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粥状(じゅくじょう)動脈硬化


●直接の原因になる脂質はLDL
 この進行にかかわるコレステロールは主にLDLコレステロールです。LDLコレステロール値が高いということは、リポタンパクのLDL代謝が悪いということで、LDLが血液中に長い間流れていると考えられます。LDLは、血液中に長く留まると、糖が結合して糖化したり、活性酸素によって酸化が進みやすくなります。このような変化を受けたLDLを変性LDLと呼びます。
●傷ついた動脈に内側の壁に変性LDLがたまっていきます
 動脈の内側へ壁面の表層部分(内膜といいます)は、この変性LDLの刺激や、高血圧による強い圧力、喫煙など。さまざまな要因で傷つきます。内膜は本来、細胞(内皮細胞)がきれいに並んだ組織で、血液がしみ込むのを防いでいます。しかし、傷ついて、ひび割れのようなすき間ができると、そこから内膜の中に血液中のLDLが徐々に入り込んでいきます。血液中のLDLが多いと、この侵入が多くなります。こうして内膜に入り込んだLDLは、さらに酸化されてたまっていきます。
●マクロファージがLDLなどを取り込み泡沫細胞になります
 マクロファージ(貪食細胞)とは組織の中で変性したさまざまな物質や不必要な異物を、取り込んで食べてしまう細胞で、いわばゴミ処理係です。このマクロファージが血管壁の内膜にやってきて、不要物である変性LDLを食べてしまうのです。
 こうして、マクロファージは変性LDLを食べつづけて、みずからの中にコレステロールをため込み、だんだん大きくなります。やがてマクロファージは、コレステロールをため込みすぎて細胞内に泡のようなブツブツが見える泡沫細胞になります。
●動脈壁に病巣ができると同時に結合組織や血栓ができてきます
 またマクロファージは、ある種の物質を出して、普通ならその場所に存在しない平滑筋細胞を呼び寄せたり、その細胞の分裂を促したりします。平滑筋細胞とは、内膜の下の中膜を構成する細胞です。こうして、平滑筋細胞は結合組織を作り上げ、内膜の内側の壁に厚くかたく積もって、動脈自体の弾力性が失われていきます。
 一方、内膜のひび割れには血小板も集まっきて、やはり平滑筋細胞を呼び寄せます。と同時に、血液を固める働きのある血小板は、血の塊(血栓)をつくります。中性脂肪が多いと、さらに血栓ができやすくなります。
 こうした変化と並行して、泡沫細胞は徐々に増え続けると同時に、コレステロールの結晶やマクロファージの残骸などもふえて、内膜にはおかゆのようなどろどろした塊ができてきます。これが動脈硬化の病巣で〔粥種(アテローム)〕と呼んでいます。コレステロール値が高い人ほど、この粥種に泡沫細胞がどんどん集まってきます。
●動脈の内側の壁が盛り上がってきます
 このような変化が徐々に進行していくと、平滑筋細胞の結合組織と粥種によって、やがて動脈の内側の壁面の一部がしだいに盛り上がってきます。この盛り上がった部分に血液中のカルシウムが沈着して石炭化し、動脈壁がさらにかたく、もろくなることもあります。これが粥状動脈硬化です。こうして血管の壁はどんどん盛り上がり、血液の流れる道を狭めていってしまうのです。これ状態が動脈硬化というわけです。

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(引用図書)
『中性脂肪とコレステロール』石川俊次著 主婦の友社 2004年7月


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