説明



Ⅰ.つづり字と発音

フィンランド語のつづり字は、1文字が1音素を表す理想的な体系をなしている。
ただし、nk~ngのみが例外である。
長母音は同じ母音を連記する。[例]kuu「月」
アルファベットとしては次の28字が用いられているが、太字で示した22文字が一般的で、細字で括弧にくくった文字は外来語にのみ使われている。

(大文字) A B C D E F G H I J K
(小文字) a (b) (c) d e (f) g h i j k
(名称) aa   bee   see   dee   äf   gee   hoo   ii   jii   koo
     アー ベー セー デー エー あフ ゲー ホー イー ィイー コー

L M N O P Q R S T U V
l m n o p (q) r s t u v
äl   äm   än   oo   pee  kuu   är   äs  tee   uu   vee
あル あム あン オー ペー クー あル あス テー ウー ヴェー

W X Y Z Ä Ö
(w) (x) y (z) ä ö
kaksois-v       äks   yy   tset(a)   ää   öö
カクソイス・ヴェー あクス ユー ツェット  あー ョオー


2.発音

(1)母音(vokaali)
(a)短母音(lyhyt vokaali)
a:舌を低くして後方に引き口の奥で発する「ア」。kala[カラ]「魚」、talo[タロ]「家」

e:日本語の「エ」の相当する。peto[ペト]「けもの」、kone[コネ]「機械」

i:舌先を上げて「イ」と発音する。kivi[キヴィ]「石」、ilma[イルマ]「空気」

o:日本語の「オ」に相当する。iso[イソ]「大きい」、oma「オマ」「自分の」

u:唇を丸めて「ウ」と発音する。uni[ウニ]「眠り」、koru[コル]「飾り」

y:舌を「イ」の発音の構えにして、唇を丸める、「ユ」のように響く。kylä[キュら]「村」、yksi[ユクシ]「1」

Ö:舌を「イ」の発音の構えにして唇を丸める。「ヨ」に近く聞こえる。pöllö[ピョッリョ]「ふくろう」、syödä[スュヨだ]「食べる」

Ä:舌を低めに前へ寄せて軽く発する「ア」。「あ」で表しておく。要するに、äは舌が前に寄った「ア」で、aは舌が後に寄った「ア」である。käsi[かスィ]「手」、pesä[ぺさ]「巣」。

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