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活性酸素(2)


 酸素分子は16個の電子を持っていますが、原子核の近いところから2個ずつペアを作り軌道に納まっています。
 電子(マイナス)は原子核に近いところほどエネルギーが高く、原子核(強いプラス)にもしっかりつかまっています。
 また電子はスピン(自分自身回転)しており、対になっているものは反対方向(180度逆向き)に回っています。 
 軌道の8と9番目には電子が1個ずつしか入りません(お互い同じ方向に回っています)。つまり2個の不対電子があるわけです。酸素分子は不対電子を2個も持っているので、フリーラジカルですし、2という意味「ビ」をつけて、ビラジカルと呼ばれています。酸素は電子を受け取りやすい、つまり酸化力が強いのです。
 ただし、不対電子が2個あるとお互いに力を弱めあって、1個の不対電子をもつフーラジカルよりむしろ活性が弱く、ちょうどよい活性になります。
 →酸素の特別な性質とは、活性が非常に高いということでなく、基底状態(※1)で不対電子2個を持つビラジカル、つまり三重項状態(※2)をとることです。
 (※1)原子や分子のそのままの状態で、エネルギーが一番低い状態に落ち着いているもの。また光を照射すると電子は光のエネルギーを吸収してエネルギーの高い状態に飛び上がる(励起し)ます。このような状態を励起状態といいます。
 (※2)スピンはある方向を1/2方向といい、その180度逆向きを-1/2方向という。スピン量子数とは、不対電子のように1/2が1個の場合は1/2。酸素のように1/2が2個ある場合は1。1/2と-1/2が対になってある場合はゼロというふになります。スピン量子数が、ゼロの場合を一重項、1/2の場合を二重項、1の場合を三重項といいます。  
●一重項酸素
 基底状態の酸素に色素の存在下で光を照射したときなどにできます。光を照射すると、酸素は光を吸収してより高い状態に励起します。このようなエネルギーの高い一種の興奮状態の中で、最外郭の2つの不対電子が一緒になり、お互いのスピンが打ち消しあい、スピン量子量ゼロの一重項状態になります。

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