水田からの発生過大評価


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060421-00000184-kyodo-soci

水田からの発生過大評価 温室効果ガスの亜酸化窒素

 温室効果ガスの一つで、窒素肥料などが原因となる亜酸化窒素について、水田からの発生は従来考えられていたより大幅に少ないとの研究結果を、農業環境技術研究所(茨城県つくば市)が21日発表した。
 亜酸化窒素は、先進国の温室効果ガス削減数値目標を定めた京都議定書の規制対象で、温室効果ガス全体の6%を占める。温室効果は二酸化炭素の約300倍で、窒素肥料や、家畜のふん尿の堆肥(たいひ)化により発生する。
 国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が採用している現行の計算手法では、水田に窒素肥料を与えて発生する亜酸化窒素の割合を、畑や草地と同じ1・25%としている。しかし同研究所が日本や中国、インドネシアなど6カ国の水田のデータを解析した結果、発生率はほぼ4分の1の0・31%であることが分かった。
(共同通信) - 4月21日18時39分更新


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