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今更ながら…という感じになってきましたが(笑)、もうちょっと続きます。手抜き企画、2009年ダイジェストの第3弾。手抜きの理由は前々回ブログを参照してください…。★2009年3月以降の鑑賞作品その3★◎ノウイング(2009年)50年前の小学生たちが埋めたタイムカプセルから出てきた数字が羅列されたメモ。その数列は、実際に起きてきた過去の惨事と、これから先の未来に起こる災難を予知するものだった。導入部分はなかなか面白かった。映像的にもまぁ楽しめた。ただ…観終わった後に「う~ん…」。あまり感情移入出来なかったのは、個人的には少々苦手なニコラス・ケイジだから…という訳ではなさそう。オチの内容&ちょっと宗教っぽいのが苦手なのかも…。惜しい。◎セントアンナの奇跡(2008年)1983年、平凡な黒人の郵便局員が客を射殺する不可解な事件が発生。この事件の背景には、第二次世界大戦中のイタリアでのとある出来事が隠されていた。個人的にはすごく好きな作品。でも世間の評価は思ったより良くないようで…。ありゃりゃ。確かに内容的に分かりにくい部分も多かったようで(特にあの時代の世界情勢がわからないと「???」って感じかも。)、自分の前に座っていた若いカップルは途中で席を立ってしまいました。ラストは読める展開(ってか、かなりベタ)なんだけど、それでもボロボロ泣きました。この手の作品には涙腺が弱いもので…。◎湖のほとりで(2007年)北イタリアの山間の小さな村。男の車に乗せられた幼い少女が行方不明となり、湖のほとりでは別の美少女の全裸死体が発見される。やがて犯人探しの謎解きからは、愛情と思いやりに満ちたいくつもの切なくも哀しい人間ドラマが浮かびあがってくる。地味で静かな作品ですが、丁寧に作られた佳作です。ストーリー紹介だけ読んだ時は「ミステリー映画なのかな?」と思ってたのですが、良質の人間ドラマですね。派手さは全くないので好き嫌いはわかれそうですが、味のある作品でした。◎そんな彼なら捨てちゃえば?(2009年)何度失恋してもポジティブなジジは、ジャニーンの紹介で最近デートしたコナーに一目惚れ。だがその後連絡はなく、彼の行きつけの店の店長アレックスに相談すると「君に興味がないだけ」と一刀両断にされてしまう…。これは男目線と女目線で、かなり評価がわかれそうな作品でしたね。個人的にはなかなか興味深く、面白く観る事ができましたが…。一番ダメなのは邦題。原題は「HE'S JUST NOT THAT INTO YOU」なのに、なんで逆の立場になっちゃうの???う~ん…絶対に原題の方がいいと思います。◎サンシャイン・クリーニング(2008年)ハウスキーパーの仕事をしながら息子を育てているシングルマザーの姉と、仕事が続かない妹。とあるきっかけで二人は事件現場のクリーニングというヤバそうな仕事を始める。個人的には好きですね~、こういう話。なかなか面白く観る事ができました。登場人物たちは不器用でダメダメだったりするんだけど、どこか憎めない。『リトル・ミス・サンシャイン』の二番煎じと言っちゃえばそれまでなんですが、でも面白いです。姉妹の父親役のアラン・アーキン、相変わらずいい味出してます。◎ココ・シャネル(2008年)1954年のパリ。空白の15年を経てファッション界に戻り、復帰コレクションを用意したココ・シャネル。たくさんの評論家や顧客が集まったが、コレクションは不評に終わる。しかし彼女はそこで終わらなかった…。シャーリー・マクレーンの存在感は凄いですよね。ココ・シャネルの人生のストーリーも勿論面白いのですが、シャーリー・マクレーンの演技というか存在感がやはり大きいです。若き日の話は、ドラマを盛り上げるために時間軸をいじっているので、多少史実と違っている点もありますが、面白く観る事ができました。◎◎トランスポーター3 アンリミテッド(2008年)クールな天才運び屋がヨーロッパ中を愛車で駆け巡る中、ウクライナ国家と産業廃棄物業界、そして警察が駆け引きを繰り広げる。大好きなトランスポーターシリーズ第3弾、という事で楽しみに観に行きました。まぁ悪くはなく、それなりに面白かったんですが、リュック・ベッソンの女性趣味だけはよくわかりません(笑)。「安」さん、ちょっとメイクが怖すぎます…。フランク、骨抜きにされすぎですw。◎サブウェイ123 激突(2009年)突如何者かにハイジャックされたニューヨークの地下鉄。地下鉄職員と犯人グループとの緊迫した身代金交渉が始まった…。かつてのイケメン俳優(そんな言葉はない時代でしたが)トラボルタも、年を重ねるごとにいい味の個性派になってきました。今回もデンゼル(こちらはこちらで体型変えての熱演でしたが)の上をいく存在感で良かったです。最初の映像もカッコよかったです。凄く面白かったか…と言うとちょっと微妙ですが、まぁ楽しく観る事は出来ました。◎ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年)特殊な能力を持つ、ウルヴァリン。かつてカナダの森で目覚めたとき、ローガンという名の兵士だったというほかに、彼は過去を記憶していなかった。そして、そこには“ウルヴァリン”と刻まれた軍の認識票が残っていたが…。(ファンの方には怒られそうですが…)『X-MEN』ってそれほど思い入れがあるシリーズじゃないんです。といいながらとりあえず1~3まで観ているんですが…。でも…その程度の自分でも、なかなか面白かった作品でした。◎ココ・アヴァン・シャネル(2009年)伝説のファッション・デザイナー、ココ・シャネルの若き日を描いた伝記ストーリー。この映画を単品で観ていたら…また違った感想を持てたと思うのですが、「ココ・シャネル」を観た後ではどうしても比較対象になってしまうので、純粋な「感想」が書き辛い面はあります。オドレイ・トトゥは悪くなかったと思います。ただストーリー展開が…いつになったら仕事を始めるのか、そればかり気になってしまいました。◎アドレナリン:ハイ・ボルテージ(2009年)殺し屋シェブ・チェリオスは充電を怠ると止まってしまうバッテリー式の人工心臓を埋め込まれ、自分の心臓を取り戻すために再び街中を走り回る。一言でいえば馬鹿な映画です(笑)。馬鹿馬鹿しくて凄く面白かったんですが、真面目な方・堅い方には本当にオススメできません。本当に馬鹿です。絵面的に汚いです。そして笑える楽しい作品です。しかし心臓を動かすのに、なぜ「右」乳首なんでしょうね?(笑)◎男と女の不都合な真実(2009年)美人で優秀なテレビプロデューサーのアビーは、仕切り屋の性格が災いしてなかなかいい相手に巡り合えずにいた。そんな折、彼女は番組の視聴率アップのため、下世話な恋愛相談が売りのマイクと嫌々チームを組まされるが…。思いっきり笑わせてもらいました。下ネタ満載なこの作品、真面目で上品な方は観ない方がいいかも…。そうでない自分は大笑いしてました(汗)。ストーリー的には、まぁ良くあるパターンの物語なのですが、それでも切り込み方が違えばかなり新鮮に感じる…良いお手本です。◎でもこれは一緒に観る相手を選ばないと酷い目に遭いそうです。まぁ自分は独りで観たので関係ない話なのですが…。ってなわけで…手抜き企画、あと1回で終われそうです。これでようやく2010年に突入できます。その日はいつになるか、未定ですが…。
2010.02.06
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さて、手抜き企画第2弾。手抜きの理由は前回ブログを参照してください(ここでも手抜きかよっ!!)★2009年3月以降の鑑賞作品その2★◎ある公爵夫人の生涯(2008年)華やかな生活の裏で、夫の無関心や裏切りに苦しみながらも、自身の信念と愛を貫こうとしたジョージアナ・スペンサーの生涯を描く。21世紀を代表するコスプレ女優(あっ、褒め言葉です)キーラ・ナイトレイ。時代物の衣装がとってもお似合いでした。ストーリー的には下世話な言い方をすれば【昼ドラ】チックな内容ですが、キーラの熱演もあり、なかなか面白く鑑賞する事ができました。ってか、結構この手の作品は好きなんですよ(笑)。かなり真剣に観ちゃいました。しかしどんな環境でも、強く生きられる人っているんですよね。勇気は大切です。◎ザ・バンク 堕ちた巨像(2009年)巨大プライベート・バンクの陰謀を暴き、国際情勢の裏に潜む闇を描くクライム・サスペンス。観た時にはそれなりに面白かった気がするのですが…内容をイマイチ覚えていません(笑)。銃撃戦のシーンなんかは印象深いんですが…。ごめんなさい…。◎バーン・アフター・リーディング(2008年)CIAの機密情報が書き込まれた一枚のCD-ROMをめぐり、さまざまな人々が衝撃の結末へと突き進んでいく。この映画の脱力感は結構好きです。自分の周りでは結構ボロクソな感想が多かったんですが(笑)。真面目に観ようとすると腹が立つかもしれません。ポップコーン片手にまったりとご鑑賞ください。◎ミルク(2008年)同性愛者であることを公表して公職に就いたアメリカ初の政治家ハーヴェイ・ミルクの生き様を描く伝記ドラマ。マイノリティーを代表する事って、考えている以上に大変なんですね。ハーヴェイ・ミルクの人生には色々考えさせられました。ミルク役のショーン・ペンの演技は流石だったんですが、個人的にはエミール・ハーシュが凄く良くてびっくり…。ちょっと将来が楽しみな俳優さんですね。◎路上のソリスト(2009年)路上に暮らす天才音楽家ナサニエル・エアーズとロサンゼルス・タイムズの記者スティーヴ・ロペスの交流を描いた人間ドラマ。う~ん…ジョー・ライト監督の新作という事で期待していただけに、ちょっと残念な出来でした。音楽家を演じたジェイミー・フォックスはかなりの熱演だったし、記者役のロバート・ダウニー・Jrも悪くなかった。実話ベースという物語も、内容としては悪くなかったんですが、どうも単調でいまひとつ入り込めなかった…。惜しい。◎夏時間の庭(2008年)母から遺された貴重な美術品を整理する兄妹たちの姿を中心とした人間ドラマ。これまた惜しかった作品。主題は悪くないし、こういった静かな作品の作風も好きなんですが、もう少し脚本がなんとかならなかったかなぁ~。年齢的にこの兄妹たちの気持ちはそれぞれ分らなくもないので、ちょっと身につまされる思いでした。ラストの孫娘のシーンは良かったです。◎ターミネーター4(2009年)類滅亡を意味する“審判の日”から10年後の2018年を舞台に、30代となったジョン・コナーが人類軍の指導者となり、機械軍の支配する世界に立ち向かう。前作で「あちゃ~…」と思ったので、期待と不安の混じった今作。なかなか面白い作品になっていたので安心しました。確かに「ターミネーター4」というよりは、「ジョン・コナー1」と言った方が合っているので、シュワファンの方には微妙だったかも知れませんが、物語単体として良くできていたと思います。「T2」が好きだった人より、第1作が好きだった人の方が楽しめるんじゃないかな?◎スター・トレック(2009年)カーク船長やスポックたちの若き日を描くスペース・アドベンチャー。スター・トレックに関しては多くを語れない自分。劇場版の前シリーズで観たのはたったの2作。映画館で観たのは1作(「故郷への長い道」)のみ。しかしそんな自分でも十分楽しめたのが今回の物語。リメイクじゃなくUSSエンタープライズの搭乗員たちの若き日を描いた物語。ストーリー的には「青春ドラマ」の王道なんですよね。でも面白かった。続編が是非観てみたいと思う作品です。◎愛を読むひと(2008年)21歳も年上の女性と恋に落ちた15歳の少年。ある日突然姿を消した女性と再会したのは、思いがけない場所だった…。これはツボにはまった作品です。ドツボじゃなくてツボ。原作本は映画公開のかなり前に買っていたものの、読まずに本棚で眠ったままだったのですが、読まなかった事を後悔…。再会した彼が取った態度に関して「わかりにくい」という意見もチラホラあったのですが、彼がなぜああいう行動を取ったのか…これはじっくり考えてみて欲しいです。とあるシーンで彼女が言った台詞「あなたならどうしましたか?」は凄く考えさせられる台詞です。この台詞だけで星5個。◎それでも恋するバルセロナ(2008年)スペインのバルセロナを舞台に、四角関係の恋愛を描くロマンチック・コメディー。若い頃、ウディ・アレンの作品がどうも苦手だったんですが(その多くは観ず嫌いだったんですが…)、近年になってだんだん好きになりました。この作品、内容的には実はたいした事のない作品なんですが(失礼!)、語り口とテンポのよさと印象的な音楽がマッチしていて面白い作品に仕上がっていました。ハビエル・バルデム、ちゃんとした髪型で良かったね(笑)。◎レイチェルの結婚(2008年)姉の結婚式で集まった家族。優等生の姉、問題児の妹、それを取り巻く人々を描いた人間ドラマ。封切り時に見逃したものの、近所の映画館で遅れて上映され、観る事ができました。これは脚本が良かった。妹の人物設定や姉の結婚相手の設定を知ったっ時、もっとありきたりなドラマかな?と思ったのですが、すごく上手に纏められていて、みごたえあるドラマになっていました。妹のキムを演じたアン・ハサウェイ、結構色々な役に挑戦してますね。今後が楽しみです。ってなわけで…第2弾の11作品でした。本当に手抜きでごめんなさい(でも書くのに2時間近くもかかってしまった…)。まだまだ続きます!!
2010.01.05
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新年明けましておめでとうございます。本年も当ブログを宜しくお願いいたします。さて…2009年に劇場で鑑賞した映画は51本。そして…ブログにアップしたのは、わずか○本。こりゃ、どうにもならないわ(笑)。ってなわけで…考えに考えた末(って程でもないけど)、とりあえず昨年の映画をまとめて総括しちゃおう…と言うのが今回の企画です。手抜きですみません…。★2009年3月以降の鑑賞作品その1★◎チェンジリング(2008年)失踪した子供を待つ母親の元に帰ってきたのは、全く別の子供だった…。アンジェリーナ・ジョリーの熱演に、観ているこちらも熱くなりました。実話ベースという事ですが、こういう警察の不祥事は昔のアメリカに限った事じゃないですよね。人間、何十年経っても変わらないものです。◎オーストラリア(2008年)第二次世界大戦直前のオーストラリアを舞台にした大河ロマンス。結構酷評されていたこの映画。個人的にはこういう系統の作品は好きなんですけどね。ただ…「21世紀の風と共に去りぬ」は宣伝文句としても言い過ぎです(笑)。どちらかといえば「21世紀の愛と哀しみの果て」ですよね。◎ディファイアンス(2008年)ナチスに追われるユダヤ人兄弟。兄は困難極める中、多くの同胞を救おうとする…。重い…辛い…悲しい…でもこういう作品って目が離せない。地味ですが良心的な作品です。ダニエル・クレイグも抑えた演技で良かったです。◎ダウト ~あるカトリック学校で~(2008年)1960年代のカトリック系学校、神父と児童との関係への強い疑惑を募らせていく女性校長を描く心理ドラマ。神父役のフィリップ・シーモア・ホフマンと、校長役のメリル・ストリープの演技合戦が楽しめます。そんな中、児童の母親の発言は不意を突かれましたけどね。母は強し…。小品ですがみごたえはありました。◎ワルキューレ(2008年)実際にあったヒトラー暗殺計画を題材にした戦争サスペンス。これは惜しい。盛り上げ方もトム・クルーズも悪くなかったんですが、結末がわかってしまっているドラマって難しいんですよね~。かといってタランティーノ作品みたいにしちゃえないですし。◎パッセンジャーズ(2008年)飛行機事故で奇跡的に生還した5人の乗客のカウンセリングを担当するセラピストが、不可解な事態に巻き込まれていく心理サスペンス。これは世間ではあまり評判が良くなかったですね~。「○○に似ている!」とか「展開が読める」とか。でも個人的には嫌いじゃない。確かに展開は読めたけど(汗)、それでも結構楽しめました。余談ですがパトリック・ウィルソンの作品って結構観ているんですが、未だに名前が覚えられないです(笑)。◎フロスト×ニクソン(2008年)インタビュー番組の司会者デビッド・フロストと、ウォーターゲート事件で有名な元大統領リチャード・ニクソンのトークバトル。これ、観た段階では凄く面白くて、結構周りの人にも勧めたんです。でも…今は内容がほとんど思い出せない(笑)。たまにあるんですよね、そんな映画(単に自分の記憶力のせいだと思うけど…)。2~3年後に観たら、きっと新作映画のように楽しめそうです。いや、面白いかったんですよ…本当に…。◎ウォッチメン(2009年)数々の歴史的事件にかかわってきたヒーローが次々と殺されていく裏で、世界を揺るがす壮大な陰謀劇が展開する…。これは或る意味、今年一番の衝撃作でした。いや…予備知識ゼロで、たまたま偶然気まぐれで観たんですよ…。最初は「なんだ?なんだ?何の映画だ?」って感じで、変な映画を選択しちゃったなぁ~って感じだったんですが、気付いたら結構はまってました(笑)。でも好き嫌いははっきり分れそうですね。◎ダイアナの選択(2008年)女子高生の時に銃乱射事件に巻き込まれた女性を描く…彼女の「選択」とは?映画的にいえば、練りに練られたシナリオに溜め息モノです。色々な意味で衝撃的な作品でした。短文じゃうまく纏められないのですが…是非観てほしい作品です。◎スラムドッグ$ミリオネア(2008年)インドを舞台に、テレビのクイズ番組に出演して注目を集めたある少年が辿ってきた人生を描く。これは巧い作品でした。一部の人の間に「ご都合主義だ!」という批判はありますが、そんな言葉で片付けられないほどの吸引力(?)がある作品です。「経験」は一番の教師なんですよね。ってなわけで…第1弾の10作品でした。こんな手抜きでごめんなさい。
2010.01.01
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★「エゴ」だと他人が言うのは簡単な事ですが…★復活後、早速1ヶ月のお休みをいただいておりました(誰に???)。もう今年鑑賞した映画のレビューを年内に書き上げるのは絶望的な状態なのですが…ま、そんな事は気にせずに(気にしろよ!)ボチボチとアップしていきます。さて、本日のお題は「7つの贈り物」。この映画をどう説明していいのか迷うところなのですが、某映画サイトの説明をお借りすると『過去と折り合いをつけるために究極の贈り物を用意した主人公が、あるものと引き換えに他人の人生を変えようとするプロセスを描く』という作品です。(今回は前振りが短いな…)~STORY~アメリカ合衆国内国歳入庁のベン・トーマスと名乗る男(ウィル・スミス)が、ある目的を持ってエズラ・ターナー(ウディ・ハレルソン)という男について調べていた。その日もトーマスはエズラ・ターナーの勤務先に執拗な苦情電話を掛け、彼のひととなりを探っていた…。トーマスは過去に起きたある事件の為に心に傷を負っていた。そんな彼には、見知らぬ人達に【ある贈り物】をするという計画があった。その計画の目的、そして贈り物の中身が何であるかは、本人と親友のダン(バリー・ペッパー)だけが知るものだった。トーマスはリストに載った人々に近づき、彼らの人生を調べ始めた。そして、ある条件に一致すれば、彼らの運命を大きく変える贈り物を渡そうとしていた。そんなある日、トーマスはリストの中の一人エミリー・ポサ(ロザリオ・ドーソン)に会いに行く。お互いに惹かれあう二人だったが…。これはかなり賛否両輪のあった作品でした。個人的にもちょっと複雑な感情の残るストーリーでした。良い方に取ればある意味「美談(?)」でもあるのですが、でも「それはちょっと…」と思う面もあり、一言で善し悪しを決め兼ねる…というのが正直な感想です。(観ていない方には『なんのこっちゃ?』ですね…)ただ…主人公の行動を「エゴ」だと言うのは簡単な事なのですが、「何かをしよう」という姿勢は他人に責められる事ではない…それが正しいか正しくないかは別として、何かをしようと決意し行動する事に対しては認めなくちゃいけないんじゃないかと思います。主人公のような立場に立って「何もしない」人だって、世の中には幾らでもいる…そんな現実もありますから。そういった意味では、主人公の行動はもちろん全ては理解できないけれど、行動を起こしたことに対しては認めなくてはいけないんじゃないかな…と、そんな風に感じました。とても気分が重くなる作品でしたので、感想も真面目な重苦しいものになっちゃいましたが…ここらで出演者について。まず主演のウィル・スミス。役柄のせいで今回は深刻な顔ばかり眺める事になっちゃいましたが…。これは彼のせいじゃないんですが、置かれている立場の苦悩と対比させるために、もうちょっと「事件前」のシーンも挿し込んでも良かったかもな~と思ったりしました。まぁ余計なシーンを増やすと、かえって映画がダレてしまうかも知れませんが…。深刻な顔ばかりでは観ている方もなかなか辛い。エミリー・ポサを演じたロザリオ・ドーソン。過去の出演作品一覧を見ると、他の出演作も何作か観ているはずなんですが、今までは余り印象が残ってなかった(笑)。瞳が印象的な女優さんなんですけどね。もうちょっと覚えておくようにします…。エズラ・ターナーを演じたウディ・ハレルソン。この人はもう何というか…芸達者ですよね。出てきたときには一瞬誰だかわかりませんでしたが(笑)、わかった後は「う~ん、流石だ」と唸ってしまいました。ストーリーについて色々な感情はありますが、観て良かった作品ではありました。 ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■7つの贈り物 SEVEN POUNDS 2008年・アメリカ 監督:ガブリエレ・ムッチーノ オフィシャルサイト(2009年11月現在)… http://www.sonypictures.jp/movies/sevenpounds/【DVD】7つの贈り物 コレクターズ・エディション【Blu-rayDisc Video】7つの贈り物
2009.11.23
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★大人の為の、温かくほろ苦いファンタジー映画です★二枚目俳優(死語)やセクシー(死語)な女優さんはオスカー受賞に苦労する…そんなジンクスがあります。有名な例としては…かつて「セックスシンボル(死語)」として名を馳せたマリリン・モンローは、演技派女優として認められたいために努力を重ねたのに、世間は彼女の顔や体やスキャンダルばかりに注目し、全くオスカーに縁がないままこの世を去ってしまいました。あっ…例えが古すぎました???じゃあもうちょっと新しい(?)ところで…。のちに監督として、また後輩の育成に対して賞を貰ったロバート・レッドフォードも、多くの話題作・ヒット作で熱演したものの、俳優としてはオスカーの受賞には至っていません。若い頃「レッドフォードに似ている」と言われた事のあるブラッド・ピットも、今のところオスカーは手中にしていません。ってなわけで、そんなブラピが、数奇な人生を辿った男を熱演したのがこの作品、「ベンジャミン・バトン 数奇な運命」です。(なんか強引な前振りですねw)~STORY~第一次世界大戦末期の1918年、ニューオーリンズの町でひとりの男の子が生まれた。しかしその赤ん坊は、まるで80歳の老人のような年老いた姿だった。驚いた父トーマス(ジェイソン・フレミング)は、その赤ん坊を老人養護施設の前に置き去りにしてしまう。赤ん坊は施設を営む黒人女性クイニー(タラジ・P・ヘンソン)に拾われ育てられる。彼はベンジャミン(ブラッド・ピット)と名付けられた。ベンジャミンは成長するにつれ髪が増え、皺が減り、歩けるようになり、弱かった視力や聴力も良くなり…そう、普通の人間とは全く逆で、徐々に若返りながら成長していった。そんな中、老人姿の少年ベンジャミンは一人の少女と出会う。彼女は施設入居者の孫娘で6歳の少女デイジー(エル・ファニング、のちにケイト・ブランシェット)。幼い友情が芽生えた二人、それは複雑に絡み合う人生の始まりだった…。実話ではありえないストーリー…という意味ではファンタジーと言えるのですが、登場人物たちの気持ちを考えると心がヒリヒリする、甘くない、大人向けのファンタジーとでも言えば良いのでしょうか。主人公のベンジャミンだけではなく、色々な登場人物の気持ちに感情移入してしまって、切ない気持になりました。同じ時の流れを生きている筈なのに、同じように年を重ねていけない…ベンジャミンの苦しみはもちろん一番大きいのですが、彼を捨ててしまった父親の気持ちも、育ての親となったクイニーの気持ちも、そして本人以外では一番辛い思いを重ねる事になってしまったデイジーの気持ちも…。さて、この作品で主人公を演じたブラッド・ピット。個人的には過去の出演作品で一番良かったんじゃないかと思いました。アカデミー賞ノミネートにも納得。で…前振りの話に戻ると…ブラピってルックスで損しているかも…って思った作品でもありました。初期の老人姿や中年姿役は観ている時に凄く良かったのですが、若返って青年になった姿…バイクに乗ったシーンなどをみた時に「あ~やっぱりブラピって凄く格好いいよなぁ~」と、それまでの熱演していたシーンが全部吹っ飛ぶぐらいに感心しちゃったんです(笑)。演技よりも容姿に目がいっちゃう…これは或る意味仕方ないんでしょうね。デイジーの大人時代を演じたケイト・ブランシェット。格好いい女優さんですよね(女性に格好いいと言うのも失礼かもしれませんが、最大限の褒め言葉のつもりです)。特にベンジャミンと年齢が交差してしまった後のシーンの彼女の表情とか、凄く良かったです。本当にいい女優さんですよね。その他、マイク船長を演じたジャレッド・ハリスや、ベンジャミンと出会う女性エリザベスを演じたティルダ・スウィントンが出てくるシーンなど、それぞれのエピソードも良かった。これは温かい気持ちにもほろ苦い気持ちにもなる、凄く印象に残る物語でした。 ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■ベンジャミン・バトン 数奇な運命 THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON 2008年・アメリカ 監督:デビッド・フィンチャー オフィシャルサイト(2009年月10月現在)… http://wwws.warnerbros.co.jp/benjaminbutton/【DVD】ベンジャミン・バトン 数奇な人生【Blu-ray】ベンジャミン・バトン 数奇な人生
2009.10.16
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★燃え尽きてしまってはダメです…★覚え書きによると…この映画を鑑賞したのは2月中旬。ちょっと記憶があやしい作品です。予想していた内容と違って、なかなか衝撃的だったんですけどね。レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットの久々の共演ということで、内容もさることながらそちらの興味で観られた方も多いでしょう。自分もその一人ですが…。前回の共演作『タイタニック』が沈没自体やいくつかのエピソードは実話なのに「夢のお話」っぽかったのに対し、この作品はフィクションなのにかなり生々しくドロドロしています。1950年代半ばのアメリカの郊外の富裕層が集まる街を舞台に、若い夫婦の描いた夢と葛藤と運命を描いた作品です。~STORY~1950年代半ば、アメリカ・コネチカット州。フランク・ウィーラー(レオナルド・ディカプリオ)と妻エイプリル(ケイト・ウィンスレット)の夫婦は、比較的裕福な人が集まる“レボリューショナリー・ロード”と名づけられた閑静な新興住宅街に、二人の子供と共に暮らしていた。傍から見れば幸せで理想的な生活に見えたが、二人は自分たちが思い描いていた未来と違う現状に、満たされない思いを抱えていた。フランクはしがないサラリーマン生活~会社と自宅の往復生活~に不満を抱えていたし、かつて女優を夢見ていたエイプリルにとっても現状はとても満足できるものではなかった。現状を変えたいと思ったエイプリルは、フランクが30才の誕生日を迎えた夜、思い切った提案をする。それは家族でパリに移住するという計画だった…。う~ん…う~ん…話の内容としては悪いわけじゃないし、出演者の演技も悪くない、だけどなぜか誰にも感情移入できずに、遠くから眺めている状態って気分になった作品です。収入もあり綺麗な妻もいて満たされている筈なのに満たされない思いの主人公フランク。ディカプリオの表情はそんな思いを上手く表していたし、そんな主人公の気持ちもわからなくもないものの、なぜか共感できず…。妻エイプリルを演じたケイト・ウィンスレットも表情の出し方なんか上手かったと思うんですが、こちらもイマイチ共感できず…。隣人ギヴィングス夫人を演じたキャシー・ベイツ。この人が出てくると映画が締まる感じがします。凄く好きなんですが…。それぞれの人物の抱える閉塞感やイライラ感は伝わってきたのですが、何かこう…物語が伝わってこない…そんな気分になりました。サム・メンデス監督だから、もっと露骨にピリリとしたものを期待し過ぎちゃったのかもしれません(まぁある意味では十分露骨でしたが)。最後のキャシー・ベイツの台詞には「きたぞきたぞ!」と思わずニヤリとしてしまいましたが、時すでに遅し(笑)。そういえば「燃え尽きるまで」って邦題(副題)もイマイチだなぁ~。原作小説(小説の原題は映画と同じく REVOLUTIONARY ROAD)の邦題「家族の終わりに」のほうがしっくりくるような…。あ…甘口評価がウリ(?)なのに、今回はあまり褒めてないですね~。いかんいかん…。最後にひと褒め。あの「古き良きアメリカ」の街並みや家の内装、ファッションは結構好きです(笑)。 ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで REVOLUTIONARY ROAD 2008年・アメリカ/イギリス 監督:サム・メンデス オフィシャルサイト(2009年月10月現在)… http://www.r-road.jp/【DVD】レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで スペシャル・エディション【Blu-ray】レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで◆20%OFF!
2009.10.13
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★気分はダンシング・クイーン!(男だからキングか…)★ふぅ~っ…ようやく2009年鑑賞の4本目。子供の頃から宿題でもなんでも溜め込む癖があったのですが、40本近いレビューを溜め込んでいるこの状況は打破できるのだろうか…う~む。ただそんな「溜める」癖はあるのに、お金を「貯める」のだけは苦手というのが何とも悲しい現実です。お金があったら映画でしかみたことのない色々な国、色々な街に行ってみたいのに…。そんな現実の中、行ってみたい場所がまた増えました。そう、この映画に出てくるギリシャの島。うわぁ~、なんて綺麗なところなんだろ…。単なる中年オヤジの自分には絶対に似合わなさそうな場所なんだけど(笑)、それでも行ってみたいっ!!そんな気分にさせてくれた映画『マンマ・ミーア!』ABBAのヒットナンバーで構成された、楽しいミュージカル作品です。~STORY~エーゲ海に浮かぶギリシャの小島、カロカイリ島。ソフィ(アマンダ・セイフライド)は、この島で小さなホテルを営む母ドナ(メリル・ストリープ)と2人暮らし。恋人のスカイ(ドミニク・クーパー)との結婚式を明日に控えていた。彼女のひそかな願いは、まだ見ぬ父親とバージンロードを歩くことだった。そこで母の若き日の日記をこっそり読み、父親の可能性が高い3人の男性を探し出し、母に内緒で結婚式の招待状を送っていたのだった。ソフィが招待状を出したのは建築家のサム(ピアース・ブロスナン)、銀行マンのハリー(コリン・ファース)、冒険家のビル(ステラン・スカルスガルド)。いずれも母ドナと関係を持った男性たちだった。3人が島に到着すると、ソフィは母の目に届かないところに彼らを匿うが、ふとした事で3人と鉢合わせ、騒動が巻き起こる。果たしてソフィの父親は誰なのか? 結婚式は無事にできるのか?これはひたすら楽しい気分にさせてくれる作品でした。歌は懐かしのABBAのナンバー。舞台版は観た事はなく全くの初見だったので、「あっ、この曲はこんな風に使われるんだ」「この曲ってこんな歌詞だったんだ」と構成の上手さにひたすら驚いてた感じです。ドナを演じたメリル・ストリープ。友人役のジュリー・ウォルターズ、クリスティーン・バランスキーと共に思いっきりはじけていて、観ているほうまで楽しくなってきます。以前『今宵、フィッツジェラルド劇場で』の時にも結構歌えるじゃん…と思ったのですが、今回も伸び伸びと歌ってました。しかしメリルの芸幅の広さは何なんでしょう?凄いとしか言いようがありません。一方…色々なところで「歌がヘタ!」と酷評されていたピアース・ブロスナン。個人的にはあの微妙なヘタさ加減がゆる~い空気を醸し出していて良かったと思うんですけどね。わざとだったら凄いです。でもあれが実力かも(笑)。役柄は合ってました。ジェームス・ボンドも格好良かったけど、この作品や、何年か前の「ダイヤモンド・イン・パラダイス」のような、ちょっと軽めの役も結構ハマってます。若い二人、アマンダ・セイフライドとドミニク・クーパーは共に目が凄く印象的でした(見方によっては怖いw)。今後の活躍を期待します。観ている方も踊りたくなるような楽しい作品でした。◎ ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■マンマ・ミーア! MAMMA MIA! 2008年・イギリス/アメリカ 監督:フィリダ・ロイド オフィシャルサイト(2009年月10月現在)… http://www.mamma-mia-movie.jp/マンマ・ミーア!マンマ・ミーア!【Blu-rayDisc Video】
2009.10.11
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★なぜ戦い続けたのか…その先に何があったのか?★今年初頭の話題作であった(今頃書くのもどうかと思いますが…)、チェ・ゲバラの生涯を描く2部作の後篇。前振りは前作の時のブログで書いてしまっているので改めて書くこともないのですが、ストーリーもさることながら、ベニチオ・デル・トロの演技も堪能しようと、映画館に出かけてきました(だから、いつの話だw)。後篇は、キューバ革命のあと新たなる道を歩き始めたゲバラ、その彼の苦闘と死までを描いた作品です。~STORY~キューバ革命に多大な功績を残し国際的な名声を得たチェ・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)。自分を必要とする場所へ身を投じるという信念を揺るぎないものにしていたゲバラは、カストロに“別れの手紙”を残し、ウルグアイ人ビジネスマン“ラモン”に扮したまま家族に別れを告げ、新天地ボリビアへと向かう。南米ボリビアはアメリカの支援を受けるバリエントス大統領の独裁政権下にあった。ゲバラはゲリラ部隊と共に再び革命の戦いへ身を投じた。しかし戦いは思うように進まなかった。すべての人の自由と平等のために闘うひたむきなゲバラだったが、ボリビア共産党の協力も得られず、やがてアメリカに援護された政府軍に圧倒され窮地に追い込まれていった…。希望を感じる事のできた前作とは違い、結末を知っているだけに物語の初めから重い気分で鑑賞しました。変装して家族に別れを告げるシーンから既に胸が苦しい感じで…ボリビアの山中で奮闘しているゲバラの姿を見るのが辛い気分でした。映画のつくりとしては…特別エピソードなどを誇大表現したりするわけではないので、興味の薄い人にとっては、やや淡々と描きすぎに感じるかもしれませんし、物足りなさを感じる方もいたかも知れません。ただ自分にとっては、淡々と描くことによって逆に死に向かう時間の重みが感じられて、個人的には結構気に入りました。ベニチオ・デル・トロ…やっぱりいいですね~。感情を思いっきり表すような役柄と違うのでかなり難しいと思うんですが、難なくこなしていた感じです。この映画を観てもう少しチェ・ゲバラの事を知りたくなって、本なんぞも買ってみました。映画を観る前には、名前と簡単な略歴しか知らなかったんですけどね(笑)。来日された事もあったそうで…色々と見方が変わりました。上映中は映画の世界にどっぷり浸れる、そして映画は終わっても何かの新たな興味につながる…だからそんな事も含めて映画って面白いんでしょうね。 ↓にほんブログ村ランキング参加中!(のはず…消えてなければw) 応援クリック、宜しくお願いします。 ■チェ 39歳 別れの手紙 CHE: PART TWO/GUERRILLA 2008年・アメリカフランス/スペイン 監督:スティーヴン・ソダーバーグ オフィシャルサイト(2009年月10月現在)… http://che.gyao.jp/【20%OFF!】チェ ダブルパック(「チェ 28歳の革命」&「チェ 39歳 別れの手紙」)(DVD)チェ コレクターズ・エディション(「チェ 28歳の革命」&「チェ 39歳 別れの手紙」)【Blu-ray disc 専用】
2009.10.06
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★前作『カジノロワイヤル』のエンディングの1時間後から物語は始まります★前回ブログをアップした『チェ 28歳の革命』の9日後に観た映画からブログは始まります。…というか、気付けば半年間も放置してしまいました。なんてこった…。交流頂いていたブロガーの皆さま、お元気でしょうか? ってか、もう誰も見ていないかも…。この半年の間、何をしていたかといえば…映画を観てました(笑)。それ以外特に何もなかったんですけどね~、本来無精者なので一度止まってしまうとそのまま止まりっぱなしになってしまいまして…。などと言い訳をダラダラ書いていても仕方ないので、ここからは本題。さて、本日のお題は007シリーズ第22弾の『慰めの報酬』。前作『カジノロワイヤル』で殺しのライセンス『00』を取得したばかりの若きジェームズ・ボンド。最初の任務で運命の女性と出会いながら、悲劇的な結末を迎えてしまいます。『慰めの報酬』は、その悲劇から1時間後から物語が始まる…いわば続編モノになります。任務と個人的な復讐の間で葛藤するボンド。これは従来の007シリーズになかった新たな展開…という事で、(前作の)怪しい記憶力を頼りに鑑賞しました。~STORY~初めて運命を感じた女性ヴェスパーを亡くし復讐を誓ったジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)。彼女を操っていたミスター・ホワイト(イェスパー・クリステンセン)を追及するうち、新たな悪の組織の陰謀を知る。それは世界中の有力者や諜報機関をも取り込む巨大な組織の存在だった。調査のためハイチに向かったボンドは、そこでカミーユ(オルガ・キュリレンコ)という謎めいた女性と出会う。そしてカミーユを通じて組織の幹部ドミニク・グリーン(マチュー・アマルリック)の存在を突き止めた。ドミニク・グリーンは、環境保護のため土地を買収する慈善団体“グリーン・プラネット”のCEOという表の顔を持っていたが、その裏ではボリビアの政府の転覆と、その土地に眠る貴重な天然資源の独占を目論み、それを機に世界支配を企んでいた…。前作で一気に若返ったボンドでしたが、その続編であるこの作品でも「まだ若く荒々しいボンド」が堪能できました。『カジノロワイヤル』の感想で、《一人の男の「成長物語」として楽しめた作品でした》 という感想を書いたのですが、『慰めの報酬』でも実はまだ成長途中、非情だけど非情になりきれていない(個人的な感情を挟んでしまう)人間臭いボンドの物語が楽しめます。ダニエル・クレイグはボンド役も板について、今回は冒頭から違和感なし。ボンドガールのオルガ・キュリレンコ、ボンドガールは濃い感じの方が多いのですが、今回も濃いです(笑)↑このお姉さんはちょっと気の毒…まぁよくある話ですが。グリーンを演じたマチュー・アマルリック。今回は蝶の夢は見られなかったようです(笑)。 【参照】Mおばちゃん、手厳しいです。実は優しいんですけどね。スピード感もあって(007映画にしては上映時間も短いし)映画としては良かったんですが、なにせ前作の記憶が曖昧なまま観てしまったので、上映中にちょっと頭が混乱しちゃったのが残念でした。まぁ自分の記憶力が悪いだけなんですが…。後日DVDで再度観たのですが、その時は『カジノ…』と2本立てで鑑賞したので結構楽しめました。もしこれから鑑賞予定の方には「2本立て」がオススメです。4時間ぐらいかかっちゃいますが…。 ↓にほんブログ村ランキング参加中!(のはず…消えてなければw) 応援クリック、宜しくお願いします。 ■007/慰めの報酬 QUANTUM OF SOLACE 2008年・イギリス/アメリカ 監督:マーク・フォースター オフィシャルサイト(2009年月9月現在)… http://www.sonypictures.jp/movies/quantumofsolace/ 海外サイト【英語】(2009年月9月現在)… http://www.007.com/ 007/慰めの報酬 2枚組特別編 007/慰めの報酬【Blu-rayDisc Video】
2009.09.30
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★ゲバラの人物像がきっちり描かれた良作です★3月も終わりになろうというこの時期に、ようやく2009年に観た作品のレビューに辿り着きました…。2009年の最初に映画館に足を運んだ作品は『チェ 28歳の革命』。伝説の革命家エルネスト・“チェ”・ゲバラの半生を描く二部作の第一弾です。ここでひとつ暴露をすると…エルネスト・ゲバラについては、映画『モーターサイクル・ダイアリーズ』(ゲバラの若き日が描かれた作品)が公開されるまで、名前は聞いたことがあっても、どんな人物かはほとんど知らないに等しい状態でした(汗)外国映画が好きな割には近代史には疎くって…。お恥ずかしい…。そんな事もあって、この映画を観る前にはWikipediaで再度勉強してからの鑑賞となりました。『チェ 28歳の革命』では、ゲバラとカストロの出会いから、キューバ革命、そして1964年の国連総会での演説が描かれています。~STORY~1955年7月、メキシコ。持病の喘息を抱えながらも、ラテン・アメリカの貧しい人々を救いたいと南米大陸の旅を続けるアルゼンチン人の医師エルネスト・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)と、独裁政権に苦しむ故郷キューバの革命を決意するフィデル・カストロ(デミアン・ビチル)は、フィデルの弟ラウル・カストロ(ロドリゴ・サントロ)を介して出会う。わずか82人で海を渡り、2万人に及ぶキューバ政府軍と戦うというカストロの正気を疑う作戦に参加を決意するゲバラ。チェという愛称で呼ばれ、軍医としてゲリラ郡に加わったチェ・ゲバラは、平等社会の為に戦い、日々心身を鍛え、厳しい規律を守り、農民達には礼を尽くした。また、女性と子供には愛情を持って接し、若き兵士に読み書きを教え、裏切り者には容赦ないが、負傷兵には敵味方の区別なく救いの手を差し伸べた。やがてその類稀なる統率力を認められ、司令官として部隊を率いるチェ・ゲバラ。後に妻となる女性戦士アレイダ・マルチ(カタリーナ・サンディノ・モレノ)にも支えられながら、チェ・ゲバラの部隊はカストロからキューバ革命の要となる戦いを任せられる。それは大都市サンタクララを陥落し、キューバを分断させよ、という指令だった…。なかなか興味深く観られる作品でした。変にドラマティックに盛りたてる事もなく、史実に基づき比較的淡々と物語は進むのですが、それが逆にゲバラの人物像をきっちり描く事になり良かったんじゃないかと思います。革命と聞くと単なる暴力的行為を想像しがちなのですが(まぁ実際に戦闘なんですが)、理念に向かうゲバラのきちんとした行動には感服致しました。それはやはりゲバラが革命家である前に、ひとりの人間として立派な、魅力的な人物であるから…という事なんでしょうけどね。もし私たちが空想家のようだといわれるならば、救いがたい理想主義者だといわれるならばできもしないことを考えているといわれるならば、何千回でも答えよう 「その通りだ」と。(チェ・ゲバラ)さて、この作品でゲバラを演じたベニチオ・デル・トロ。最初彼が主演と聞いた時には(その時はポスターさえも見ていなかったので)イメージが浮かばなかったのですが、かなりのはまり役でした。写真で見る限り、俳優であるベニチオ・デル・トロよりも、本物のゲバラの方が男前な気もするんですが(笑)ってな訳で…書くべきことはまだあるのですが、続きは後日アップ予定の『チェ 39歳 別れの手紙』にて(予定)。 ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■チェ 28歳の革命 CHE: PART ONE/THE ARGENTINE 2008年・アメリカ/フランス/スペイン 監督:スティーヴン・ソダーバーグ オフィシャルサイト(2009年月3月現在)… http://che.gyao.jp/
2009.03.28
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★普通の日常を過ごせる事は、一番幸せな事なんでしょうね★余り海外に行く機会の無い自分にとって、パリという街は映画の中でしか見た事のない街です。ただ、昔からこの街を舞台にした映画はとても多く、それは時にはロマンティックであり、時にはユーモアに溢れ、時には厳しい現実であり…色々な姿のパリの姿を見せてくれます。2年ほど前に「パリ、ジュテーム」というパリを舞台にしたオムニバス映画を観ました。「パリ、ジュテーム」は数分の短編が18作品集まったもので、現実的な話から寓話まで色々なジャンルの作品でパリの姿を表していました。あの映画はあの映画でなかなか面白い作品ではあったのですが、より現実的にパリで生きる人々の日常とその交差を描いているのが、この映画『PARIS(パリ)』です。余命わずかな青年の目を通して、その青年と姉を中心にパリの日常風景を描いた群像劇です。~STORY~ムーラン・ルージュの元ダンサー、ピエール(ロマン・デュリス)は心臓病で余命わずかだと告げられる。助かる方法は心臓移植しかなく、その成功率は40%。彼は移植提供者を待つ日々を静かに過ごすことを選ぶ。そんなピエールを案じて姉のエリーズ(ジュリエット・ビノシュ)が同居を始める。ソーシャルワーカーとして働きながら3人の子供を育てる彼女にとって日々はせわしなく、ただ過ぎていくもの。もう若くないと人生を楽しむことを諦める姉に「生きているんだ。人生を謳歌しなければ」とピエールは言う。ピエールの今の一番の楽しみはアパルトマンのベランダからパリの街を行き交う人々を眺めることだ。ピエールの向かいに住む美しいソルボンヌの大学生、彼女と関係を持つ歴史学者、彼の弟で「お前は普通すぎる!」と言われ悩む建築家、ピエールの姉のエリーズと恋に落ちるマルシェの八百屋、いつも文句ばかり言っているパン屋の女主人、日々を刹那的に楽しむファッション業界の女たち、カメルーンからの不法移民…パリという街の中で、一見接点のない彼らの日々が、そこでは静かに交差していた…。静かな作品ですが、とても心に沁みる良い作品でした。群像劇なので、メインとなる(主人公と言っていいのかな?)姉弟のエピソードの他にも、色々な登場人物の日常が上手く描かれていて、パリに暮らす人々の本当の日常の中に自分が入り込んだような…そんな気持ちにさせられる映画です。とはいえ…そこはパリの魅力(行った事もない癖に言う台詞じゃないですけど…)、日常のありふれた出来事も、厳しい現実さえも、なぜか凄く魅力的なんですよね。そんなパリという街を、そこに暮らす人々を静かに見つめるピエール。彼を優しく見守る姉のエリーズ。二人の気持ちがじわっと伝わってきて、観ている方の気持ちまで温かく優しくなってくる…そんな気がしました。そして、ピエールのモノローグが印象的でした。『これがパリ。誰もが不満だらけで、文句を言うのが好き。皆、幸運に気づいていない。歩いて、恋して、口論して、遅刻して、なんという幸せ。気軽にパリで生きられるなんて。』 □余談□ 「観ている方の気持ちまで温かく優しくなってくる…」なんて書きましたが… 実はこの映画を観にいった時(12月下旬)、なんと映画館の暖房施設が壊れていまして…。 使い捨てカイロの配布と、ブランケットの貸し出しはあったんですが、滅茶苦茶寒かった! 膝に掛けても寒いので、体全体を包みながら鑑賞してました。 でも…そんな寒い中で観てもあたたかい気持ちになれたので… 良い映画だったと思います(笑) にほんブログ村ランキング(まだ辛うじて)登録中! 優しい皆様の愛の↓クリック↓ をお願いします♪ ■PARIS(パリ) PARIS 2008年・フランス 監督: セドリック・クラピッシュ オフィシャルサイト(2009年3月現在)… http://www.alcine-terran.com/paris/
2009.03.23
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★こんな時代だけど、最後は「信頼」が大切なんでしょうね★長いことブログをサボっているうちに、気付けば当ブログも2周年(3月20日)を迎えていました。でも記事数は今回でようやく100本(映画レビュー以外のネタも含めて…)。これって、毎日更新されている方だったら3ヶ月ちょっとで達成する量ですよね。もう、いかにサボっている期間が長いかがよくわかります…反省…。ってなわけで、映画レビューに関してはなんと1月9日以来の更新(あちゃ~っ!)。本日のお題はリドリー・スコット監督の『ワールド・オブ・ライズ』です。この作品を映画館で観たのは…昨年(2008年)の12月。かなり記憶もあやふやになってきています…。さて、何から書き始めましょう。いつもならここで、映画に関連する前振りなんかを書いたりしているんですが、これ以上ダラダラと書くと余りにも前置きが長くなっちゃいますので、とりあえずいきなり本題を。う~ん、手抜きっぽいなぁ(笑)。『ワールド・オブ・ライズ』、CIAの若き工作員が、中東を舞台に大規模なテロ組織を追跡する姿を描くサスペンス・ドラマです。~STORY~CIA随一の工作員ロジャー・フェリス(レオナルド・ディカプリオ)は、世界中を飛び回り各国の情報網の中枢に潜入し、死と隣り合わせの危険な任務に身を削っていた。彼の上司であるベテラン局員エド・ホフマン(ラッセル・クロウ)は、平和な自宅や安全な本部から電話一本で命令、部下の意見は冷酷に無視する。二人は国際的テロ組織のリーダー、アル・サリームを捕獲するという重要任務にあたっていた。しかし彼はまったくの謎のベールに包まれ、足跡すら容易に残さない。ある日フェリスが得た情報から、アル・サリームの隠れ家と思しき家を発見。ヨルダンに向かったフェリスは、ヨルダン情報局の責任者、ハニ・サラーム(マーク・ストロング)に協力を要請する。一度はハニ・サラームの信頼を得たフェリスだったが、ホフマンが勝手に実行した工作が裏目に出て、アル・サリームの隠れ家は燃やされ、ハニ・サラームの信頼も失ってしまう。衝突するフェリスとホフマン。味方でさえも信頼できない、欺かなければならない…そんな中フェリスは、ホフマンにある作戦を提案する…。『どっちの嘘が、世界を救うのか。』この宣伝コピーを聞いて予告編を見た感じでは、ディカプリオとラッセル・クロウの騙し合いがメインのドラマかと思っていたのですが(まぁ対立はしてるし、騙し合いもしているけど…)、ちょっと内容は予想外の話でした。まぁ良い意味で裏切られた、という感じでしたが。最新テクノロジーを駆使した情報戦、と思いきや、皮肉な事にそれをかき回すのも重要な鍵を握るのも「人脈」というアナログな方法。これは現在のアメリカに対する大いなる皮肉と言ったところでしょうか?安全な地で、子供の世話なんかをしながら携帯で片手間のように指示だけを出す俗物チックなホフマン(ラッセル・クロウ)の描写はその象徴ともいえるなかなか面白い描き方でしたし、他方で人脈と信頼を前面に情報戦を制するヨルダン情報局のハニ・サラーム(マーク・ストロング)は、なんというかこの映画の美味しいところを全部持っていってしまった程に魅力的な人物像になっていました。その間で右往左往する羽目になるフェリス(レオナルド・ディカプリオ)は、主役ではあるし存在感は充分なのですが(演技も悪くはなかったけど)、スパイ任務中なのに海外で女性に入れ込んじゃったり(ダメです、もっと冷酷でなきゃ…笑)、ピリっとしているんだかしていないんだか…大怪我もして拷問にも耐えて頑張ってた割には、ちょっと役柄設定的に気の毒な感じも…。さてさて、主役の一人ラッセル・クロウ。この映画の為に20キロの増量をしたそうで、嫌な上司にぴったりの風貌になってました。残念ながらその話を知らない方達に「いつの間にか単なるメタボ親父になっていてびっくり」なんてレビューを書かれちゃっていたのは、ちょっと気の毒ですが(笑)。レオナルド・ディカプリオは、ちょっと最近同じような役柄が多くなったのは気のせい?悪くはないんですけどね、眉間に皺よせて戦うような姿ばかりを観ている気がして…。今後は全く違う役柄も期待してます。ハニ・サラーム役のマーク・ストロング。先程も書きましたが、この映画で一番美味しい役柄でしたね。主演二人が霞んでしまったのは演技力なのか役柄設定なのか(笑)。今後の作品に注目したいところです。ストーリー的には特別目新しい訳ではないのですが、緊迫感もあってなかなか楽しむ事ができた作品でした。 にほんブログ村ランキング(まだ辛うじて)登録中! 優しい皆様の愛の↓クリック↓ をお願いします♪ ■ワールド・オブ・ライズ BODY OF LIES 2008年・アメリカ 監督: リドリー・スコット オフィシャルサイト(2009年3月現在)… http://wwws.warnerbros.co.jp/bodyoflies/
2009.03.21
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皆様、すっかりご無沙汰しております…。前回の記事を書いてから、気付けば2ヶ月(あちゃ~)。更新しないのもさることながら、せっかく皆様から頂いたコメントやトラバも返せていない状況で、本当に申し訳ございません。散々サボりつくしてしまったのですが…ようやく再開する事に致しました。『こんな事をを書いてる間に、さっさと記事を書け!』と言われてしまいそうですが…(汗)、予告で自分を追い込まないとなかなか始められなさそうなのと、こんなに間を空けておいて、いきなり何もなかったかのようにシラっと再開するのもなんですので…。まずは溜まりに溜まってしまったコメ&トラバの返信から始めなくてはいけませんので、記事更新は今週末ぐらいになりそうですが…。この2ヶ月の間にメッセージ&コメント&トラックバックをしていただいた皆様、こんな休止状態のブログに遊びに来ていただいてありがとうございました。また皆さんのところにもお邪魔しますので、改めて今後も宜しくお願いいたします。 scarecrow1970
2009.03.15
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★また、一つの時代が終わりました(涙)★相変わらずブログ更新が遅いので、今更なニュースなのですが…。「パイオニアがレーザーディスクの生産を中止」のニュースを聞いて、また一つの時代が終わったなぁ~と、寂しい思いをしました。勿論持ってますよ、レーザーディスク!!最初にプレーヤーを買ったのは大学生のとき。当時バイトしていた某大手スーパーで、社割にしてもらって、それでも価格は10万円を超してました。貧乏学生だったので、もちろん分割払い。最初に買ったソフトは映画『サウンド・オブ・ミュージック』でした。当時としては驚くほど綺麗な映像とクリアな音に「買ってよかった~(涙)」と思ったものでした。その頃の機種はまだ「両面自動再生」なんて機能がなくて、「サウンド・オブ・ミュージック」は2枚組み3面収録だったので、ディスクを裏返したり入れ替えたり…映画の途中で煩わしい作業が要るのは不満でしたが、それでも「映画が綺麗な画質で手元に残せる」って事が嬉しくて嬉しくて…。今のDVDに比べると、ソフトも高かった(それでもビデオよりは安かったけれど)ので、本当に気に入った映画しか買えなかったけど、小遣いを貯めてはコツコツと買いました。プレーヤーの2台目を買ったのがいつだったかは覚えていないのですが、その時はかなり値段も下がっていて…ナイナイが「サンキュッパ(39,800円)」なんてTVCMをやっていた頃だったかな?勿論この頃は両面自動再生機能付き!!随分楽になったなぁ~なんて思いました。相変わらず2枚組みのソフトは入れ替えなきゃならなかったけど(笑)やがて…DVDの時代になり、(当時)新しい物好きだった自分は、早速DVDプレーヤーを購入。結局…映画のソフトも大部分をDVDで購入しなおしました。あぁ無駄遣い…。それでも我が家ではレーザーディスクプレーヤーは今でもイチオウ現役です。なぜなら…「DVD化されていない映画があるから」お願いです…せめて「八月の鯨」をDVDでもブルーレイ(持ってないけど…)でもいいから発売してください!!それがない限り、レーザーディスクプレーヤーは捨てられません。ってか…DVDは今後大丈夫だろうな…買いなおしできないほどソフトを大量に買っちゃってるんですけど…。 にほんブログ村ランキング登録中! 宜しかったら ↓クリック↓ をお願いします♪
2009.01.16
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★遅くなりましたが…2008年のベスト10です★普通は年末最後のブログや、年始最初に書くような内容なんですが…遅れ馳せながら、2008年に鑑賞した映画の個人的なベスト10を発表!これは…なんか自分の感性が試されるみたいで、ちょっと気恥ずかしい感じがするので書こうかやめようか迷ったんですけどね。訪問させていただいている皆さんのベスト10企画を読むと、やっぱり色々な見方があって面白いので、真似てみようかと(笑)で、本当は2008年に鑑賞した作品のレビューを全部済ませてしまってから書くつもりだったんですが、何せ更新が遅いものですから、そんな事を言っていたらいつアップできるかわからない(笑)そんな訳で…2008年個人的なお気に入り映画ベスト10の発表です♪第1位 つぐないこれは心にズシンと来ました…。ブライオニーの「償い」について賛否両論ありましたし、個人的にも色々考えるところはありましたが、それでも心に残る映画です。第2位 ヒトラーの贋札「選択」と「生きる事」について考えさせられる作品です。第3位 いつか眠りにつく前に今回のベスト10選出に当たって、一番迷った作品でもあります。観終わった時の評価は正直言えばもうちょっと低かったのですが、時が経つにつれて心に沁みてくる…そんな感じがする作品です。第4位 パリ、恋人たちの2日間今年一番笑わせて貰った作品です。第5位 ノーカントリー今年一番インパクトが強い作品です。ラストのセリフの意味については、未だ解釈に迷っていますが(笑)第6位 イントゥ・ザ・ワイルド映画が終わってからも席が立てませんでした。第7位 バンク・ジョブ思いっきり作品世界にのめり込んで観ていた映画です。第8位 アイアンマン予想外に面白かった作品で、凄く気に入りました。第9位 潜水服は蝶の夢を見る主人公のモノローグが印象的な作品です。第10位 あの日の指輪を待つきみへ「約束」の重みについて考えさせられた映画です。次点「ワイルド・バレット」 「トロピック・サンダー 史上最低の作戦」 「宮廷画家ゴヤは見た」普段から採点の甘い自分にとっては、面白い&良かった作品が多すぎて、絞る作業はなかなか大変でした(笑)。さてさて、今年2009年はどんな映画に巡り合えるでしょうか?楽しみです♪ ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。
2009.01.10
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★盗まれて一番困るのは「お金」よりも「秘密」なんですよね…★強盗や泥棒が主人公の映画ってのは過去にも現在にも数えきれないぐらい多く作られてきました。実際に自分の身近で起こったことであれば「なんて不道徳な…」と大抵の人は眉を顰めるはずなんですが、なぜか不思議な事に映画の世界ではヒーローだったり、その手際の良さに感心したり…何故なんでしょうね(笑)。まぁ、映画はある種の「おとぎばなし」ですからね。しかしこれが「実際に起きた事件」となると、「おとぎばなし」のように綺麗なだけじゃ済まない展開になってしまいます。それはそれは驚くほどに生々しくって…いや、事件そのものがというより、その裏側にあるものが生々しいんですが。さて、本日の映画は『バンク・ジョブ』イギリスで1971年に実際に起きた銀行強盗事件を題材に描かれたクライム・サスペンス映画です。この事件で暴かれたもの…それは生々しい人間達の欲望でした。う~ん…世の中は恐ろしい…。犯人達の事???いえいえ、犯人たちよりも「被害者」たちの欲望はもっと恐ろしいものでした。~STORY~1971年ロンドン、英国全土を揺るがす一大事件が発生した―イースト・ロンドンで中古車店を経営するテリー・レザー(ジェイソン・ステイサム)。店の経営は安定せず、借金取りに追いたてられる冴えない毎日を送っていた。そんなある日、昔浅からぬ付き合いのあったモデルのマルティーヌ(サフロン・バロウズ)から呼び出され、思いがけない話を持ちかけられた。ベイカー・ストリートにあるロイズ銀行が、装置交換のために約一週間、警報が解除され無防備になるというのだ。大金が収められた銀行の地下貸金庫を襲うという、安全確実な銀行強盗の計画…余りに美味しい話に疑いを抱きつつも、テリーは仲間を集めた。一味は銀行の二軒先の店を借り、内装工事を装いながら地下を掘り進み、遂に計画を成し遂げた。しかし貸金庫に預けられていたものは大量の現金や高価な宝石だけではなかった。そこには英国王女マーガレットの乱交現場の写真をはじめ、政府高官の秘密の写真、マフィアと警察の癒着がわかる裏帳簿など、決して世間には知られてはならない様々な“秘密”が保管されていた。テリーとその仲間たちは自分達の身が危険に晒された事に気づくが…。これは面白い作品でした。「事実は小説より奇なり」なんて使い古された言葉を出すのもなんですが、まず映画ウンヌン以前に「事件」そのものが題材として非常に面白いです。お金は盗まれてもまた稼ぐことはできるけれど、「秘密」を盗まれるのって人生の破滅にも繋がりますからね~。小市民の自分にさえも、人様に言えない秘密の一つや二つはぐらいはあるんですが(ここには絶対に書けません!)、ましてや地位のある人々にとっては地獄への滑り台に乗ったようなものですから…。そしてこの映画は、そんな面白い題材を下手な出し惜しみをせずにテンポよく描いていきます。事件に関わってくる人物(登場人物)は結構多いのですが、描き方もわかりやすいので、頭が混乱することもなく安心して映画に没頭できました。主人公のテリーを演じたジェイソン・ステイサム、お得意のアクションシーンはほとんど無いのですが(ちょっとだけ見せ場もあります)、仲間思い&家族思いの良い奴(強盗犯人だけど…)を魅力的に演じています。車もいつもより安全運転(笑)。ちなみに、実際の事件の真相は2054年まで機密となっているそうです。この映画にアドバイスを与えた事件の関係者曰く「9割は事実に近い」そうですが、どこまで真相に迫れているんでしょか?もっともっと凄い事実が隠されているんでしょうか?う~ん…知りたい!でも真相が明かされるのは45年後…自分は84歳になっちゃってます。頑張って長生きしなきゃ(笑) ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■バンク・ジョブ THE BANK JOB 2008年イギリス 監督: ロジャー・ドナルドソン オフィシャルサイト(2009年1月現在)… http://www.bankjob.jp/
2009.01.09
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★緊張感溢れるレースシーンは見応えがあります★謹賀新年あけましておめでとうございます。本年も当ブログを宜しくお願いします。更新の遅さには定評がありますが(???)今年こそは早い更新を目指したいと思っております。どうか見捨てないでください(笑)ってなわけで…2009年になりましたが、しばらく2008年の劇場鑑賞作品のレビューが続きます。映画をチョイスする時、(一部の好きな監督を除いては)特に監督に拘らずにチョイスすることが多いので、後になって振り返ると結構片寄りがあったりするんですよね。有名監督の作品を全く観ていなかったり…。『デス・レース』の監督であるポール・W・S・アンダーソン監督なども有名なんですが、実は作品を一度も鑑賞したことがありませんでした。『バイオハザード』シリーズも全く観ていないし、『エイリアンVS. プレデター』さえも観ていない…。こんな事もあるんですよね~。この作品の元ネタ『デス・レース2000年』も未見なのですが、予告編がなかなか面白そうだった事と、ジェイソン・ステイサムの新作という事で、映画館に行ってきました。脱獄不可能の刑務所で繰り広げられる“死のレース”へ出場を決意する、無実の罪で投獄された男の戦いを描くアクション映画です。~STORY~2012年の近未来、アメリカの経済は破綻し、失業率も犯罪も増加の一途をたどり、刑務所は囚人を収容しきれなくなった為、運営を民間へ委託していた。その中でも凶悪な犯罪ばかりを収容している孤島の刑務所ターミナル・アイランドでは“デス・レース”を開催し、インターネット中継によって世界中の人々を熱狂させ大きな収益を上げていた。そのレースは囚人がドライバーを務め、美女揃いの女囚人がナビゲーターをつとめ、マシンガン搭載の改造車を駆って刑務所内のコースを3日間の行程で競い、一着でゴールした者が勝者となる命懸けのレースだった。そして5勝を挙げた者には自由が与えられる…。元レーサーのエイムズ(ジェイソン・ステイサム)は製鉄所で働きながら、妻と幼い娘と3人で、貧しいながらも幸せな生活を送っていた。しかし製鉄所が閉鎖され職を失ったその日の夜、エイムズはキッチンで倒れている妻を発見、駆け寄ったところ何者かに襲撃され意識を失ってしまう。再び気が付いた時には警官に囲まれ、側には血塗れで横たわる妻、そして自分の手には血塗れのナイフが握らされていた。妻殺しの濡れ衣を着せられたエイムズは、ターミナル・アイランドに収容される。そこで冷酷な女刑務所長ヘネシー(ジョアン・アレン)から、ある交渉事を持ちかけられる。それはデス・レースで4勝を挙げていたがレース中に死亡事故を起こしてしまった覆面の人気レーサー「フランケンシュタイン」のふりをして、デス・レースに参加することだった…。予想以上に楽しめた作品でした。設定から想像したのは「もっと荒唐無稽な作品かな?」という印象だったのですが、リアルな面はリアルに、(レースシーンなどの)アクション面は派手に、といった具合にメリハリが効いていて、結構素直に物語世界に入って行く事ができました。ドラマ部分に関しても(先の見える展開ではありますが)、女刑務所長ヘネシーを演じたジョアン・アレンの憎らしさがなかなか素敵で(笑)良かったです。彼女の存在がドラマ部分では大きかったですね。若干惜しい点を挙げるとするならば、レース部分はしっかり時間をかけて描かれていたのに、映画のクライマックス部分がやや短時間にまとめられちゃっていた感じがしたので、その辺りの時間配分が惜しかった気はしました。そうは言っても、全体的に見れば楽しめる作品になっていて良かったと思います。出演者について…エイムズの相棒である美人ナビゲーター・ケースを演じたナタリー・マルティネス。これが映画デビュー作って事ですが、なかなか魅力的な女優さん。今後の活躍が楽しみです。ライバルのマシンガン・ジョーを演じたタイリース・ギブソン。最近はシンガーとしてよりも映画出演が多くなっちゃってますが、悪役が板についていい感じです。最後に主演のジェイソン・ステイサム。2008年はこの作品も(多分この次にブログ更新予定の)『バンク・ジョブ』も良かったので、当たりの年だった感があります(2007年の『ローグアサシン』はちょっとどうかと思いましたが…笑)。次の公開作品は待ちに待った『トランスポーター3』かな? とても楽しみです。 ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■デス・レース DEATH RACE 2008年アメリカ 監督: ポール・W・S・アンダーソン オフィシャルサイト(2009年1月現在)… http://www.deathrace.jp/
2009.01.02
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★これは「拾いモノ」の作品でした。★「ふ~ん…ポール・ウォーカーの新作映画か…」と思って何気に製作年度を見たら、2006年の製作(全米公開が2006年2月)。って事は昨年(2007年)公開されて悪評高かった『ボビーZ』(個人的には結構楽しめたんですが、世間の評価はボロボロでしたw。あっ、そういえば昨年鑑賞したのにブログにまだアップしてなかった…)よりも前の作品なんだ…。で、フィルモグラフィーを確認したら、同じ年度の『父親たちの星条旗』よりも前の出演になってる…。う~ん…どれだけ寝かされたんだ…。これは面白くないから日本公開が遅れたのかなぁ…などと考えながら散々迷って映画館に足を運んだら、思いの外に面白い作品でびっくり。まぁ確かにアメリカでもヒットしたとは言い難い映画なので、これは遅れてでも公開してくれた日本の映画会社を褒めるべきなんでしょうか?今回のお題は『ワイルド・バレット』。クエンティン・タランティーノにも大絶賛されたウェイン・クラマー監督のサスペンス・アクション映画です。~STORY~イタリアン・マフィアの組織に所属するジョーイ(ポール・ウォーカー)の仕事は「殺し」に使用された銃の後始末。そんなある日ボスの息子トミー(ジョニー・メスナー)が、麻薬取引の場に乱入してきた警察官を射殺した銀のリボルバーの後始末を頼まれる。しかし、自宅の地下に隠し置いていたその銃を、隣の家に住むロシア系の少年オレグ(キャメロン・ブライト)が持ち帰ってしまう。そしてその夜、オレグ少年がその銃を使い、日頃から虐待を繰り返す義父に向けて発砲し逃走するという事件が発生する。もしもこの発砲事件で銃から足がついたらジョーイの命はない。ジョーイはオレグと共に消えた銃の行方を追い始めるが、オレグの父親がロシアン・マフィアと関係があったことから、警察に加え、イタリア系、ロシア系双方のマフィアからも追われる身となってしまう…。ウェイン・クラマー監督作品は日本で初公開…って事で、比較対象がないので何とも言えませんが、「映像(撮り方)に拘りがある感じなの監督さんなのかな?」という印象を受けました。映像を観た感じにも、内容的にもなかなか面白い作品でした。エンドロール部分のアニメーションも印象的でした。一丁の銃の行方と巻き込まれる人たちのドラマ…というストーリー展開自体は、決して新しいものではないのですが、映像・映画のスピード感・現代社会の暗部…などが上手く絡み合って、みごたえがある映画になっています。まぁラストの展開は良くも悪くも「アメリカっぽい」終わらせ方で若干惜しい点でもあるのですが、それでも及第点でしょう。同監督、今年はハリソン・フォード主演のサスペンスドラマを撮っていますので(公開は来年以降かな?)、そちらもちょっと楽しみです。さて、話はこの映画に戻って…主演のポール・ウォーカー、今までとはイメージも違った役柄でしたが、なかなか好演でした。出演作品の出来不出来が結構極端なイメージなんですが、なぜか良作は余りヒットしない…この映画は当たってほしい映画だったんですけどね~。それなりに人気も知名度もあるのに、いまひとつブレイクしきれないのはそのせいなんでしょうか???隣の家に住む少年オレグを演じたキャメロン・ブライト。芸達者な子役さんですね。顔は怖いけど(笑)。将来、どんな俳優さんになるのか楽しみです。残念ながら日本での上映館は極端に少なかったのですが、まだこれから上映される地区もあるみたいですので、機会があったら観て欲しい作品です。↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■ワイルド・バレット RUNNING SCARED 2006年・ドイツ/アメリカ 監督: ウェイン・クラマー オフィシャルサイト(2008年12月現在)… http://www.wild-bullet.jp/
2008.12.31
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★個人的には大好きです。でも万人受けはしないかも…★以前、何かの作品でも書きましたが、海外のコメディ映画って、日本では微妙なんですよね。それぞれの文化で笑いのツボが違う事が一番大きいでしょうし、時事ネタのブラックジョークなどは他国では通じにくいし、ハリウッド映画などは過去の作品のパロディも多いので、普段洋画を観ない方なんかには「?????」って感じだったり…。で、本日のお題『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』についても、色々な方の映画評を見ていると、「面白い」という評価も多いですが、逆に「ちっとも笑えなかった」という評価も結構多い…。個人的にはツボにハマったんですけどね~。確かに万人受けはしないかも…。 ~STORY~1969年のベトナム戦争の最前線で、アメリカ人兵士ジョン・“フォーリーフ”・テイバック(ニック・ノルティ)は、英雄的な活躍をしたという伝説を残した…。そして、彼の書いたベトナム戦争回顧録『トロピック・サンダー』が映画化されることになった。落ち目だが甘やかされているアクション俳優タグ・スピードマン(ベン・スティラー)にとっては返り咲きの大きなチャンス。人気アクションシリーズ『スコーチャー』も終わってしまい、アカデミー賞を狙った感動作『シンプル・ジャック』で知的障害者を熱演するも酷評を浴び、この映画に賭けていた。コメディアンのジェフ・ポートノイ(ジャック・ブラック)はコメディ映画シリーズ『ザ・ファッティーズ』で人気があったが、売りである「オナラ芸」以外にも芸域を広げようとしていた。オーストラリア人の過剰な演技派俳優カーク・ラザラス(ロバート・ダウニー・Jr)は5度のアカデミー賞を獲っていたが、今回は新たなる挑戦ということで、黒人軍曹に扮する為に皮膚を黒くする手術をうけるという徹底ぶりだった。そしていよいよ撮影が始まったが、爆破オタクの特殊効果マンや我儘な俳優たちのせいで撮影はなかなか上手くいかず、撮影開始から5日間にして予算オーバーとなってしまう。困り果てた監督のデミアン(スティーヴ・クーガン)は、原作者テイバックの助言により、東南アジアのジャングルで撮影を再開することに。しかし、そこは凶悪な麻薬組織が支配する「黄金の三角地帯」であり、本物の戦場というべき超危険地帯だった…。グロ系、おバカ系が苦手な方にはちょっと辛い作品ですが、面白い作品でした。パロディやタイトルなどで数々出てくる他の映画については、もちろんすべて観ている訳じゃないですが、わかる範囲内でも十分楽しめました。カメオ出演で色々な俳優さんも出てくるし、そういった意味でも楽しめました。あっ、とりあえず世間を騒がせた「大物俳優」についてはコメント割愛。もう色々な所に書かれちゃってるんで、今更名前を伏せても仕方ないんですが(苦笑)、まだネタばれを読んでいない、これからDVDなどで観る方の為に、ここではスルー。この映画で一番のツボは、世間でも評価の高いロバート・ダウニー・Jr。いや~、こういう役柄も演じちゃうんだ…と「アイアンマン」以上に驚いたんですが(アイアンマンでさえ驚きだったのに)、それがまた思いっきりハマってるところが凄い…。本職のベン・スティラーもジャック・ブラックもかすんじゃうぐらいです。最初にポスターを観た段階(ストーリーも知らない段階)では「名前は出てるけど…どれだ??」って感じだったんですけどね。おまけに俳優カーク・ラザラスの「元の姿」さえも本人とは全然違う。もう…この人はいったい何者なんでしょう(笑)そういえばこの映画の海外サイトでは、主演三人の映画での役柄名でホームページまで開いちゃってたり、遊び心も満点。でも今の時代ならではのお遊びですよね~。10数年前には考えられない宣伝(遊び)ですからね。お遊びついでに戦争映画の『トロピック・サンダー』本編や、この映画に出てくる『スコーチャー』などの本篇も作っちゃえばいいのに…って何十億かかるか知りませんが(笑)。 ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■トロピック・サンダー/史上最低の作戦 TROPIC THUNDER 2008年・アメリカ 監督: ベン・スティラー オフィシャルサイト(2008年12月現在)… http://www.shijosaitei.jp/
2008.12.30
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★本来の趣旨と違う意味で、なんだか「妖しい」作品です★イニシャルには苦い思い出があります…。と、本名も明かしていないブログでこんな事を言っても「はぁ???」と思われるだけなんですが…。中学・高校生の頃、自分のイニシャルを言うのが凄く嫌でした。なぜなら…自分の本名って名前が『さ行』、名字が『ま行』なんですよ、はっはっは。日本式に「名字→名前」なら問題ないんですけどね、外国式に「名前→名字」にするとさぁ大変(笑)。よくからかわれましたよ~。もっとも、恥じらいを忘れる年頃(?)になると「これは使える!」と、自分からネタにしてしまったりしたんですけどね。人間、年を重ねると図太くなるものです。ついでにお腹周りも太くなる…(涙)。そういえば昔、某男性アイドル(現在では既に50歳過ぎてる方です)が「好きな本は?」と訊かれ、SFですと言おうとしたのに間違えて「SMです」と言ってしまった有名な事件もありましたね~(確かザ・ベストテンでの出来事でしたよね!?)。…と、まぁそんなどうでもいい話はこれぐらいにして、本日のお題は『彼が二度愛したS』。孤独な会計士の男が、セレブな弁護士との出会いをきっかけに罠に落ちていくサスペンスドラマです。~STORY~ニューヨークに住む真面目だけが取り柄の会計士ジョナサン・マコーリー(ユアン・マクレガー)は、親しい友達もおらず、仕事場と家を往復するだけの退屈すぎる人生を送っていた。そんなある日、監査員として派遣された大手法律事務所で弁護士のワイアット・ボーズ(ヒュー・ジャックマン)と知り合い、意気投合する。抜群のルックスとユーモア溢れる会話で瞬時にジョナサンの心に入り込んだワイアットは、ジョナサンとは対照的にセレブを絵に描いたような優雅な生活を送っていた。ジョナサンは自分とはかけ離れた世界に住むワイアットという新しい友人を得たことで、今までのつまらない日常に変化を感じ心が躍った。ある日、二人で食事をした際、お互いの携帯電話を取り違えてしまう。そんな偶然からジョナサンは、ワイアットが入会していた会員制秘密クラブの存在を知ってしまう。エグゼクティブの男女がお互い名前も聞かずに関係を持つことができる秘密クラブ…ジョナサンは美女との一夜限りの関係にのめり込んでいく。そしてある時、ジョナサンに運命的な出会いが訪れる。それはかつて地下鉄で見かけて一目惚れした女性。ジョナサンは名前が“S”から始まることしか分からないその女性(ミシェル・ウィリアムズ)にのめり込んでゆくが…。「Are You Free Tonight?」の一言でセレブな男女が一夜限りの相手を見つけられる…映画の中の作り話じゃなく、実際にアメリカにはこんな秘密クラブが存在するらしいです(映画パンフの解説によると…)。う~ん…アメリカ、恐るべし…。そんな事はともかく…真面目に映画の感想を書くと、映画の導入部はかなり興味を惹かれる感じでした。ただしそれを過ぎちゃった後は、割と先が読める展開だったんですけどね(笑)。でも妖しい雰囲気を味わえるという意味では、なかなか楽しめた作品です。主演のユアン・マクレガー&ヒュー・ジャックマンは結構いい味出していて良かったですね。ただ…肝心の「S」さんを演じたミシェル・ウィリアムズが今一つ魅力不足な感じが…。物語後半のミシェル・ウィリアムズは決して悪くないんですが、どうもジョナサンを虜にする魅力的な女性って感じに見えないんですよ。どうしても頭に浮かぶのは『ブロークバック・マウンテン』な感じ。しかもジョナサンって大好きな「S」さんを見る目よりも、ワイアットを見る目の方が輝いてるんですよね(笑)。まぁそりゃワイアットはセレブでイケメンで、ジミメン(?)から見たら凄く羨ましい存在なんですけどね。そして(すいません、ちょっとだけネタバレになっちゃいますが…)ワイアットもジョナサンを自分にひきこまなきゃならない事情があるので、優しく親切に近づいてくるんですが…、なんていうか『太陽がいっぱい』な感じ。う~ん…映画の趣旨と違う意味で妖しい…。そんなわけで…もう少し魅力的な「S」さんだったらなぁ~と、ちょっと惜しい作品でした。嫌いな作品じゃないんですけどね。 ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■彼が二度愛したS DECEPTION 2008年・アメリカ 監督:マーセル・ランゲネッガー オフィシャルサイト(2008年12月現在)… http://www.2s-movie.jp/
2008.12.19
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★ケ~セラ~セラ~、なるように~なる~★映画を色々観ていると「あ~、このシーンってどこかで観たような気が…」とか「これってあの映画からヒントを貰ったんだろうな~」などと思う事が結構あります。意図的に他の映画のシーンを使ったもの、或いはたまたま似てしまったもの、或いは…(以下自粛…笑)。原因は色々ありますが、そんなシーンを見つけた時は、思い出した映画を観たくなったりして、個人的には楽しみを見つけた感じで、結構嬉しくなっちゃったりします。(パクリだ~!と怒りに震える方もいらっしゃるでしょうが…)本日のお題『イーグル・アイ』これは色々な映画がごっちゃになったような作品で、怒りの余りに低評価な意見も結構あるのですが、個人的には「あっ、ここはこの映画だな」と、楽しみが幾つも見つけられた作品でした(笑)。面識のない男女が、謎の女による脅迫で追い詰められてゆく恐怖を描いたアクション・スリラー映画です。~STORY~シカゴのコピーショップで働くジェリー・ショー(シャイア・ラブーフ)に、実家から連絡が入る。彼の双子の兄弟で、空軍の広報室長をしていたイーサンかが交通事故で亡くなったという知らせだった。葬儀が終わりシカゴの自宅に戻る途中、ジェリーは残高を確認しにATMに立ち寄る。空の筈の口座には75万ドルもの大金が振り込まれていた。さらに、自宅には、組立式の軍事用機材が届いていた。呆然とするジェリーの携帯電話に、見知らぬ女から電話が入る。「あと10秒でFBIが来る。逃げなさい。」何がなんだかわからぬまま、ジェリーは逃げる間もなく逮捕されてしまう。FBIの取調室に連行されたジェリーは、エージェントのトーマス・モーガン(ビリー・ボブ・ソーントン)に無罪を主張するが、テロとの関与を執拗に疑われる。偶然ひとり部屋に残された彼の元に、先ほどと同じ女性から着信が入った。彼女は、ジェリーのいる部屋を窓ごと破戒し、そこから飛び降りろと指示する。なすすべもなく、指示に従い、逃亡するジェリー。 一方その頃、シングルマザーのレイチェル・ホロマン(ミシェル・モナハン)は、8才になる息子のサムを、ワシントンDCのケネディ・センターで開催されるコンサートに向けて送り出していた。その後、女友達と久々に羽を伸ばしている最中に携帯電話が鳴り、知らない女性からの不可解な着信を受ける。 通りにあるモニターに息子の映像が映し出され、指示に従わなければ息子を殺すと、その声は告げた。ジェリーとレイチェルは謎の声の指示で、路上に止めてあった車に乗り込み顔を合わす。面識のない2人は互いに警戒心を募らせるが、ジェリーは追ってきたFBIから逃れる為に、レイチェルは息子の命を救う為に、謎の声の指示に従うしかなかった…。上のストーリーだけでは良くわからないかもしれませんが、内容的には『知りすぎていた男』に『2001年宇宙の旅』や『マイノリティー・リポート』をちょっと足して、エッセンスに『北北西に進路を取れ』を振りかけたような作品…と言えば、それらの作品を観た事のある方にはわかりやすいかも知れません(観た事のない方には何のことやらわからないですよね…スミマセン!)。演奏シーンなんてもろ『知りすぎていた男』だもんなぁ~(これって或る意味ネタバレ書いちゃったかも??)。D・J・カルーソー監督の前作『ディスタービア』は「21世紀の『裏窓』だ」なんて言われましたが、この監督、ヒッチコック作品が相当好きなんでしょうね~。なんだかニヤニヤしながら映画を観ちゃいました。次回作はどの作品を引っ張ってくるんだろう? さてさて、そんなごっちゃ混ぜ作品と言う事で、個人的にはそれなりに楽しめる作品ではありました。但しオススメはし難い作品でもあります…。「パクリだ~!」と怒りが込み上げるタイプの方は避けた方が良いでしょう(笑)。でも上記作品を全く観ていない方には、新鮮な驚きを感じられて面白いかも。ところで…この映画を観ていて一番気になったのはビリー・ボブ・ソーントン演じるFBIのトーマス・モーガン。上映中にビリー・ボブ・ソーントンの名前がどうしても出てこずに「この人、何て名前の俳優だっけ…」と上映中にずっとイライラしながら観てました。個人的にはストーリーよりもはるかに謎…。エンドロールで名前を見つけたときには、映画のラストよりも爽快な気分になりました(笑)。 にほんブログ村ランキング登録中! 是非是非 ↓投票↓ をお願いします♪ (ブログ村のサイトに接続されれば投票された事になります) ■イーグル・アイ EAGLE EYE 2008年・アメリカ 監督: D・J・カルーソー オフィシャルサイト(2008年12月現在)… http://www.eagleeye-movie.jp/
2008.12.15
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★ミュージカルの醍醐味が存分に味わえます★以前は映画館でリバイバル作品が上映される事も多かったのですが、ビデオ、衛星放送、DVD,ブルーレイ…と、自宅で映画が気軽に鑑賞しやすくなればなるほど、映画館でのリバイバル上映が減ってしまいました。好きな作品を自宅で鑑賞できる事は嬉しい事ですし、自分も恩恵に与っているので文句は言えないのですが、一方で、以前のの作品を劇場の大きなスクリーンで観る機会が減ってしまったのは凄く残念でもあります。学生の頃はよく安価でリバイバル作品を観にいっていたんですが、地元のリバイバル専門館も10年以上前に閉館してしまい、そういった時代の流れは寂しいものでもあります。シネコンの増加でスクリーン数は激増しているので、1スクリーンぐらい旧作専門に充てて欲しいんですけどね~。動員が厳しいかな?さて…そんな中、2005年に日本で公開された『オペラ座の怪人』(製作は2004年)が、地元の映画館で行われていた「秋の名作リバイバル」なるイベントで上映されていたので、観に行ってきました。(ってか、今は12月。「秋」って間違いじゃないの??? と思われた方…間違っていません。このブログの更新が遅すぎるだけです。はっはっは。)もっとも「秋の名作リバイバル」なるイベント(?)も、上映されていた作品はこの『オペラ座の怪人』だけだったんですけどね。映画館がリバイバルの際、苦肉の策でつけたタイトルという事が良~くわかります(笑)。~STORY~19世紀末のパリ、オペラ座は華やかな舞台で隆盛を極めていたが、そのオペラ座の地下には仮面をかぶった謎の怪人“ファントム”(ジェラルド・バトラー)が住み着いていた。ファントムは月給2万フランと5番ボックス席の常時確保などを支配人に要求していた。若きコーラスガールのクリスティーヌ(エミー・ロッサム)は、自分の楽屋の裏から聞こえる謎の声を、亡き父が授けてくれた“音楽の天使”と信じ、彼の指導で歌の才能を伸ばしてきた。彼女はある時、代役として新作オペラの主演に大抜擢され、喝采を浴びる。その抜擢によりクリスティーヌは、幼馴染みでありオペラ座の新しいオーナーとなったばかりの青年貴族ラウル(パトリック・ウィルソン)と再会。二人は再会を喜び合った。しかしその夜クリスティーヌは“音楽の天使”の声によってオペラ座の地下深くへと誘い出される。彼女が“音楽の天使”と信じていた声の主は、実は謎の怪人“ファントム”その人だった…。舞台版を手掛けた作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバー自身の製作による映画化という事で、ミュージカルの醍醐味が存分に味わえる作品に仕上がっております。曲が素晴らしい!内容に関しては、怪奇小説である原作とは随所に内容が違っていますが、現代の人(?)にはなじみの深いミュージカル舞台版のテイストをそのままに、更に「ファントムの哀しき愛の物語」に重点が置かれており、とても良い映画になっています。もう…観ていてもファントムに感情移入しまくりで、本来ヒーロー役であるはずのラウル子爵なんて添え物状態です(笑)。ウダウダしているクリスティーヌまで憎らしい(笑)。歌に関しては、オペラ座の看板女優カルロッタ以外は吹替えなしという事で、各俳優さん・女優さんのナマの歌声が堪能できます。特にクリスティーヌ役のエミー・ロッサムの美声は感涙モノです。封切り時に鑑賞して、サントラCDも買って、映画のDVDも持っているのに、それでも映画館に再度足を運んだのは、エミー・ロッサムの歌声をもう一度大音響で聴きたかった…というのも理由の一つです。(他の理由は、豪華絢爛なセットを大画面で観たかったから…ってのが大きいかな?)そしてこの映画をファントムの独壇場にしたのがジェラルド・バトラーの熱演。ってか、ファントム、格好良すぎですって。自分がもし女でクリスティーヌの立場なら、青い坊ちゃんのラウルなんかよりも苦労人でしっかりしている怪人を選んでいたでしょう(笑)。原作小説のファンの方からは「これでいいの???」と怒られそうなほどに魅力的なファントムでした。まぁミュージカルに関しては「突然歌いだすのが意味不明。苦手だから観ない。」なんて方も結構いらっしゃるようですが、食わず嫌いな方も、この作品ならとっつきやすいかと思いますので、機会があれば是非ご鑑賞ください。 にほんブログ村ランキング登録中! 是非是非 ↓投票↓ をお願いします♪ (ブログ村のサイトに接続されれば投票された事になります) ■オペラ座の怪人 THE PHANTOM OF THE OPERA 2004年・アメリカ/イギリス 監督: ジョエル・シューマカー
2008.12.10
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★緩~い笑いを堪能できます★アメリカのコメディ作品って、日本人からするとなかなか微妙で(笑いのツボや沸点が違うみたいで)、日本ではウケ辛かったりする事が多いんですよね。その為か、全米で大ヒットしたのに、日本公開が見送られる作品も多いようで…。残念な事です。この作品『ゲット スマート』を観に行った時も「大丈夫かなぁ~」と少々心配でした。何が心配って?映画館で周りがシーンとしている所で、ひとりだけ笑ってるのも恥ずかしいじゃないですか(笑)。個人的にはアメリカンジョークなどにも慣れているせいか、結構笑っちゃったりするんですよ。でも結構他の人が笑ってなかったりすると「あれ?笑ってる自分がおかしいのか???」と心配になってくる…。そんな余計な心配をしながら映画館に出かけてきました。~STORY~アメリカの極秘諜報機関“コントロール”。40種類もの言語を自在に操り、テロリストたちがふと漏らした家庭の揉め事からさえも重要情報を読み取る凄腕の分析官・スマート(スティーヴ・カレル)はその優秀な分析能力ゆえに、エージェントへの昇格を見送られてしまっていた。しかしコントロールの本部が世界征服を企む国際犯罪組織“カオス”の襲撃に遭い、スパイたちの顔と身元が全て割れてしまう事態が起こる。そこでコントロールのチーフ(アラン・アーキン)は、急遽スマートをエージェントに昇格させる。相棒は整形したばかりの美女・エージェント99(アン・ハサウェイ)。2人に与えられたミッションは、カオスが盗んだ核物質の行方を突き止め、世界規模で進行中の破壊工作を阻止する事だったが…。これは予想していたより面白い作品でした。結構ベタな笑わせ方をさせるので、『昨今の日本の「お笑い」が理解できない!』とお嘆きの方でも大丈夫♪何と言うか…「緩~い笑い」が堪能できる作品です。主役のスマートを演じるスティーヴ・カレルの表情が凄くいいんですよね。基本的に超真面目な性格の役柄。その生真面目な表情ですっ呆けた言動をするので、ついつい笑ってしまいます。相棒の整形美人を演じたアン・ハサウェイ。彼女を(この映画じゃなくって)最初に観た時の印象って「あぁ~なんか消えていきそうな女優さんだなぁ…」ってイメージだったんですが(ファンの方、ごめんなさい!)、気付くと凄く幅広い役をこなす女優さんになっていて…この映画でも「超個性的」なスティーヴ・カレルの影に霞む事なく、しっかりと存在感を示していました。う~ん…、自分の見る目のなさに呆れてしまいます…。「軽い気分で観られる楽しい映画がないかなぁ?」なんて時にはオススメの作品です。 にほんブログ村ランキング登録中! ↓クリック↓ をお願いします♪ (ブログ村のサイトに接続されれば投票された事になります) ■ゲット スマート GET SMART 2008年・アメリカ 監督: ピーター・シーガル オフィシャルサイト(2008年12月現在)… http://wwws.warnerbros.co.jp/getsmart/
2008.12.09
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★始めることよりも、終わらせることの方が難しい★冒頭の言葉、頭に付くのは『戦争は…』、若しくは『恋は…』『結婚は…』。以前誰かから聞いた言葉ですが、戦争と恋は似ているものなのか…と、妙に納得した記憶があります。本日のお題は『 P.S. アイラヴユー 』。最初この作品名を聞いた時、頭の中を流れたのはピンク サファイアの歌でした(同年代の方なら共感してくれるかも?)。そんな事もあって、なんかおかしなイメージがついてしまった(?)のですが、ジェラルド・バトラーとヒラリー・スワンクの共演というキャスティングが興味深かった為、映画館に足を運ぶ事となりました。最愛の夫を失って悲しみのどん底にいた主人公が、亡き夫から次々に届くラブレターによって少しずつ生きる希望を見いだしていく姿を描いた作品です。~STORY~最愛の夫ジェリー(ジェラルド・バトラー)を脳腫瘍で突然亡くしたホリー(ヒラリー・スワンク)は失意のどん底にいた。ジェリーは陽気で情熱的で歌が好きなアイルランド男だった。二人の生活は決して裕福とはいえなかったし、些細な事で喧嘩もした。けれどそんな幸せな日々がずっと続くと思っていた…。夫の死から3週間…電話にも出ず、家に引きこもっていたホリーの元に、心配した母親のパトリシア(キャシー・ベイツ)、親友のデニース(リサ・クドロー)たちが訪れる。その日はホリーの30歳の誕生日だった。部屋は散らかり放題で悪臭まで漂い、身だしなみを一切気にしない変わり果てたホリーの姿に一同は呆然とする。その時、ホリーの元にバースデイケーキとテープレコーダーが入った贈り物が届く。差出人は、亡き夫のジェリーだった。驚き、戸惑うホリー達。テープにはジェリーの声で「明日から様々な形で手紙が届く。それぞれの内容に従って行動してほしい。」とのメッセージが吹きこまれていた。翌日、ジェリーから消印のない最初の手紙が届いた…。ストーリーだけ読むと、湿っぽいタッチの作品のように感じてしまうかもしれませんが、癖のある登場人物たちのキャラクター設定もあって、前向きになれるような、明るい作品でした。…と言いつつ、映画が始まって十数分後(荒れ狂うホリーの元に届いた最初のメッセージあたり)には既に泣いてたんですが(笑)。その後はホリーの周りの人たちの明るさもあって、作中のホリーが元気になると共に、観ている側も涙が乾いてくる…といった感じで、とっても上手な作り方になってるなぁ~と、感心しました。未見の方の為に詳細は語れませんが、原作とは違う手紙の届けられ方も、映画的には良かったんじゃないかな? さて、ホリーを演じたヒラリー・スワンク。個人的には今まで「可愛らしいイメージの欠片もない」という印象でしたので(ファンの方、ごめんなさい)、この手の役柄はどうかな…と思ったのですが、これが案外ハマリ役で驚きました。まぁ芸達者な女優さんですからね、どんな役でもこなせるんでしょうけど、この役で彼女の「可愛らしさ」が理解できたかも。男優陣ではジェラルド・バトラーは流石に格好良い。同性から見てもとても格好良いです。ハリー・コニック・Jrも、なかなか面白い(けど複雑な)キャラを好演していました。そしてキャシー・ベイツ。最後にやられました。やっぱり貴女は凄い。作品としてはとても良かったこの映画なんですが…ただ最後に一点、どうしても許せなかったのがエンディングテーマ。エンドロールをぼんやり眺めながら余韻に浸るのが大好きなんですが、流れてきた曲に唖然…。なんでここでいきなり徳永英明の歌が流れるかなぁ~!!いや、徳永英明が嫌いなわけでも、曲が悪かったわけでもありません。でも、急に日本語の歌が流れてきたときには、楽しい夢を見ていた時に無理やり起こされたような、そんな嫌~な気分になりました。吹き替え版を観ていたのなら仕方ないですが、外国語映画の字幕上映のエンディングでこういう事をするのは本当にやめて欲しい…。生まれて初めて、映画会社に苦情メールを送りました…。 ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■P.S. アイラヴユー P.S. I LOVE YOU 2007年・アメリカ 監督: リチャード・ラグラヴェネーズ オフィシャルサイト(2008年12月現在)… http://www.psiloveyou.jp/
2008.12.05
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★失った者は帰ってこない…でも残された人達の日々は続いてゆく…★みなさん、ご無沙汰しております。随分久しぶりのブログの更新になってしまいました。11月の中盤に体調を崩してしまい、それはすっかり良くなったのですが、その間にサボり癖がついてしまい…。いかん…反省…。アップしていない作品もたくさん溜まってしまい、昨年に引き続き12月はかなりリキを入れて更新しないと、年内に書き上げられない状態に…。あっ、そういえば昨年鑑賞した作品も、最後の方の数作品がアップしていないままだったような…。今月は頑張って更新する予定ですので、是非是非お付き合いください。さて、本日のお題は『帰らない日々』。息子をひき逃げされた大学教授一家と、ひき逃げ犯である弁護士の交錯する運命を描いた作品です。仕事柄、車を運転をする機会は多いので、交通事故現場を目撃してしまった事も数多くあります。幸い今までは加害者にも被害者にもならずに済んでいますが、事故を目撃するたびに「いつ自分がどちらかの立場になってしまってもおかしくない」と、気持ちが重くなってしまいます。被害者も加害者も、そしてその家族も、全ての人の人生が変わってしまう…この作品はそんな人々の心の葛藤と再生を描いた作品です。~STORY~大学教授のイーサン・ラーナー(ホアキン・フェニックス)は、妻のグレース(ジェニファー・コネリー)、10歳になる息子のジョシュ(ショーン・カーリー)、8歳になる娘のエマ(エル・ファニング)と共にコネティカット州の小さな田舎町ケイナンに住み、穏やかで幸せな日々を送っていた。しかしある夜、一家で出かけた帰り道のガソリンスタンド脇の道路で、息子のジョシュがひき逃げされて死亡。父親のイーサンの目前で起こった悲劇であった。弁護士のドワイト・アルノー(マーク・ラファロ)には離婚した妻との間に11歳の息子ルーカス(エディ・アルダーソン)がいた。週に1回の面会日に野球観戦に出かけた父子だったが、試合が長引き門限に遅れ、元妻からの催促の電話に焦りながら息子を車で送っていた。その途中の道でドワイトは道の脇に立っていた少年を撥ねてしまった。一度は車のスピードを落としかけたものの、そのまま事件現場から立ち去ってしまう…。罪の意識に苛まれながらも自首する勇気の出せないドワイト。一方、息子を目前で亡くしたイーサンは悲しみのあまり自分を責める中、遅々として進まない警察の捜査に業を煮やし、弁護士事務所に調査を依頼する事を決意。小さな町に1つしかない弁護士事務所を訪ねる。その弁護士事務所で担当として紹介されたのは、ひき逃げ犯人であるドワイト、その人だった…。息子を亡くした家族の葛藤、そして犯人側であるドワイトの苦悩や親子関係、それぞれはとても丁寧に描かれていて、その点に関しては良かった作品です。ただ映画としては展開の弱さなど、ちょっとマイナス面が目立つのが惜しい…。サスペンスドラマ風にしてしまったのがネックなんですよね。とはいえ、俳優さんのそれぞれの演技は良かったし、観終わったあと色々と考えさせられる内容でもあり、観て良かったとは思う作品でした。特に二人の「父親」。被害者の家族・加害者というより二人の「父親」としてのストーリーが心に残りました。イーサンを演じた主演のホアキン・フェニックス、俳優引退宣言をしてしまいましたが、この作品を観て更に「もったいない」感が増幅。いつかスクリーンに戻って来てくれる事を期待しましょう。イーサンの妻・グレースを演じたジェニファー・コネリー、最近は安定した仕事っぷりですね。ドワイトを演じたマーク・ラファロ、或る意味彼の役柄が一番難しい役柄なんですよね。台詞のない場面で揺れる感情を表現しなくっちゃならない…、でも上手く演じていたと思います。失ったものは決して帰っては来ない…しかし最後に残された人々のそれぞれの「再生」の道筋が見えたところに救いのある…そんな作品でした。 ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■帰らない日々 RESERVATION ROAD 2007年・アメリカ 監督:テリー・ジョージ オフィシャルサイト(2008年12月現在)… http://www.kaeranaihibi.jp/
2008.12.03
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★天才画家が見たのは、異端審問がもたらした悲劇でした★「家政婦は見た!」でも「宮廷画家は見た!」でも、そこにある事実は見てはいけないような醜悪なもの…。あぁ…世の中、見ちゃいけないものが多すぎます。でも見ちゃいけないものほど覗きたくなる。そう「他人の不幸は蜜の味」。しかし残念ながらゴヤが見たものは「蜜の味」では済まされないほど、過酷で残酷な悲劇の物語でした。本日のお題『宮廷画家ゴヤは見た』は、激動の18世紀のヨーロッパの世相を、その時代に活躍した天才画家ゴヤの目を通して見つめる…一風変わった、それでいてなかなか骨太なドラマ作品です。~STORY~1792年、マドリード。スペイン最高の画家と讃えられ、国王カルロス4世の宮廷画家に任命されたフランシスコ・デ・ゴヤ(ステラン・スカルスガルド)。画家として最高の地位に登り詰めながらも、王妃の肖像画を描く以上の情熱で、貧しい人々を描き、腐敗した権力者を攻撃する版画を制作していた。ゴヤは2枚の肖像画に取り掛かっていた。1枚は天使のように無垢な少女イネス(ナタリー・ポートマン)。裕福な商人の娘で、ゴヤとは家族ぐるみの付き合いだ。もう1枚はロレンソ神父(バビエル・バルデム)。神父はゴヤのアトリエで見た、絵の中のイネスの美しさに心を動かされる。そんなある日、イネスは居酒屋で豚肉を嫌ったことからユダヤ教徒の疑いがあるとして異端審問所への出頭を命じられてしまう。折しもロレンソ神父の提案で異端審問の強化が図られており、イネスは厳しい拷問を受ける。ロレンソ神父が異端審問所を訪ねると、そこには鎖に繋がれ震えるイネスがいた。脅えるイネスを慰めるロレンソ神父だったが、そこに許されざる欲望が湧きあがった…。映画のタイトルとハビエル・バルデムが大きく写った宣伝写真から、てっきりバルデムがゴヤ役なんだと思いこんでいました…(汗)。って事で、映画の内容も想像していた展開とは違っていたのですが、良い意味で裏切られた作品でした。ドラマとして秀逸!この作品でゴヤはいわゆる「狂言回し」なんですが、彼が肖像画を描いた人物達が時代の波に翻弄されていくストーリー展開は着眼点としても面白く、また歴史やこの時代背景に疎い自分でもグイグイ引き込まれるほど練り込まれたストーリーは、とても残酷ではあるものの(むしろ残酷だから?)全く目を離せない…良く出来た作品です。しかし考えてみれば、この映画で描かれている出来事って、「昔の出来事」であって「昔の出来事じゃない」んですよね。ハビエル・バルデム演ずるロレンソ神父の保身・転身などの行動は現代の人物に十分当てはまりますし、「異端審問所」だって、形こそ違え似たような出来事は歴史上(現代でさえも)で何度も繰り返されている…。結局人類って進歩しているように見えて、昔から変わってない(というか何も学んでない)のかなぁ~と、少々暗い気分になりました。まぁそんな風に難しく考えなくても、明るい気分になるような映画じゃないんですけどね(笑)。でも良くできた映画でした。 ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■宮廷画家ゴヤは見た GOYA'S GHOSTS 2006年・アメリカ/スペイン 監督:ミロス・フォアマン 出演:ハビエル・バルデム、ナタリー・ポートマン、 ステラン・スカルスガルド オフィシャルサイト(2008年11月現在)… http://www.goya-mita.com/
2008.11.08
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「SCARECROW'S ROOM」をご覧になっている皆様、いつもありがとうございます。ここで皆様にちょっとお知らせがあります。当ブログ「SCARECROW'S ROOM」がこの度、なんとワールドデビュー!(って、インターネット上にアップしている時点で一応世界に発信はされているのですが…。)UAEのドバイで発行されている週刊のフリーペーパー『The Japanese Dubai』紙のMovie Reviewのコーナーに記事をアップして頂く事になりました。あっ、なりました…というか、既に二度ほど掲載していただいたのですが…報告がおそくなりました…(汗)。この『The Japanese Dubai』紙は今年の8月末から発行になった、ドバイで唯一発行されている日本語週刊紙です。発行の経緯について、ご担当の西岡様によると『日本人が増えつつあるドバイにおいて、日本語で情報を得るような新聞、フリーペーパー等もなく、さらに中東という場所柄、日本語の活字媒体(本や雑誌等)も入手困難なため、私自身も含め、活字に飢えているドバイ在住の日本人の役に立てたらという思いから、ドバイ初のフリーペーパーの発行に至りました。』との事です。日本から離れた海外で生活されている日本人の方は多くいらっしゃいますが、いくらインターネット等で日本のニュースや日本の記事について調べられるといっても、どうしても現地ならではの細かい情報などは手に入れにくい…という事で、不便な思いをしていらっしゃる方は大勢いるかと思います。そんな中で、現地の記事などをを日本語で読める新聞っていうのはすごく有難い存在だと思います。しかし、海外の地で作成する方の御苦労というのは並大抵ではないと思います。西岡様をはじめ、この紙面作りに携わるみなさんには本当に頭の下がる思いです。さてさて、先ほど「フリーペーパー」と紹介したので、イメージが掴みにくい方もいらっしゃるかと思いますが、手元に送って頂いた紙面をみると、全16面オールカラーの、かなり立派な紙面となっております。現地のニュース、日本のニュース、世界のニュースの他、ドバイの文化等を掲載したブログ記事やイベント情報、お料理のレシピなどなど、かなり盛りだくさんの内容になっております。そんな中に映画紹介のコーナーも♪↓この号では映画「スティング」の記事がアップされています。数多い映画ブログの中で、こんな更新も遅い我がブログをどうして選んで頂いたのか、とっても謎なんですが(笑)、遠くUAEに住む日本のみなさんに少しでもお役に立てるなら、凄く嬉しい事です。これからはもっと頑張って更新しないと…。日本に住んでいる皆さんには、残念ながらこの『The Japanese Dubai』紙をご覧いただけませんが、もし親戚友人でドバイに住んでいる方がいたり、また皆さんが遊びに行かれたりする際には、是非『The Japanese Dubai』紙を探してみてください。
2008.11.03
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★「自由」を手にする為には、何を捨てれば良いのでしょうか?★青春無頼の演じた無意味にして無益なる闘争の眩しさ。やがて海辺はまたもとの静けさにかえった。私は次第に深まりゆく悲哀の念に打たれながら、その夜ほど遠い青春への嫉妬を烈しく感じたことはなかった。作家・井上靖氏の有名な詩「海辺」の一節です。海辺ですれ違った土地の中学生達と、都会から避暑に来ていた学生が『すれ違った』というだけの理由で喧嘩を始めた...。『驚くべきこの敵意の繊細さ』。その一部始終を見ていた『私』は戻ることのない遠い『青春』に激しく嫉妬した...。この詩を初めて知ったのは大学生の頃でした。当時まさに「青春」真っただ中だった自分には、この『私』の気持ちなどわかるはずもありませんでした。でもこの詩を再び思い出させてくれたのが、本日のお題・映画「イントゥ・ザ・ワイルド」です。両親に反発し、全てを捨ててアラスカへと放浪の旅へ出た裕福な若者...彼の軌跡を追ったノンフィクション小説『荒野へ』の映画化作品です。 ~STORY~1990年夏、ジョージア州アトランタのエモリー大学を優秀な成績で卒業したクリス・マッカンドレス(エミール・ハーシュ)は将来を約束された22歳の若者だった。しかし彼は通帳にあった預金全額を慈善団体に寄付し、両親に何も告げることなく、中古のダットサンに乗って家族の前から姿を消した。マッカンドレス家には複雑な事情があり、繊細なクリスの気持ちを理解していた妹だけは、クリスが姿を消した理由がわかるような気がしていた。しかしそんな妹にさえ行き先を告げずにクリスは放浪の旅へと出て行った。クリスは旅を通して様々な人と出会った。サウスダコタでは大農場を営む陽気な兄貴分のウェインと、スラブ・シティでは社会のルールに囚われないアウトサイダー達と、ソルトン・シティでは孤独な老人フランツと...。しかし彼には最終目的があった。アラスカへ行き、荒野のど真ん中で何ものにも囚われずに自由に生きるという目的が。1992年5月。ついにクリスは目的地であるアラスカの山岳地帯に到達する。そこで風雨にさらされ、ぽつんと放置されたボロボロのバスを発見したクリスは、そのバスを住処とし、厳しい荒野での生活を始めたが...。 映画が終わってもすぐに座席を立てないほど心に響いた作品でした。正直に言えば、映画が始まった当初は必ずしも主人公のクリスに同調できたわけではありませんでした。「うわぁ~、青い奴だなぁ...。」というのが第一印象でしたから。ただ、この繊細で青くて無謀な若者が体験する様々な出来事が、スクリーンを通して実感として凄く伝わってくる...人の優しさも人の厳しさも、自然の優しさも自然の厳しさも...そして「生きる」という事がどういう事か、「自由」というのがどういう事か...考えさせられる作品でした。もちろんその「代償」の大きさも。しかし、自分が主人公に対して感じた「青くて無謀」という言葉も、考えてみると「羨ましい」と表裏をなすものだったのかな。若さゆえの無謀さも、若さを失くした人にとっては、星に手を伸ばすようなものですから...。冒頭の詩を思い出したのも、そんな気持ちからでした。「その夜ほど遠い青春への嫉妬を烈しく感じたことはなかった」映画を観た日の夜は、まさにそんな思いでした。 ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■イントゥ・ザ・ワイルド INTO THE WILD 2007年・アメリカ 監督:ショーン・ペン オフィシャルサイト(2008年10月現在)... http://intothewild.jp/
2008.10.29
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★大人のほうが恋は切ない… byドリカム(映画と関係ないですね…)★日本映画では余りメインになりえないけど、アメリカやヨーロッパ映画では名作も多いジャンル…それは「大人の恋愛映画」。ってなわけで、今回のお題はそんな大人の恋愛映画である「最後の初恋」です。この邦題については…う~ん、後ほど述べます。「大人」の恋愛映画という事ですが、ちなみに主演俳優リチャード・ギアは1949年生まれ、主演女優のダイアン・レインは1965年生まれ。2008年現在の年齢は…あとの計算はお任せします(笑)。そんな大人の二人がどんなドラマを見せてくれるか…楽しみに映画館に行って参りました。~STORY~アーティストになる夢と引き換えに幸せな結婚をしたはずなのに、気が付けば夫は浮気の末家を出て行き、反抗ばかりの思春期の娘と、喘息持ちで体の弱い息子を抱え、日々の暮らしに疲れ果てていたエイドリアン(ダイアン・レイン)。ある日彼女は、親友の経営する海辺の小さなホテルを5日間だけ手伝う事になった。ノース・カロライナの小さな町、ローダンテ。季節はずれのリゾート地の客は、ポール・フラナー(リチャード・ギア)と名乗る高名な医師だけ。ポールはある悩みを抱え、この町で答えを出そうとしていた。二人きりの小さなホテルでお互いの抱える悩みを語り合うエイドリアンとポール。お互いの事情を知り、最初は共感と反発が混じりあっていたのだが、やがてその想いは徐々に変わってゆく。そして滞在3日目に訪れた大型の嵐が二人の気持ちを激しく結びつけたのだが…。う~ん…。惜しいっ!!決して悪くない作品なんですけどね。普通に楽しく鑑賞はできたんですが…。大人の恋愛映画は好きだし、二人が知り合う海辺の小さなホテルも雰囲気がいいし、何年振りかのリチャード・ギアとダイアン・レインの共演だし、個人的に大好きな要素が揃っているんだけど…ちょっと中心となるストーリーの展開がインパクトやオリジナリティに少々欠ける…そんな感じがしました。何というか余りにも王道すぎて、上映中に「あぁ…この展開は見覚えが…」みたいな既視感に襲われていたというか…。ただ、それぞれのエピソード(ポール医師と元患者の旦那さんとのクダリとか、エイドリアンと娘の関係のクダリとか、ポールと息子のクダリとか…)は結構良かったですね。そういった意味で普通に面白く観る事はできた映画でした。ただ、ちょっと期待しすぎちゃって(基本的には観る前にあまり過度な期待はしないようにしてるんですけどね、ちょっと今回は期待しちゃったので…)、その反動ってのもあったかな。いっその事、もうちょっと大袈裟なほどにロマンティックにしちゃった方が良かったかも!?まぁでも余り大袈裟にロマンティックにしちゃったら「リアル感が無い」って苦情が来ちゃいそうですが…。そうそう、忘れるところでした。最初に書きかけていた邦題の件。内容からすると、確かに妥当な邦題ではあるんですけどね~。でもこれは逆に「ローダンテの夜」ぐらいにしておいた方が、色々な意味で良かったかも!? って、ちょっと思ってしまいました。 にほんブログ村ランキング登録中! 宜しかったら ↓清き一票↓ をお願いします♪ ■最後の初恋 NIGHTS IN RODANTHE 2008年・アメリカ/オーストラリア 監督: ジョージ・C・ウルフ オフィシャルサイト(2008年10月現在)… http://wwws.warnerbros.co.jp/nightsinrodanthe/
2008.10.26
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★「ヒーロー」はこうして作られます★スクリーンで見たのは、なんと実に15~6年ぶりになります…(DVDでは見てますが)。そう、久々にスクリーンで見ました。ロバート・ダウニー・Jrを。その昔『チャーリー』を劇場で観て以来なんです。復活後も結構有名作品に出演しているんですけどね、なんかたまたまそれらの作品は映画館で見逃して、後からDVDで観た…なんて事が続いたので、スクリーンで顔を拝むのは随分久々になってしまった訳です。こんな事ってたま~にあるんですよね。有名なのに縁のない俳優さん女優さん。逆に特別ファンじゃなくっても、妙に遭遇率の高い俳優さん女優さんもいますが…。(近年、クリス・クーパーの遭遇率はめっちゃ高いかも…あっ、決して嫌いな訳じゃないですよw。良い俳優さんですからね。)で…話は戻って、本日のお題はそんなロバート・ダウニー・Jr主演の「アイアンマン」です。~STORY~アメリカの巨大軍需産業企業スターク・インダストリーズの二代目社長トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)。彼は飛び級で大学を卒業した天才的な発明家であり、億万長者であり、女性を虜にする魅力的な男であった。ある日、自社製の新型兵器のデモンストレーションに参加するためにアフガニスタンを訪れたトニー・スタークは、テロリストの奇襲に遭い胸を負傷、その上囚われの身となってしまう。テロ組織のアジトで彼が目にしたものは、自社の兵器の数々だった。自分の開発した兵器がテロ組織に利用されている事に衝撃を受けたトニー。しかも一味のリーダーに兵器の開発を強制されてしまう。トニーは兵器を作成するふりをしながら、脱出可能なパワードスーツを密かに作り、無事生還を果たす。生還したトニーは記者会見で武器製造中止を明言、テロ撲滅を誓い、独力で戦闘用のパワードスーツを作り、自ら着用し“アイアンマン”となってテロ集団に戦いを挑みはじめた…。実はこの映画、観る前は全く期待していなかったのですが、かなり面白かったです。トニー社長=アイアンマンの人物描写が魅力的で、社長秘書のペッパー・ポッツ(グウィネス・パルトロー)との絡み方もなかなか好感が持てました。もちろんストーリー展開が良かったからこそ、人物描写も生かされていたんですけどね。知らないうちに能力が備わっていて、やたら戦闘シーンばかりのヒーロー物とは違って、「ヒーローの作られる過程」が懇切丁寧に描かれていた点がなかなか良かった◎。ロバート・ダウニー・Jrがアイアンマン役って、なんだかとっても想像が付きにくかったのですが、さすが名優、とても魅力的に社長&正義のヒーローを演じてました。これは予想外のはまり役。このキャスティングを決めた人は凄い!でも映画の中ではシャッキリして格好良かったロバート・ダウニー・Jrなんですが、映画宣伝記事の写真などを見ていると、なんか普通のヨレっとしたおじさんに見えるのは気のせいでしょうか?(笑)ジェフ・ブリッジスは…いつの間にこんな外見になってたんでしょうか(笑)う~ん、迫力満点です。今後悪役のオファーがたくさん来そうな感じです。これは予想外に面白い作品でした。 にほんブログ村ランキング登録中! 愛の ↓クリック↓ をお願いします♪(ブログ村のサイトに接続されれば投票された事になります) ■アイアンマン IRON MAN 2008年・アメリカ 監督: ジョン・ファヴロー オフィシャルサイト(2008年10月現在)… http://www.sonypictures.jp/movies/ironman/
2008.10.21
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★振り回されるのは得意です by ジェームズ・マカヴォイ★映画館で初体験の出来事…混むような映画はなるべく平日休みの時に観にいくようにしているのですが…たまたまポイントが溜まった映画館があって、日曜日の午後に別の映画を観るつもりでのこのこ出かけたところ、お目当ての作品は既に満席。たまたま『ウォンテッド』が待ち時間も少なく「残席わずか」だったので、本当は次の平日休みの日に観ようと思っていたのですが、とりあえず繰り上げで観る事に。いざチケットカウンターに行くと「最前列しか残っていませんが…」。仕方なしに初めての「最前列体験」正確に言えば試写会では経験があるんですけどね。でもその時の試写会会場は、スクリーンと最前列がそこそこ距離があったし、椅子の背もたれが低かったので、首を背もたれの上部に預けるような恰好で(首は痛かったけど)なんとか普通に観る事は出来たんです。ところが…この映画館、いったいどんな奴が設計したんだ!?最前列の、しかもほぼ真ん中の席に座ると、スクリーン最上部が普通にしてたら見えない…座席とスクリーンの距離が驚くほどに近い!!しかも椅子の角度は他の(後ろのほうの)座席と角度が変わらない、おまけに背もたれも高くて首が仰向けに曲げられない!!!仕方がないので座席の先端まで腰をずらして、座席からずり落ちそうなギリギリの恰好で無理やり鑑賞。もう…体が痛くて映画に集中できないのなんの…とっても嫌な初体験でした。そんな姿勢で観た『ウォンテッド』、それでも最後まで楽しめたのは、この映画が面白かったってことなんでしょうか?(笑)~STORY~冴えない人生にうんざりしていたウェスリー(ジェームズ・マカヴォイ)。会社ではそりの合わない嫌な上司のイジメに耐え続ける日々。恋人は自分の同僚と浮気三昧。おまけにパニック障害で薬が欠かせない…。そんなある日、ドラッグストアで買い物中のウェスリーの前に謎の美女フォックス(アンジェリーナ・ジョリー)が現れる。それと同時に自分たちに銃を向けた殺し屋クロス(トーマス・クレッチマン)も。何が何だかわからないまま銃撃戦とカーチェイスに巻き込まれるウェズリー。フォックスの力でなんとかクロスの襲撃を逃れる。ウェスリーはフォックスにある集団のもとへと案内され、そこで組織の長・スローン(モーガン・フリーマン)から驚愕の事実を聞かされる。彼らは数1000年も前から続く“フラタニティ”という秘密の暗殺組織だった。それは放置すれば人々に害をなす悪人たちを暗殺する為の組織であり、ウェスリーの父親は組織の凄腕の暗殺者だったが、組織を裏切ったクロスの為に殺されたというのだ。ウェスリーには到底信じられない話だった。しかし銃を手にした時、ウェスリーの中に眠る才能の片鱗が目覚めた…。自分に秘められた能力がある事を知ったウェスリーは暗殺者修行の道を歩き始めたが…。また巻き込まれてます。またまた振り回されてます。ジェームズ・マカヴォイがまたまた何事かに巻き込まれていってます。独裁者や文学少女に続いて、今度は暗殺団に振り回されてます。宣伝写真などのほとんどがアンジェリーナ・ジョリーをメインに持ってきていたため「アンジーが暗殺団のボスか何かで大活躍するようなアクション映画なのかな」と勝手に勘違いしておりました…(汗)。まぁ大活躍はしているのですけどね。自分の勝手な勘違いとは違ってジェームズ・マカヴォイの「ちょっと遅れてやってきた成長物語」のこの話、なかなか面白く鑑賞できました。後半、それなりにヒネリも加えられ、結構気の毒な(?)話でもありました。あっ、列車の乗客たちはもっと気の毒でしたけど…(観ていない方、ごめんなさい。何のことかわかりませんよね…。それは観てのお楽しみという事で。)個人的にはあの「機織りの糸の目に暗号が…」ってクダリで「げげっ…」と思ったんですけどね。ちょっと苦手なんです。「ダヴィンチ・コード」とかでもそうなんですが、あの手の「暗号」ってのがどうも好きになれなくて…。まぁそれは個人的な感想という事で、映画の感想じゃないですけどね。まぁアメコミならではの「とんでもシーン」も満載ですが、それはそれで面白い要素という事で…なかなか楽しめた映画でした。そう…映画終了後に爆発状態になった後ろ髪(変な恰好のまま後頭部を座席に押し付けていたから)を手で隠して洗面所に駆け込むハメになった事を除けば楽しかったです…。はい。 ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■ウォンテッド WANTED 2008年・アメリカ 監督:ティムール・ベクマンベトフ オフィシャルサイト(2008年10月現在)… http://www.choose-your-destiny.jp/
2008.10.11
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★今回は息子も娘も出てきていません(多分)★時には「俺だって演技派俳優にもなれるんだぜ~」と熱演したり、時には「元々の本職はラッパーなんだぜ~」とCDを出したり、色々な顔を見せてくれるウィル・スミス。でも一番好きなのは人や地球を救ってくれるヒーロー役だったりします(あっ、普通のドラマも悪くないんですが…ついでにCDも持ってるんですが…)。地球や人類は一体何回彼に救われたんでしょうね?ってな訳で、本日のお題はそんなウィル・スミス主演の『ハンコック』。今回はちょっとヒーロー像も変化して「嫌われ者のヒーロー」の成長記(?)といったお話です。~STORY~不死身で強大な力を持ち、ロサンゼルスで起こる様々な凶悪事件を次々に解決してくれるハンコック(ウィル・スミス)。ところが事件解決の際にはその有り余るパワーで街の至る所を破壊してしまう…。しかも大の酒好きで汚い言葉で周囲を罵り、市民にとってはありがた迷惑な存在で完全に嫌われてしまっていた。そんなある日、踏切内で身動きがとれなくなり列車に轢かれそうになった1台の車を救助する。助けられたのはPR会社勤務のレイ(ジェイソン・ベイツマン)。列車を壊してしまい非難轟々のハンコックをレイは「命の恩人」だと自宅に招待する。レイの自宅に招かれたハンコックだったが、レイの妻メアリー(シャーリーズ・セロン)は迷惑そうな顔をするばかり。そんな妻の態度にお構いなしのレイは、嫌われ者のハンコックに真の正義のヒーローになってもらおうと「イメージ・アップ計画」を持ちかけるのだが…。良くも悪くも「ウィル・スミスの映画だなぁ~」という感じで、でもまぁ総合的には面白い映画だったかな。ストーリーは単純明快…と思いきや、多少のひねりも加えられて、中盤からは予想外の展開にちょっと驚きましたが、そりゃまぁレイの妻役にわざわざシャーリーズ・セロンを持ってくるんですからね。よくよく考えれば何事もないわけはありません(笑)。或る意味一番不思議だったシーンは、ハンコックが刑務所に入るシーン。周りにはハンコックによって刑務所行きになった凶悪な犯罪者がゴロゴロ…。刑務所に入ってきたハンコックを一斉に取り囲んで不穏な雰囲気になっちゃうのですが…彼らは自分たちが捕まった時のハンコックの力を忘れちゃったんでしょうかね~?やられるのは分かり切っている事なのに…。まぁそんな彼らだからこそ刑務所に入るような人生になっちゃったんでしょうけど(笑)。まぁ異色のヒーロー物として、充分楽しめた映画でした。 ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■ハンコック HANCOCK 2008年・アメリカ 監督:ピーター・バーグ オフィシャルサイト(2008年10月現在)… http://www.sonypictures.jp/movies/hancock/
2008.10.08
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★結末はわかっているのに…何度も見たくなる作品です★今回のレビュー、本当はもう何日か前に書く予定でした。今更になってしまうのですが…先日、俳優のポール・ニューマン氏が亡くなりました。ご冥福をお祈りいたします。俳優業も引退宣言をし、また病気だという報道もあったので、変な言い方になってしまいますが「予想していた」ニュースではありました。しかしとても寂しいニュースです。多くの映画に出演されていたので、今回どの作品を取り上げようか散々迷ったのですが、こんなニュースの時だからこそ、逆に明るい作品を…と思い、大好きな作品のひとつである『スティング』をチョイスしてみました。師匠を殺された若い詐欺師と、彼と組んで詐欺師ならではの復讐を図る大物詐欺師の活躍を軽快に描いたコメディ映画です。~STORY~1936年・シカゴ。詐欺で日銭を稼ぐ若者・フッカー(ロバート・レッドフォード)は師匠のルーサーらと共にモットーラという男から大金をせしめる事に成功。しかしその大金はドイル・ロネガン(ロバート・ショウ)という大物ギャングの手元に渡るはずの金だった。フッカーがギャンブルで派手にお金を使ったために犯行は発覚。師匠のルーサーはロネガンの手下によって殺害されてしまう。親同然の師匠・ルーサーを殺されたフッカーは復讐を誓い、伝説的大物詐欺師であるヘンリー・ゴンドーフ(ポール・ニューマン)の元を尋ねる。しかしゴンドーフは娼婦であるビリーの経営する屋内遊園地に居候中、酒浸りの体たらくだった。そんなゴンドーフだったが、フッカーの思いの強さと旧友ルーサーを殺された自らの怒りから復讐戦を決意。昔の詐欺仲間を呼び集めロネガンを徹底的に騙す大がかりな作戦を練り始めた…。ミステリー小説などでもそうなのですが、オチや犯人がどんなに意外で驚いても、二度と読もうと思わない作品もあれば、わかっていても何回も読み直したくなる作品もあります。映画で言えばこの作品は後者。初めて観た時の興奮感は2度と味わえないと知っていながら、それでも何度も観返したくなる作品です。ストーリーが面白いのは勿論の事、テンポの良い展開、溜息が出るほど素晴らしい30年代ファッション、一度聴いたら忘れられないテーマ曲、センスの良い映像、爽快感…などなど、ここまで完璧な作品にはなかなかお目にかかれません。そして『明日に向って撃て!』に続いての共演となったポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの名コンビ。二人とも本当に格好良い!!彼らの共演作はもっともっと観たかったです。どんな作品でもそうなんですが、殊にこの手の映画は未見の方の為に絶対にネタばれしてはいけないので、なかなか感想を書くのが難しいのですが、「実は観たことないんです」という方がいましたら是非鑑賞してみてください。 ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■スティング THE STING 1973年・アメリカ 監督:ジョージ・ロイ・ヒルスティング評決ハスラー明日に向って撃て! <特別編>
2008.10.02
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★「約束」の重みを感じさせられる作品です★数年前のある日、アイルランドのベルファストの丘で見つかった一つの指輪。それは50年以上も前にその丘で墜落死した、アメリカ軍航空兵の結婚指輪だった…。このニュースを聞いた脚本家のピーター・ウッドワードが、想像力で作り上げた物語…それがこの作品『あの日の指輪を待つきみへ』です。…という映画紹介文を読んだ時、正直「微妙だなぁ~」って思っちゃいました。これはきっと単純でベタベタな「さぁ~泣きましょう♪」っていう感じのラブストーリーなんだろうな…と。(ピーター・ウッドワードさん、ごめんなさい。あなたを見くびってました。)ただ…微妙だと思った映画にぐっと惹かれたのは、主演がシャーリー・マクレーンにクリストファー・プラマーと聞いたから。なんでってぇ~!!それは観なきゃいけないでしょ!! だってオーロラとトラップ大佐の共演でしょ?(古くてすみません…)ってな訳で、いそいそと映画館に足を運んだのでありますが、予想をはるか上回るストーリー展開にただただ驚き、結局泣く羽目になってしまいました…。涙腺弱すぎ。~STORY~1991年、アメリカ・ミシガン州ブラナガン。夫を亡くしたばかりのエセル(シャーリー・マクレーン)の涙も見せない淡々とした態度は、父親を愛していた娘のマリー(ネーヴ・キャンベル)にとって理解しがたいものだった。父母の長年の親友であるジャック(クリストファー・プラマー)からその理由を聞き出そうとするが答えは得られず、母親に対する不満が募るばかりだった。そんなある日、エセルのもとに、アイルランドに住む青年から1本の電話が入る。ベルファストの丘で彼女の名が刻まれた指輪が発見されたというのだ。50数年前-時は第二次世界大戦中、若きエセル(ミーシャ・バートン)は3人の青年、チャック(デヴィッド・アルペイ)、ジャック(グレゴリー・スミス)、テディ(スティーヴン・アメル)と青春を謳歌していた。やがてエセルとテディは惹かれ合い愛を誓うが、テディは間もなく出征する身だった。家族の反対を予想したエセルとテディはチャック、ジャックの見守る中、ひっそりと結婚式を挙げる。やがて3人の男たちは出征して行った。しかしその時テディは親友のジャック、チャックとある約束を交わしていた…。エセルとテディの物語に限って言うなら、戦争と恋愛の絡んだよくあるストーリーという事になってしまうのですが…練りに練りまくった脚本が、そう簡単な話には終わらせませんでした。IRAまで出てくるんだもんな…それで過去と現在が絡まっているのでどんな話になっていくのやら、想像の範疇を超えてしまいました。う~ん、ピーター・ウッドワード(脚本家ね)恐るべし。ネタばれしないように感想を書くのが難しいので、ちょっと抽象的な感想になっちゃうのですが…「約束」の重みを感じさせられる映画でした。エセルとテディの約束…テディとチャックの約束…テディとジャックの約束…そして時間と場所の隔たりから伝えられなかったある約束…。彼らが誠実だったからこそ約束に縛られ、或る意味50数年も全員が苦しい気持ちを抱えたまま生きる事になってしまったのかもしれません。もっとみんながいい加減であったら、逆に楽な気持で生きられたのかも知れません。でも、彼らが誠実であったからこそ(時は経ち過ぎてしまったけれど)最後にはみんなが幸せな気持ちになれた…そんな気がします。(観ていない方には何が何だかわからない感想ですみません…。)さてさて、お目当てだったシャーリー・マクレーン。大女優の貫録たっぷりに演じています。確かに最初は感情移入しづらかったですけど、凄く素敵でした。もう一人のお目当て、クリストファー・プラマー。もう…渋いっ!渋すぎるっ! 役柄的には「青年のまま年を重ねた」という感じですが、(役柄的にも本人自身としても)こういうカッコいい年の重ね方は憧れます。みんがみんなある種の苦しみ・悲しみを抱えたストーリーでしたが、最後にはすごく温かい気持ちになれた作品でした。 ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■あの日の指輪を待つきみへ CLOSING THE RING 2007年・イギリス/カナダ/アメリカ 監督:リチャード・アッテンボロー オフィシャルサイト(2008年月現在)… http://www.yubiwa-movie.jp/
2008.09.26
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★ミツバチよりスズメバチに消えて欲しいなぁ~。怖いし…。★ちょっと前にCDショップをうろついていた時、ふと目に留まったCDが。「ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック、14年ぶりの再結成アルバム」グループ名は聞き覚えがあるけど思い出せない…と言う方にわかりやすく説明すると…現在は俳優として活躍しているドニー・ウォルバーグ(マーク・ウォールバーグのお兄さん)が在籍していたグループ…と言えばわかりやすいでしょうか?(ちなみにメジャーデビュー前の最初の結成時は、弟マークもメンバーとして在籍していたんですけどね。)当時のドニーは人気があって、松田聖子が全米デビューした時のデュエット相手にも指名されたんですよね。それだけにグループ解散後、ドニーが映画「シックスセンス」でパンツ一枚で出てきたときには余りの変貌にビビりましたが…。で、話は逸れましたが…CDショップでは結局「うわぁ~、懐かしい…」と購入しちゃったんですけどね。アダルトなニュー・キッズもなかなか良いものです。ご興味のある方は是非♪って、なんでこんな話を長々としているんでしょう(笑)え~、本日のお題は「ハプニング」。ドニーの弟、マーク・ウォールバーグ主演のサスペンス映画です。どんな関連性の薄い前振りなんだよ…反省…。~STORY~アメリカ全土からミツバチが消えるという異常現象が起きていたある日、ニューヨークのセントラルパークで人々が突然時が止まったかのように立ちつくし、唐突に自らの命を絶つ人が続出するという異常事態が発生した。この原因不明の異常現象はどんどん拡がりをみせ、多数の犠牲者を生んでいく。判明しているのは、彼らはみな、死ぬ直前に言語と方向感覚を喪失していることだけだった。フィラデルフィアの高校教師エリオット(マーク・ウォールバーグ)の周囲にもこの異常現象が迫っていた。エリオットは関係がギクシャクしていた妻のアルマ(ズーイー・デシャネル)と、教師仲間の家族と共に安全な地域に逃げようとするが、行く先々で異常現象が起こり、犠牲者は増える一方だった…。う~ん…決してつまらなかった訳じゃないんですが…なんか中途半端な作品だったかな?原因がわからない異常事態は確かに恐怖ではあるんだけど、観ている側にその肝心の「恐怖」が今ひとつ伝わってこないと言うか…。で、主人公のエリオットと妻の間のストーリーにしても新鮮さに欠けているし、映画の終わり方にも新鮮さはないし…ってな感じで、面白くないわけじゃないけど新しい映画を観ているワクワク感に欠ける…そんな感想を持ちました。ってなわけで、甘口をモットーとする自分も、さすがに褒める点を探すのが難しいのですが…映画の最初の頃に出てくる、工事現場で作業員たちが次々とビルの屋上から続々と落ちてくるシーンはなかなか迫力(?)があって良かったです(笑)。あのシーンは好きだなぁ~。←こんな褒め方でいいのか??? にほんブログ村ランキング登録中! 愛の↓クリック↓ をお願いします♪ (ブログ村のサイトに接続されれば投票された事になります) ■ハプニング THE HAPPENING 2008年・アメリカ 監督: M・ナイト・シャマラン オフィシャルサイト(2008年9月現在)… http://movies.foxjapan.com/happening/
2008.09.22
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★まさに世の中は魑魅魍魎…★近年、ナチス絡みの映画を何本か観る機会があったのですが、そんなことから興味を抱いたのが、このドキュメンタリー映画『敵こそ、我が友 ~戦犯クラウス・バルビーの3つの人生~』元ナチスの親衛隊員だった男が戦犯として裁かれることなく、いかにして生き延びたかを追う作品です。TVなどでドキュメンタリー作品を観る事はあるのですが、劇場作品として鑑賞するのは初めての経験でした。~STORY~第二次世界大戦下、ナチスの親衛隊として多くのユダヤ人を収容所送りにしたクラウス・バルビー。彼は22歳でナチス親衛隊に所属しスパイ活動に従事、1942年にゲシュタポの責任者としてフランスのリヨンに赴任、政治犯やユダヤ人に対する容赦ない追求から“リヨンの虐殺者”と呼ばれる。ドイツ敗戦後に逃亡し、戦後の米ソ冷戦の世界情勢を巧みに利用、米国陸軍情報部の保護のもと、反共産運動専門の工作員として暗躍し、裁かれる事なく生き延びるが…。歴史の深い闇…観ていて恐ろしくなる作品でした。あぁ~世の中ってこういう謀略のもとに進んでいるんだ…わかっちゃいるけど、改めて事実を突きつけられると、怖くなると言うか嫌になってきます。で、『映画』としてはどうだったか…これはちょっと微妙なところです。内容的には満足(という表現でいいのかどうかわかりませんが)なのですが、『劇場作品』としては正直どうなのかなぁ…とも思いました。ドキュメンタリーとしては確かに面白い、多くの人に観て欲しい作品だと思うのですが、それなら逆にTV作品とした方が、より多くの方に観る機会を与えたんじゃないか?そんな気がするからです。そういった意味で「微妙」なのですが、作品自体は大変良質な作品ですので、機会があったら是非ご覧になってください。世の中が信じられなくなっても責任は持ちませんが(笑)。 にほんブログ村ランキング登録中! 是非是非応援 ↓クリック↓ をお願いします♪ ■敵こそ、我が友 ~戦犯クラウス・バルビーの3つの人生~ MON MEILLEUR ENNEMI 2007年・フランス 監督:ケヴィン・マクドナルド オフィシャルサイト(2008年9月現在)… http://www.teki-tomo.jp/
2008.09.17
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★ネット時代になっても、雑誌は雑誌で好きなんですけどね…★9月1日のニュースを今頃書くのも何ですが…昨日、訪問させていただいているブロガーさんの記事で初めて知りました。(遅すぎ…)すでに皆さんご存知かもしれませんが、雑誌『ロードショー』が休刊になってしまいます…(涙)。集英社:映画専門誌「ロードショー」休刊へ集英社は1日、映画専門誌「ROADSHOW(ロードショー)」を11月21日発売の09年1月号で休刊すると発表した。同誌は72年3月創刊。内外の映画スターの写真や独占インタビューなどを掲載して人気を集めてきた。映画情報をインターネットなどで集めるファンが増え、部数や広告収入が減ったことが休刊理由。創刊時の部数は21万8000部、最高35万5000部を記録(83年2月号)し、最近は平均5万部だった。休刊といえば聞こえはいいけど、実質『廃刊』になっちゃうんでしょうね。中学生の頃はお小遣いが少なくて買えませんでしたが、高校生になってからは毎月購入していました。大人になってからは一時期全く買わない時代もありましたが、ここ4~5年はまたちょこちょこ購入するようになっていたんですが…。一番最初に買った号、確か表紙はアイドル女優時代のジェニファー・コネリーでした。当時はティーンのアイドル俳優・アイドル女優が人気を博していた頃で、表紙の常連は他にダイアン・レイン、シンシア・ギブ、リー・トンプソン、フィービー・ケイツ…そんな面々だった記憶があります。でも古い時代の映画が好きだった自分は、そんなアイドルたちのカラーグラビアよりも、後ろの方の白黒ページで特集が組まれていた「往年のスター」や「名作映画の紹介」みたいなコーナーばかり真剣に読んでいたんですけどね。確かに今ではインターネットで映画の最新情報も、スターの写真も、何でも手に入れることはできるんですが、雑誌で好きなスターの写真を切り抜いて集めたり、それを学校で友達と交換したり、暇な時に古い号を読み返してみたり、それはそれで凄く楽しかったんですよね。時代が変わる事は仕方ないのですが、青春時代の思い出の雑誌がなくなるのはとても寂しいです。 にほんブログ村ランキング登録中! 応援 ↓クリック↓ をお願いします♪
2008.09.12
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★これは必見!何とも言い難い素敵な作品です★さてさて…今回のお題は、前回のブログ「白い馬」に引き続きまして、同監督による短編映画「赤い風船」です。「白い馬」も凄く素敵な作品だったのですが、この「赤い風船」にはかなりヤラれました。35分という短い作品ですが、ぎゅっと心を掴まれてしまいました。~STORY~ある朝、通学途中の少年パスカル(パスカル・ラモリス)は、一個の赤い風船が街頭に紐を引っ掛けたまま空中に漂っているのを見つける。街頭によじ登って風船を手に取り、バスに乗って学校へ向かおうとするが、風船を持ったまま乗ってはいけないと車掌に言われ、仕方なく風船を手に学校へ走って行く。学校の門番のおじさんに放課後まで風船を預け、家に持ち帰ったパスカルだったが、お母さんは風船を取り上げ窓から放ってしまった。ところが不思議な事に風船は部屋の窓の外にフワフワと留まっている。赤い風船はパスカルの友達になっていたのだ。赤い風船は、手を離してもどこかへ行ってしまう事なく、彼の行く先々に付いてくるようになった。しかしそんなパスカルと赤い風船を見て、他の子供達は赤い風船を奪おうと企む…。こちらも凄くシンプルなストーリーの作品です。エピソードも台詞も、必要最小限をのこして全てそぎ落とした作品です。しかしもう一作の「白い馬」との違いは、余計なものをそぎ落とした「白い馬」が『凛とした』イメージの映画であるのに対し、この「赤い風船」のほうは全てをそぎ落としても凄く温かみのある映画で(あっ、別に「白い馬」に温かみがないわけじゃありませんが…)、ぱっと見だけでは180度違うような印象があります。ただ両作品ともに共通して言える事は、『愛情』『友情』の映画だ…という事でしょうか?(上手な表現ができなくてスミマセン…)。そういう意味で二つの作品は根底に流れるものは同じなんですよね。とにかく、とっても素晴らしい作品ですので、機会のある方は是非ご覧になってください。これは本当にオススメの映画です! にほんブログ村ランキング登録中! 応援 ↓クリック↓ をお願いします♪ ■赤い風船 LE BALLON ROUGE/THE RED BALLOON 1956年・フランス 監督:アルベール・ラモリス オフィシャルサイト(2008年9月現在)… http://ballon.cinemacafe.net/
2008.09.09
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★モノクロームの映像の美しさが堪能できる、夢物語のような作品です★1953年のカンヌ国際映画祭でグランプリに輝いた短編映画「白い馬」。この夏、もう一つの傑作「赤い風船」と共にリバイバル上映されていたので観に行ってきました。とても良い作品という事で名前だけは聞いていたのですが、実際に観て凄く良い作品でした。~STORY~南仏カマルグの荒地に、野生馬の一群が生息していた。その中に野生馬のリーダーで“白いたてがみ”と呼ばれる美しい荒馬がいた。地元の馬飼いの一団の牧童たちは必死に捕らえようとするが、いつも逃げられるばかりだった。漁師の少年フォルコ(アラン・エムリイ)もこの白い馬に魅せられていた。偶然この白い馬を目撃したフォルコは捕まえようとするが、力敵わず逃げられてしまう。そんなフォルコを牧童たちは笑った。お前には無理だ、もし捕まえたらお前にやるよ、と吐き捨てたのだが…。映画を観ているというより、何か夢を見ているような気分でした。野を駆ける白い馬と追いかける少年は、ある出来事がきっかけで心を通わせるようになりますが、その彼らの心のつながりが映像を通してもの凄く伝わってくる…とても不思議な気分にさせられます。シンプルなストーリーと、スクリーンを眺めていてうっとりするような美しい映像…凄く心地よくて観ていて癒される作品でした。これは観て良かったです。 ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■白い馬 LE CHEVAL SAUVAGE 1952年・フランス 監督:アルベール・ラモリス オフィシャルサイト(2008年9月現在)… http://ballon.cinemacafe.net/
2008.09.06
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★映像の煌びやかさにワクワクしました★友達とこの映画の話になった時に『レーザー・レーサー』と言い間違えて笑われた2008年の夏…。絶対に自分だけじゃないと思うんですが…(逆に水着のほうをスピード・レーサーって言っちゃった人のほうが多かったかも!?)気がつけば昨日から9月。やがて秋を迎えようという今頃になって夏公開映画のレビューです…遅すぎですね…。さてさて、本日のお題は『スピード・レーサー』。日本のアニメ「マッハGoGoGo」の実写映画化作品です…って今更書くまでもないのですが、一応お約束という事で。「マッハGoGoGo」はさすがにリアルタイムでは観ていないですが、再放送では観た記憶が…でも主題歌しか覚えていない状況なので、先入観なく映画の世界に入ることができました。~STORY~スピード・レーサー(エミール・ハーシュ)は家族と共にレース事業に携わり、父(ジョン・グッドマン)の設計した“マッハ5”を愛車に天才的なカー・レーサーとして脚光を浴びた。彼にとって唯一のライバルはかつてレース中に命を落とした兄レックスだった。ある日、一流のレーサーを多数抱えるロイヤルトン・インダストリーズ社のロイヤルトン社長(ロジャー・アラム)から好条件のオファーが舞い込む。しかし、スピードはこれを断った。その上ロイヤルトン・インダストリーズ社が過去から現在まで不正なレースを行っていたことを知る。スピードはレースでロイヤルトンを打ち負かそうと決意、兄の死の真相を知っていると思われる正体不明のレーサーXと手を組み、兄が命を落したクロスカントリー・ラリーに家族に内緒で出場を決める。やがてスピードの決意を知って駆けつけた家族や恋人のトリクシー(クリスティナ・リッチ)の協力の下、クロスカントリー・ラリーでの戦いが始まった…。各映画サイトの作品レビューでは結構微妙な評価なこの作品なんですが…個人的には結構楽しく観る事ができました。ストーリーは確かに指摘されているように「漫画的」なんですが、だって元々漫画じゃん(笑)。こういった作品にリアルさを求めるのは野暮と言うものでしょう。予告編で観て気になっていた煌びやかな映像…予告編だけいいとこを使っているのかなぁ~と思いきや、全編にわたって煌びやか~♪なんか映像を見ているだけで楽しくなってきました。レースのスピード感もあって、高揚的な気分になる作品です。難しい事は何も考えずに、とりあえず楽しみたい! そんな気分の時にチョイスしたい映画です。 ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■スピード・レーサー SPEED RACER 2008年・アメリカ 監督:アンディ・ウォシャウスキー オフィシャルサイト(2008年9月現在)… http://wwws.warnerbros.co.jp/mach5/
2008.09.02
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★真実は醜い。でも目を逸らす事はできない。★この映画は、イラク戦争から帰還した一人の兵士を巡る実話を元に作られた作品です。戦争の是非や善悪について、渦中にいない第三者が語るのは或る意味簡単な事です。でもそれを体験した人にとってはどうなんでしょうか?ましてや自分たちが正義だと思って命をかけた事に疑問を持ってしまったら…他人から否定されてしまったら…。本日のお題は「告発のとき」。重いテーマの作品でした。~STORY~ハンク・ディアフィールド(トミー・リー・ジョーンズ)の元に、イラク戦争から帰還したばかりの息子マイク・ディアフィールド(ジョナサン・タッカー)が軍から姿を消したという不穏なニュースが届けられる。ハンクは引退した元軍人警官で、息子のマイクもその兄も軍人という典型的な軍人一家。そんなディアフィールド家で育った息子に限って無許可離隊(脱走)などあり得ないと思ったハンクは、妻のジョアン(スーザン・サランドン)を残し、息子を探しだすために、帰還したはずのフォート・ラッドに向かう。帰国している同じ隊の仲間もマイクの行方を知らず、地元警察の協力も満足に得られない状況の中、息子の焼死体が発見されたという知らせが届く。女刑事エミリー・サンダース(シャーリーズ・セロン)の協力の下、様々な捜査の障害を取り除きながら、一歩一歩真実を解き明かしてゆくハンク。しかし真実が明るみに出るとともに、そこには父親の知らない息子の“心の闇”が隠されていた事を知る…。自分を支えていた、自分が正しいと思っていた世界が崩れてしまった時、多くの人は自分を見失ってしまう…そういった意味でハンクの息子やその友人たちに訪れた『結果』を一方的に責める事はできないと思います。そんな中、真実を全て知る事を選択し、最後まで自分を失わずに、全てから目を逸らさなかった父親は、その強さに感心しつつも、同時にとても苦しくなりました。ただ、いくら真実が醜いものであっても、前に進むためには向き合うしかない…たまたまこの映画は『戦争』であっただけで、すべての物事において当てはまる事なんですよね。観ていて苦しくなるような作品でしたが、同時に色々な事を考えさせられる映画でした。話は変わって…俳優陣ではやはり主演のトミー・リー・ジョーンズの熱演が光っていました。トミー・リー・ジョーンズはどんな映画でも本当にいい味出すんですよね。妻役のスーザン・サランドン、出番は少ないものの流石は名女優、こちらも好演です。(その他の出演者の方々も良かったですよ。そういう意味でもみごたえあります。)気軽な気持ちで観られるような作品ではありませんが、是非多くの方に観てもらいたい…そんな映画です。 ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■告発のとき IN THE VALLEY OF ELAH 2007年・アメリカ 監督:ポール・ハギス オフィシャルサイト(2008年8月現在)… http://www.kokuhatsu.jp/
2008.08.30
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★予想していたタイトルの作品が発売されました(笑)★ワーナー・ブラザーズがインドの映画製作会社を訴えたそうで…。理由はその制作会社が新作映画に「ハリ・プッター(原題Hari Puttar: A Comedy of Terrors)」というタイトルを付けたから。ワーナーの広報担当「ワーナー・ブラザーズは知的所有権を重視し、それを保護する」と述べたそうな。まぁ…そりゃ確かにパクリは明らかだから仕方ないんだけど、パロディ系の作品なんか当然原題に似たタイトルを持ってきてますよね~。あれはどうなんでしょ。そんな中…絶対に出るだろうなぁ~と思ってたタイトルの作品が発売されました。その名も 『ボンテージ・ポイント』ボンテージ・ポイント原題は知りませんが…こういうのはOKなんでしょうかね~??? にほんブログ村ランキング登録中! 宜しかったら ↓クリック↓ をお願いします♪ (ブログ村のサイトに接続されれば投票された事になります)
2008.08.28
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★ところで、世代交代はあるんでしょうかね~?★各映画サイトに書かれている【人気シリーズ第4弾のアクション・アドベンチャー】なんていう言葉を読んで、「【冒険活劇】と言わなくなったのはいつからなんだろう?」としばし考えてしまった38歳の夏…。映画好きの友人にそんな話をしたら「冒険活劇って…お前はダグラス・フェアバンクスかエロール・フリンの時代の人間か!?」と笑われてしまいました。いや…そこまで古くないでしょ…確か自分が子供の頃(20数年前)はまだ冒険活劇って単語は使われていたような気が…。あまり自信がないけど…。まぁそんな事はさて置いて…久々のインディ復活です!!って上映終了間際の8月下旬になって今更語る事でもないので…前振りはこの辺で。本日のお題は「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」です。~STORY~時は米ソ冷戦下の1957年。大学で考古学を教えているジョーンズ博士(ハリソン・フォード)は、アメリカ国内で米兵に扮し米軍基地を襲撃した女諜報員スパルコ(ケイト・ブランシェット)率いるソ連兵の一団に捕らえられ、宇宙の神秘を解き明かす力を秘めているという“クリスタル・スカル”の捜索を強要されてしまう。アマゾンの伝説の都市から盗まれたクリスタル・スカルを神殿に戻したものは、神秘のパワーを手にする事ができると言うのだ。スキをみて脱出を図り、何とかスパルコの手を逃れたインディ。そんな彼の前に一通の手紙を携えたマット・ウィリアムズ(シャイア・ラブーフ)という青年が現われる。クリスタル・スカルを求めてマットと共に冒険の旅へ出たインディ。しかしその行く手には秘宝を付け狙うスパルコ率いるロシア軍が待ち構えていた…。う~ん…どう書けばいいんだろう…。久々のインディ・シリーズは、相変わらずのノリとアクションで楽しかった…んですが…但し…方向的にはちょっと苦手な方向に行っちゃってるんですよね~。スピルバーグ&ルーカスだから仕方ないんですが、う~ん…宇宙人系はちょいと苦手かも…(最初からSF映画として観ていれば何の問題もないんですけどねー)。まぁその辺は好みの問題として…相変わらずのありえないアクションシーンは健在でしたし、マットの正体にしても第一作からのファンの方には嬉しい展開(?)だったし、ドキドキワクワクする映画で総合的には楽しく鑑賞できました。主演のハリソン・フォードについては、ファーストシーンを観た時には「うわっちゃ~、老けたよな~」といささか先行きが心配でしたが(おさらいに旧作を鑑賞して若い姿を観たのが間違いだった?)、暫くしたら…見慣れました(笑)。ケイト・ブランシェット、なんだか楽しそうに演じてましたよね~。シャイア・ラブーフ、続編を狙ってる??? それは今後の彼の人気次第でしょうか???とりあえずもうすぐ主演作品が公開されますねー、どうなんでしょ。夏休み映画に相応しい【冒険活劇】でした。 にほんブログ村ランキング登録中! 宜しかったら ↓クリック↓ をお願いします♪ (ブログ村のサイトに接続されれば投票された事になります) ■インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 INDIANA JONES AND THE KINGDOM OF THE CRYSTAL SKULL 2008年・アメリカ 監督: スティーヴン・スピルバーグ オフィシャルサイト(2008年8月現在)… http://www.indianajones.jp/復習に最適? DVD インディ・ジョーンズ アドベンチャー・コレクション 【期間限定生産】
2008.08.24
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★友情がちょっぴり羨ましいお話です★ってなわけで(いきなり読まれた方は意味不明ですね…前回のブログが「ゾンビ」だったもので…)、今回のお題は『ゾンビーノ』です。凄く観たかった映画だったのですが、地元では残念ながら上映されず(上手く宣伝すれば、それなりに当たりそうなんだけどなぁ…)DVDでの鑑賞となりました。特殊な首輪でペット化したゾンビと孤独な少年の友情の物語(???)です。~STORY~かつて地球では何かの拍子にゾンビが大量発生し、ゾンビ対人間の全面戦争が繰り広げられた。そんな中ゾムコン社が開発した『ゾンビ調教首輪』のおかげで、人間は危機を脱出、平和が戻った。その後ゾンビは雑用や家事も出来る従順なペットとして一般家庭でごく普通に飼われる時代になった。ウィラードという平和な田舎町に暮らすいじめられっ子で友だちのいない少年ティミー(クサン・レイ)。彼の家では父親(ディラン・ベイカー)が大のゾンビ嫌いだった為に飼っていなかったのだが、母親のヘレン(キャリー=アン・モス)が世間体を気にしてゾンビを飼うことになった。最初は家に飼われたゾンビ(ビリー・コノリー)に関心のなかったティミーだったが、ゾンビがいじめっ子から自分を守ってくれたのをきっかけに、ゾンビとの間に友情が芽生え始める。ティミーはゾンビに「ファイド」という名前を付けて、少しずつ心を通わせていった。しかしそんなある日、首輪の調教ランプの消えたファイドが隣の家のおばあさんを食べてしまうという事件が起こる…。映画のタッチはこれまでのゾンビ映画と全く異なり一見ほのぼのタッチ(?)なのですが、内容的にはブラックコメディーで、なかなか面白い作品でした。少年とゾンビの友情物語に限れば、まぁありがちな展開といえばありがちな展開なんですが、家族の在り方やら、お偉いさんのご都合主義・事なかれ主義やら、色々な場面で風刺の効いた作品作りはゾンビ映画としては新鮮で、大人が楽しめる(或いは身につまされる)映画になっております。もしかしたら世の中のお父さん方には辛い映画かも!?ブラック好きな方には特にオススメ。そうじゃない方も、グロ嫌いな方も(グロシーンはちょっとですので…確か…)、騙されたと思って是非一度ご観賞を。但し「本当に騙された!!」という苦情は受け付けませんので、あしからず(笑)。 ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■ゾンビーノ FIDO 2006年・カナダ 監督:アンドリュー・カリー オフィシャルサイト(2008年8月現在)… http://zombino.jp/ゾンビーノ デラックス版
2008.08.13
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★人間の愚かさ…本当の敵は誰??★2007年末ぐらいから順次日本で公開されていた「ゾンビーノ」。凄く興味があったものの、残念ながら自分の地元では公開されず…。で、先日DVDを購入したのですが、その時に売り場をウロウロしていて無性に観たくなったのがジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビ」でした。これ、まだ小学生時代にTVで観て凄く印象に残っていたんですよね~。20数年前に一度観たきりなのに、映画の場面の断片が頭から離れなくって…。ってなわけで、ついでにDVDを購入!久々の鑑賞となりました。~STORY~突然死者達が蘇り、人々を襲い始めた。この事態に世界は恐慌をきたし、秩序もモラルも失ってしまいパニック状態に。TV局のヘリ・パイロット、スティーブン(デヴィッド・エムゲ)と恋人のフラン(ゲイラン・ロス)、2人の友人でSWAT隊員のロジャー(スコット・H・ライニガー)、その同僚のピーター(ケン・フォリー)の4人は、混乱の市街地からヘリで脱出し、郊外にあった巨大ショッピングセンターに辿り着く。建物の中には既に「ゾンビ」達がいたが、知恵を絞り一定空間から排除することに成功、物資の揃った建物の中でつかの間の休息を得る事ができた。しかしショッピングセンターに目をつけた略奪目的の暴走族の乱入により、死者達だけでなく、生き残った者たちとの戦いも強いられてしまう…。20数年ぶりに観ましたが、記憶に間違いなし! 怖いとかじゃなく「懐かし~い!」っていうのが一番の感想でした(笑)。最近じゃ1年前に観た映画すらストーリーが曖昧だったりするのですが(涙)、やっぱり脳みその柔らか~い時期に観た作品って、記憶に焼きついちゃうんですよね。まぁ相当にインパクトのある作品ですから、大人になってから観ても焼き付いていたかもしれないですけどね。で…ホラー映画のレビューを書くときに必ず書いていますが、一番怖いのはお化けなんかじゃなく、やはり「悪意のある人間」なんですよね。この映画でも4人の命を直接脅かしたのはゾンビなんですが、きっかけは結局愚かな人間…なんか冷静に考えると、なんだかやりきれない気分になります。さてさて、ゾンビたちについてですが…今から30年前ですからね、特殊メイクなどの技術も今と比べたら古くさいんだろうなぁ~と考えながら観たのですが…いやいや結構しっかりした作りで驚きました。TV放送ではカットされていた残虐シーン(ゾンビに人間が食べられる際の肉片やら内臓やら)も案外上手に作られていて「ひぇ~ぇぇぇぇ」って感じでしたし、「こんなに完成度が高かったんだ」と感心してしまいました。まだまだ続く暑い夏の夜…涼しくなりたい方は是非どうそ! ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■ゾンビ ZOMBIE: DAWN OF THE DEAD 1978年・アメリカ/イタリア 監督:ジョージ・A・ロメロ DVD スマイルBEST ゾンビ ダリオ・アルジェント版
2008.08.08
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★「ここはパリじゃない、地獄だ!」★異文化コミュニケーション…って宣伝文句に使っていた英会話学校が破産しちゃった事件がありましたねぇ~(現在は再開中)。経営が難しかったのか、異文化コミュニケーションが難しかったのか…まぁ両方難しいことなんですが…。と、そんな余談はさておいて…本日のお題は「パリ、恋人たちの2日間」。アメリカ人男性とフランス人女性の異文化コミュニケーションのお話(?)です。(今回は前振りが凄く短いな…)~STORY~喜怒哀楽の激しいリベラルなフランス人写真家マリオン(ジュリー・デルピー)と、ネガティブで皮肉屋のアメリカ人インテリアデザイナー・ジャック(アダム・ゴールドバーグ)は、付き合って2年になるNY在住のカップル。マンネリ気味の関係をリフレッシュしようとベネチアにバカンスに出かけた2人は、NYに戻る途中、マリオンの故郷のパリで2日間を過ごすことに。さっそくマリオンのアパルトマンへと向かったが、そこはなんとマリオンの両親が暮らす部屋のすぐ真上。マリオンの父親(アルベール・デルピー)はせっせとジャックに話しかけるが、その後の家族同士の会話はフランス語。何を言われているのか何を笑われているのか全く分からないジャック。ジャックは開けっぴろげな性格のマリオン一家に戸惑い、更には次々に出くわす彼女の過去のボーイフレンドたちへの嫉妬心でイライラ…。ストレスを溜め込んだジャックと、彼のイラつきが理解できないマリオン。ロマンティックなパリを満喫するどころではなく、関係はギクシャクするばかりで…。この映画、とっても面白かったです。アメリカ人とフランス人の気質の違いがこのカップル(&家族)を通して凄く上手に描かれていて、セリフもウィットに富んでいてとても楽しかったです♪ジャックのセリフ「ここはパリじゃない、地獄だ!」…気持は凄くわかるんだけど、大いに笑わせていただきました。もちろんお国柄の違いだけじゃなく、大人のカップルの恋愛事情も上手く盛り込んであり楽しめました。まさに映画のコピー通り「大人の恋は、甘いだけじゃない」。製作・監督・主演・音楽・編集に主題歌までこなしたジュリー・デルピー、本当に才能ある女優さんですね。彼女がイーサン・ホークと共演した「恋人までの距離」「ビフォア・サンセット」も凄く好きな作品ですが、更に彼女の世界になっているこの作品、これはまさしく傑作です!ジャック役のアダム・ゴールドバーグも良かった。そして父親役のアルベール・デルピーの味のある演技。さすがジュリーと実の親子だけあって、父娘の息もぴったりで良かったです。映画館に観にいったのですが難点をあげるとすると、割と静かなお客さんが多かった事かな~。ジャックとマリオンの会話は下ネタ系も多くて結構ゲラゲラ笑っちゃったのですが、たまたまその日の映画館は上品なお客様(?)が多かったとみえて、皆さん遠慮がちにしか笑わない…。ひとりで大受けしてるみたいで、かなり恥ずかしかったかも(笑)。未見の方はDVDが発売になった際、家の中で存分に笑ってください。 ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■パリ、恋人たちの2日間 2 DAYS IN PARIS 2007年・フランス/ドイツ 監督:ジュリー・デルピー オフィシャルサイト(2008年8月現在)… http://paris-2days.com/パリ、恋人たちの2日間 特別版(DVD) ◆20%OFF!ベルリン国際映画祭最優秀監督賞を受賞した珠玉のラブ・ストーリーと9年経った二人の、再会から夕暮れまでの85分を描いた続編をセットで!【DVD】◆ビフォア・サンライズ&ビフォア・サンセット <2作セット>◆
2008.08.05
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★一口で言えば「青春映画」ですね。★はじめ人間ゴンゴンゴーン~♪この映画の宣伝を見て『はじめ人間ギャートルズ』を思い出した方は、きっと自分と同世代か年長の方でしょうね(笑)。自分は…小学校の低学年ぐらいだったかなぁ~、毎週楽しみに観てました。もっとも、今となって覚えているのはオープニングとエンディングの歌、そしてマンモスの肉ぐらいなんですけどね、内容はすっかり忘れてます…。そうそう、子供の頃「マンモスの肉」は憧れだったんですよね~。あの骨付き肉の美味しそうなこと…。映画の予告編でそんな事を思い出しながら、それでも「面白そうだけど、悪い意味でハマりそうな映画」として鑑賞リストからは除外されていたのですが…なんとなくフラフラと映画館に行ってしまいました。キャッチフレーズは『誰も見たことのない世界は、「過去」にあった。』今日のお題は『紀元前1万年』です。~STORY~時は紀元前1万年、精霊が地を支配し、巨大なマンモスが大地を揺るがす時代。山奥に住む狩猟部族の若者デレー(スティーヴン・ストレイト)は、幼い頃から惹かれあった美しいエバレット(カミーラ・ベル)と将来を誓っていた。しかしデレーには子供の頃から彼を悩ませる一つの出来事があった。それはかつて部族の勇者として名を馳せていた父親の謎の失踪…。裏切り者の息子呼ばわりされて育った彼は、勇敢な青年に育ったものの、この事件の影響で自分に自信が持てない状態であった。そんなある時、彼の村が正体不明の一味による急襲に遭い、多くの村人と共にエバレットもさらわれてしまう。デレーは彼女を救うためにティクティク(クリフ・カーティス)ら少数の仲間を率いて一味の跡を追ってゆく。獰猛な野獣との死闘や様々な部族との出会いなどを経て、リーダーとして少しずつ成長していくデレー。そして一味を追って行くうちに、やがて彼らはとある広大な文明の地へ辿り着く。そこでは絶対的な力を持つ『大神』がさらってきた人々を酷使しながら、壮大なピラミッドを建立していた…。そうですねぇ…CGを駆使した映像はなかなか見応えがありました。映像をうっとり眺めているには心地の良い作品…まぁ時代考証(?)や内容的には突っ込みどころも満載なんですけどね。何も考えずに楽しむのには良いです。逆にいえば考えながら観る方には合わない作品ってことですが…。ストーリーは…言ってみればよくある「青春映画」なんですよ。力もある見栄えも良い若者なのに、今一つ自分に自信が持てない。しかも幼いころに父親が失踪した事件が彼の心に暗い影を落としている…トラウマトラウマ…。そんな「迷える若者」が恋人のピンチで立ち上がる。しかし事あるごとに弱気になってしまう…ウダウダウダ…グズグズグズ…。やがて年長者の励ましや襲いかかるピンチで徐々に「逞しい男」に成長。う~ん、青春映画の王道じゃん。まぁそんな訳で…古代の映像を楽しむのもよし、主人公のイケメン&美女の青春映画として楽しむのもよし、難しい映画に頭がちょっと疲れた時なんかには是非どうぞ。古い映画が好きな方には、ナレーターがオマー・シャリフなんていう豪華特典(?)も付いてます。あっ、クドいようですが余り考えて観ちゃダメですよ(笑)。 ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■紀元前1万年 10,000 B.C. 2008年・アメリカ 監督:ローランド・エメリッヒ オフィシャルサイト(2008年7月現在)… http://wwws.warnerbros.co.jp/10000bc/DVD 紀元前1万年 特別版(9月10日 発売予定)
2008.07.31
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★「謎の生物」と「理性を失った人間」、どちらが怖いのでしょうか?★楳図かずおの傑作漫画の一つに「漂流教室」という有名な作品があります。とある理由で小学校が人類滅亡後の砂漠化した未来にタイムスリップしてしまいます。大人たちがほとんど死に絶え、残された小学生達がわずかな食料だけを頼りに必死に生き延びようとします。そしてそこでは短期間に大人社会の縮図(権力争いや分裂など)のような現象が次々と起こります。そんな中で印象に残った事件が二つ。一つは「良くない人物を生贄にすれば元の世界に戻れる」という宗教じみた流言。もう一つは怪しげな邪教の発生(これには本当は別の原因があるのですが…)。映画「ミスト」を観て思い出したのは、漫画のそんな場面でした。人々が危機に瀕した時に何かに縋りたくなる事は当たり前の事ですが、こんな時に厄介なのは正しい物事よりも邪な物事の方を人々が妄信してしまいがちな事。理性を失った人間は或る意味怪物よりも恐ろしいですからね。この映画「ミスト」は、突如発生した霧の中に潜む謎の生物に恐怖し、常軌を逸していく人々の姿を描くパニック&ホラー映画です。~STORY~湖に近いのどかな田舎町。ある夜、突然の激しい嵐が町を襲った。湖のほとりに住むデヴィッド(トーマス・ジェーン)は妻のステファニー(ケリー・コリンズ・リンツ)と、5歳の息子ビリーと地下室に避難していた。翌日は晴天。デヴィッドは湖の向こう岸に発生した異様に深い霧の壁を見て不安になる。それは不自然にこちらに流れてくるのだ。不安を抱きながらもデヴィッドは息子と隣人の弁護士ノートン(アンドレ・ブラウアー)と共に町のスーパーマーケットへ買出しに行く事にした。不安を抱えた買い物客ででごった返すスーパーマーケット。そんな中、不気味な濃い霧は徐々にマーケットに迫りついには町全体を飲み込んでしまった。やがて人々は霧の中に得体の知れない生物が潜んでいる事を知り、次第に理性を失いはじめる…。この種のホラー映画の多くは、途中に諍いがあっても最後には人々が団結して危機を逃れようとする(それが成功する場合も失敗する場合もありますが)パターンが多いのですが、この映画のキモはそれらの映画とは全く違う流れになってしまうところでしょう。理性を保って力を合わせて戦おうとする人々の敵は、謎の生物だけではありませんでした。一緒に戦わなくてはならないはずの人々の多くが、狂信的な一人の女性の唱える間違った考えに徐々に取り込まれてしまい、敵になってしまうのです。謎の生物よりももっと恐ろしい敵に…。普通のホラー映画とは一味違う作品になっていて興味深かったです。未見の方の為にネタバレはできないので思うように書けないのですが…それにしてもラストシーンは本当に衝撃的でした。観客を驚かせる為には確かに「ナイス・アイデア」なエンディングであり映画的には成功でしょう。でも主人公に感情移入してしまうと、もう胸が押しつぶされるようなやるせない結末で…「うわぁ~、監督~!! これはないんじゃないの? 何とかしてあげてよ!!!」と言いたくなる気持ちでいっぱいでした。最後は、ただ呆然とエンドロールを眺めていた…そんな状況でした。これがまたエンドロール時の音楽や、音楽の終わった後の効果音の使い方が上手いんだ…。そんな上手に作らなくっていいから…余計に辛いから…。 にほんブログ村ランキング登録中! 宜しかったら ↓クリック↓ をお願いします♪ (ブログ村のサイトに接続されれば投票された事になります) ■ミスト THE MIST 2007年・アメリカ 監督: フランク・ダラボン オフィシャルサイト(2008年7月現在)… http://www.mistmovie.jp/DVD ミスト(2008年9月17日発売予定)
2008.07.24
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★冴えないジョージ・クルーニーの方がカッコイイ事を発見しました(笑)★学生時代…少ないお小遣いの中で映画を観に行っていた頃は、外すのが悔しかったので事前リサーチをしっかりとして(といっても当時の情報源は映画雑誌ぐらいしかなかったのですが…)観に行く映画を決めていました。酷い時は映画を観る前に内容をほとんど言えるような状態(笑)。時は流れて…事前リサーチもせずに直感で映画をチョイスする事が増えました。あっ…残念ながら裕福になったからではありません(涙)。『自分の直感』で鑑賞した方が、例え怒りに震えるようなつまらない映画だったとしても、結果的にはそれが『楽しい』って事に気付いたからなんですが…。と言う訳で…最近は簡単なストーリーさえも把握しないまま映画館に行く事も多いのですが、この映画『フィクサー』もそんな感じで、内容をほとんど知らないまま映画館に行きました。主演がジョージ・クルーニーでこのタイトルだから、超人的ヒーロー系のサスペンス映画か何かだろう…と勝手に思い込んで…(ってか、超人的ヒーロー系のサスペンス映画ってどんな映画だよ…表現下手すぎですね…)。でも予想外の内容でびっくりしました(笑)。~STORY~ニューヨークの大手法律事務所で、公に出来ない案件を裏で穏便に処理する『フィクサー(揉消し屋)』として働くマイケル・クレイトン(ジョージ・クルーニー)。しかし長期にわたって裏方の仕事に関わってきた彼だが、弁護士職に戻るタイミングも失い、共同経営者への昇進もなく、また私生活では従兄弟が作った大きな借金を肩代わりする羽目にもなり、仕事も私生活も八方塞の状況で鬱屈とした人生を送っていた。そんな時、巨大農薬会社U・ノース社に対する3000億円の集団訴訟でU・ノース社の弁護を担当していた同僚のトップ弁護士アーサー(トム・ウィルキンソン)が、その企業の悪辣さに耐えかねて精神に異常をきたすという事態が発生する。上司であるマーティ(シドニー・ポラック)から事態の収拾を任されたマイケル。しかしアーサーはU・ノースを敗北に導く決定的証拠を掴んでおり、その事からU・ノース社側の画策によって命を狙われてしまう…。冴えません。ジョージ・クルーニー演じるマイケル・クレイトンは本当に冴えません。物語前半の彼は超人的ヒーローどころか仕事と借金に悩む単なるおじさんです。予想外の物語に目が点でした(笑)。もちろん物語後半になると変わってくるんですけどね。でもヒーロー然として余裕かましているジョージ・クルーニーよりも、人間臭い役柄を演じているジョージ・クルーニーの方が個人的にはなぜかカッコよく思える…。考えてみれば過去の作品でも、例えば『オーシャンズ…』よりも『パーフェクト・ストーム』のジョージの方が好きだし、冴えない(でもいざとなったらかなり頑張っちゃう)ジョージ・クルーニーの方が絶対にイケてると思うのは自分だけでしょうか???さてさて、内容に関しては…中盤からのストーリー展開は、これと言って特に目新しいわけでも、驚きがあるわけでもないのですが、U・ノース社側の敏腕法務部長カレンを演じたティルダ・スウィントンのアンチヒロイン振りもなかなか良かったし、総合的には楽しめた映画でした。ただスカッとヒーロー物(?)を期待する方には「なんかグズグズとした展開の暗い映画だなぁ~」と思われるかもしれませんが…。 にほんブログ村ランキング登録中! 宜しかったら ↓クリック↓ をお願いします♪(ブログ村のサイトに接続されれば投票された事になります) ■フィクサー MICHAEL CLAYTON 2007年・アメリカ 監督: トニー・ギルロイ オフィシャルサイト(2008年7月現在)… http://www.fixer-movie.com/DVD フィクサー(9月26日 発売予定)
2008.07.21
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★欲望に歯止めはきかないものなのでしょうか?★最近、会社でうるさく言われます。「ガソリンは極力安いスタンドで入れなさい」。本当にガソリン価格の高騰は凄まじいです。でも原油価格の高騰はガソリン代だけじゃ収まらない…なんでもかんでも値上げの嵐です。ひぇ~っ!上がらないのは給料&ボーナスだけかもしれません…(´・ω・`)。あぁ~我が家の敷地の下に油田でもあれば…でも自分が金持ちになる前に、ダニエル・プレインビューみたいな輩に騙し取られて終わりのような気もしますが(笑)ってなわけで、本日のお題は「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」20世紀初頭のアメリカで、石油採掘によってアメリカン・ドリームをかなえた男の成功と破滅を描く映画です。~STORY~20世紀初頭のカリフォルニア。一攫千金を夢見るダニエル・プレインビュー(ダニエル・デイ=ルイス)は幼い1人息子H.W.を連れて石油の採掘を行っていた。ある日ポールという青年から、青年の故郷の広大な土地に石油が眠っているとの情報を得たダニエルは、西部の小さな町リトル・ボストンに赴き、安い土地を買占め、油井を掘り当てる。ポールの双子の兄弟でリトル・ボストンの住人の信頼を一手に集めるカリスマ牧師イーライ(ポール・ダノ)は、当初こそダニエルと協調するような態度であったが、やがて異様なまでの欲望を持ったダニエルへの警戒を強めてゆき、二人の対立は深刻なものとなってゆく…。人間の欲望…どんな妖怪よりもどんなオバケよりも恐ろしいです。欲望はとどまるところを知りません。そして…巨大になりすぎた欲望を抱えた人間は、必ず破滅への道を突き進みます。より多くの富と権力を求めたダニエルも、より多くの信者と権力を求めたイーライも、当初の望みが叶いすぎるほど叶ったはずなのに、誰から見ても幸せな人生とは思えない道を突き進んでいる…。う~ん…色々と考えさせられます。そんな内容もさることながら、この映画で一番凄まじかったのはやはりダニエル・デイ=ルイスの熱演でしょう。ストーリーよりも迫力ある石油採掘の映像よりも、もう彼の演技に一番ひきつけられました。この映画、主演が他の俳優さんだったら成り立たなかったんじゃないか、と思えるほどの名演技でした。とにかくグイグイ引き込まれました。オスカー受賞も納得。牧師イーライを演じたポール・ダノもかなり良かったですね。ちょっとキモイけど…←あっ、役柄がね(笑)。あんな牧師に纏わりつかれるぐらいなら、悪魔に取り憑かれたほうがいいかも…。こういう映画を観ると「欲望も程々にしなきゃね…」と一瞬は考えたりするのですが、でも次の日にはそんな事は忘れて次から次に欲望が湧きあがってきたりしまう…人間ってそんなもんですよね。ただ…小市民の自分の場合、その欲望が余りにもささやか(悪く言えばチンケ)なのが哀しいところです…。中年よ、もっと大志を抱け! にほんブログ村ランキング登録中! 宜しかったら ↓クリック↓ をお願いします♪ (ブログ村のサイトに接続されれば投票された事になります) ■ゼア・ウィル・ビー・ブラッド THERE WILL BE BLOOD 2007年・アメリカ オフィシャルサイト(2008年7月現在)… http://www.movies.co.jp/therewillbeblood/DVD ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(8月20日 発売予定)
2008.07.09
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