愛宕中生徒会、防災教育の成果発表



高知ニュース - 1月23日(月)17時35分

講演会:地震対策の重要性訴え 愛宕中生徒会、防災教育の成果発表--高知で /高知

 近い将来起こるとされる南海地震に備え、高知市防災講演会が22日、高知市内で開かれ、同市相模町の愛宕中学校(山中正男校長)の生徒会の5人が同校の防災教育について発表。スクリーンを使いながら、出席した約250人に地震対策の重要性を説明した。
 同中の防災教育では、1年生は地震のメカニズムについての講演を聞き、2年生は消防隊員の指導を受け、救助活動や応急処置を実施する。
 さらに、3年生は地震に備えた取り組みや発生時の対応を訓練。生徒会役員が対策本部を設置し、情報収集班や救護班など生徒を5班に分けた。情報収集班からの無線での連絡を基に救護班や消火班に出動命令を出す。負傷した住民を担架で体育館まで運び、近くの江ノ口小学校の児童を同中まで誘導した。こうした活動の様子を実際の映像を使って紹介した。
 また、生徒は校区の危険個所や消火栓の位置を盛り込んだ防災マップを作製。「建物が倒壊した場合、救急車が通れない道路が目立った」と問題点を指摘した。最後に「冷静に判断し行動することが大切だと学んだ。実際に災害が起きても、学習したことを生かして積極的に救助活動をしたい」と強調した。【米山淳】

1月23日朝刊
(毎日新聞) - 1月23日17時35分更新

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