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高脂血症の食事療法


食事療法では、まず毎日の食事でとるエネルギーを適正な量に抑え、肥満を解消します。
 肥満が解消して体脂肪が減ると、脂肪組織からVLDL(中性脂肪・コレステロール(3)参照)の合成材料となる遊離脂肪酸の放出が減るため、VLDLが減れば、そのあとのLDLも減ることになります。またカイロミクロンの代謝も改善されます。
 こうして、総コレステロール値と中性脂肪値のいずれも低くなります。特に中性脂肪値はかなり低下し、それにともなってHDLコレステロールが増加します。
●1日にとる油脂の総量は50~60gにします。
脂肪(油脂)の摂取量を減らすことも高脂血症の食事療法の基本です。
まず脂肪は、食事のエネルギーをはね上げ、肥満を招く元凶です。タンパク質や糖質は1gがおよそ4kcalなのに対し、脂肪は約9kcalと2倍以上のエネルギーを持っているのです。
●揚げ物・脂身のついた肉は避けましょう。また肉類は網焼きで焼くと脂は下に落ちて脂肪分を除外できます。またゆでて脂肪を落とす。ベーコンやソーセージ、コンビーフ、できあいのハンバーグや肉だんごなどの加工品も脂肪分が多いので注意しましょう。
●飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸
脂肪酸は、炭素、水素、酸素でできた物質です。化学構造いうと、偶数個の炭素(C)が鎖状にまっすぐ連なって骨組みを作り、それぞれの炭素に水素が結合した形で構成されています。
☆飽和脂肪酸…炭素の二重結合がないもの。動物性の食品に多い。ラード、バター、豚、牛、鶏の脂身の多い肉、乳製品、鶏卵など
☆不飽和脂肪酸…炭素の二重結合があるもの。二重結合が何個あるかによりそれぞれの名前がつけられます。植物油に多い。サフラワー油、サラダ油、菜種油など。
二重結合が1個のもの…一価不飽和脂肪酸
二重結合が2個以上のもの…多価不飽和脂肪酸
また分子内の二重結合の位置より2つに大別される
n-6系(ω6系)…リノール酸、γ-リノレン酸
n-3系(ω3系)…α-リノレン酸、EPA、DHA
●飽和脂肪酸をとりすぎると、肝臓の細胞ではLDLが処理されにくくなってLDLの行き場がなくなり、その結果、血液中の脂質、特にコレステロールをふやします。処理されにくくなるのは、LDLを受け取る細胞の窓口(LDL受容体)を減らしてしまうからです。
 一方、不飽和脂肪酸は、体内でコレステロールを減らす働きがあります。
●コレステロール低下作用が特に高いのは、主に多価不飽和脂肪酸です。多価不飽和脂肪酸は体内で合成されないため、すべて食べ物からとらなければなりません。サフラワー油、コーン油、大豆油に含まれます。ただし、とりすぎると、善玉のHDLコレステロールまで減らすことがわかっている。
 最近一価不飽和脂肪酸の代表のオレイン酸がコレステロール低下作用のあることがわかってきました。菜種油、オリーブ油、アボガドなどに含まれます。
●魚油には多価不飽和脂肪酸がたくさん含まれています。特に多いのがエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)です。
 これらEPAやDHAはn-3系の脂肪酸で、肝臓での中性脂肪の合成、ひいてはVLDLの合成を抑えます。このため、血液中の中性脂肪を減らす効果があるのです。
 そのうえ、血液を固める働きをする血小板が凝集するのを抑えるため、血栓ができにくくなります。心筋梗塞や脳梗塞などの引きがねになる決血栓を予防してくれるのです。
 EPAやDHAには、そのほかにも血圧が下げる効果があるなど、体内でさまざまな働きをしていることがわかっており、動脈硬化の進行や心筋梗塞が起きるのを予防するのに役に立ちます。

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