、それが表面に出にくい。
それはいつも失敗したらどうしようとか、怒られるって意識が強いからだと思うよ。
それからこんな事言ってました。
『お母さん、優しい時もあるけど、すごく怖い時もある。
それは僕が失敗したり、言う事聞かへんかったりするから。
でも、妹が怒られるのは見ててすごく嫌やねん。
だって僕は大きいから失敗とかして怒られるのは仕方ないけど
妹はまだ小さいから仕方ないのに。。。。』って言うてましたよ。
それとH君は自分が怒られる以上に他の子が怒られているのを悲壮な顔で見ている事があります。

あと大人の顔色見ているような所も少し気になるかな」

愕然とした。

当時まだ6歳だった息子にそんな思いさせてたなんて。。。。
息子は小さい頃から、チック、夜驚症、帯状疱疹などの精神的な事からくる病気にかかってきた。
きっと私のせいだろう。自分の事を責めても責めきれない。。。。。
情けない、情けない、情けない。。。。。。。。。。。。

そして先生の話はこう続いた。
「H君、これと言って問題はない子。
だけどさっきも言ったようにすごくいいモン持ってるのをもっと引き出してあげようよ。
どうやって引き出すかと言うと、それはお母さん、アナタが変わればH君も変わっていいもん出てくるよ。
子供って自分の分身みたいなモノかもしれないけど、自分の持ち物じゃないの。
神様からの授かりモンくらいに思ってみんなで大事に育てて行こうよ。
私もそういう気持ちで生徒に接してるよ。
でも、正直腹立つよね~。そういう時は大きく深呼吸してみて。
私も子供育ててきてこれで乗り切ってきたのよ。
それでも怒鳴ってしまうかもしれない。
でも同じ怒られ方でもただ親のイライラをぶつけられているのか、
それともその言葉の裏にはキチンと愛情があるのかよ~く、わかってるもんよ。

ご主人もなかなか忙しいよね。今お母さんが育児100%としたら
50%お父さんに参加してくれって言ってもそれは難しいと思う。
でもこれだけはお父さんに任すゾって事一つあれば随分楽になるよ。

子供の為に、頑張ってみましょう。
Kさん(私の苗字)なら絶対出来る!
それはKさん自身がよくわかってると思う。
肩の力抜いて頑張りましょう!」

涙が止まらなくなってしまった。

よしっ、今日から頑張る!子供達の為、そして自分自身の為に。。。。

PTAバレーで時々学校へ行くがその度に先生に声を掛けていただく。
何気ない言葉だが、元気をくれる。

そして息子も2年生になり先日の家庭訪問。
「お母さん、雰囲気すごくかわったね。何より変わったのはH君。
『どうせ僕なんか』みたいな所がなくなって、前へ前へ出てくれるようになった。図工で絵を書いても元々優しい絵で良かったけど、それプラス元気なタッチになった。
Kさんその調子でね!」

親となり早7年。
多くの失敗もした。でもそこから学ぶ事も多かった。
時々振り返りながら、この先も多くの人々に支えられているという事に感謝しつつ、しっかり親業を頑張って行こうと思う。




以上の事は私自身が又つまづいた時に振り返る為に書いてみた。

なるべくこれを見る回数が少なければよいのだけれど。。。。。

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