「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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MAGI☆の日記
花より男子2 第6話
類
も
つくし
のアパートにやってきて、西田と
つくし
が一緒にいるのを見かける。
アパートの壁は薄いからと車の中で会話することになります。
「あなたにとって坊っちゃまはもうありえない存在ですか?」
「
は!?何でそんなこと?
」
「坊っちゃんがNYに渡って暫くして一つの事件が起こりました。とあるパーティで語った坊っちゃんの何気ない一言が深い意味がない坊っちゃんらしい言葉でしたが、マスコミが次期経営者の発言として大々的に取り上げたため、先行き不安要素と認識され、グループの株は大暴落したんです」
「
そんな…!?道明寺のたった一言で!?
」
「道明寺グループはいきなり苦境に立たされ大規模なリストラ以外に打開策はありませんでした。リストラ対象者にはケン・ウチダという坊っちゃまが兄のように慕う日系人もおりました。リストラで彼の家族が崩壊し、生活も荒んでいきました。ある日、ケン・ウチダは会長を訪ね、再就職を願い出ました。しかし、会長もそれには応えることはできず。ケン・ウチダは絶望し、坊っちゃんの目の前で自ら命を絶ったのです。それからです、坊っちゃんが変わったのは。トップに立つということはグループに関わる何百万という人間の生活、そして命に対する責任を負っていると実感したんだと思います。だから必死であなたへの想いを断ち切ろうとグループのトップに立つ男として変わろうとしていました。そんな中、あなたと再会し、同じ時間を共有するようになってどうしても自分の思いに嘘がつけなくなってきているように思います」
「
でも、あなた方は私と道明寺が付き合うことに大反対じゃないんですか?
」
「私も明日にはNYに戻らなければいけません。ただ、会長が日本に不在だからといって油断しないで下さい。既に次の手も…。あなたと一緒にいるときだけ坊っちゃんは唯一人間らしくなります。トップに立つ男としてそうであって欲しい、私は願います。分かっていただけますね?」
立ち尽くす
つくし
の前に電話をくれたので来たと言う
類
が現れる。
これからドライブでも行かないと聞きますが、止めとくかと言う。
類
は混乱している
つくし
を後ろから抱きしめる。
「
ますます混乱しちゃうかな?こんなことしたら
」
司
は椿に力を貸して欲しいと電話していた。
類
はキスしようとしますが、
つくし
が首を竦めたので途中で止めて、そのまま帰っていく。
つくし
は
優紀
と団子屋さんでそのことを話し、今年のバレンタインはどうするのかと聞かれます。
総二郎
がバイクの後ろには誰も乗せないという話をすると、おかみさんが特定の女しか乗せない指定席だと断言する。
つくし
の両親はまた漁村に帰っていくが、仕送りをしてもらえるのかどうかかなり危ない感じです。
そこへ
司
が佐藤を貸して欲しいとやって来る。
じゃが肉をつくるという
司
に、肉じゃがでしょと言う
つくし
。
先日、
司
と男同士の絆を深めた進は気をきかせて、姉に肉じゃがを作ってあげるように言う。
自分は隣の部屋で勉強すると、二人きりにしてあげる。
司
はじゃがいもの皮を剥いている
つくし
の後ろから抱きしめる。
「
昨日、俺が言ったこと、本気だから。もう一回きちんと…
」
「
今、何処触ってる?
」
「
あ!?違うんだ、これ、無意識っていうか…
」
つくし
胸に手がいっていた
司
。
つくし
が
司
を投げ飛ばすと、床が抜けてしまい、二人は床ごと、下の部屋に落ちてしまう。
F4ラウンジで話す
総二郎
達。
つくし
のことを本気なのか
類
に訊ね、更にこのままだと
類
との関係もまずいことになるんじゃとないかと言うも、
類
は最悪どうでもいいと言うのだった。
静とのことは終わっているときっぱり答える
類
。
つくし
のアパートの床が抜けて取り壊しになると言う三人娘の話を聞く。
団子屋に更は
つくし
のことを気にしてやって来たようですが、アパートを丸ごと買い取ったオーナーと知り合いなら、もしかしてその友達とも知り合いなのかと探りを入れてくる。
つくし
がF4とも知り合いだと言うと複雑な表情を見せる。
そこに今度は椿が登場する。
滋
はパティシエさんからバレンタインチョコの作り方を習っているところに
司
からメールが入る。
自宅にいた
司
のもとへ椿が帰宅する。
運んできた大きな箱の中から何と
つくし
が登場する。
つくし
が済む所がなくなったと聞いた椿はいい案があると言う。
「このバカね、婚約は破棄して牧野と一からもう一度始めたいから力貸してくれって連絡してきたの。司、その言葉に嘘はないよね?」
「
おぅ
」
「じゃあ決まり♪」
司
に
滋
からメールが届く。
椿は
つくし
を物置みたいな部屋に連れていき、ここなら当分バレないと言う。
躊躇う
つくし
に今更駄目ならそれでもいいが、母のやり方にに振り回されて悲しい想いを抱える人を増やしたくないのだと言う椿。
自分も高校生の時は普通のサラリーマンの家庭の息子と付き合っていたが、いきなりホテル王の息子と縁談がもちあがり、抵抗したが彼の父の勤める会社と取引を停止すると言われてしまい、政略結婚させられたそうです。
その時は母を本気で憎いと思ったと言う椿。
今は夫が大事にしてくれるので結婚してよかったと思うが、あの頃大好きだった彼と結婚していていたら今頃どうなっていたのかと考えると言う。
「二人で逃げようと思えば、逃げられたわけだし。静ちゃんみたいに家を捨てることだってできたはずだけど、結局私にはこの暮らしを捨てる勇気がなかったのよ。でも、不思議なんだよね、今でもあの頃の私がどこかで自分を責めてるのよ。どうしてもっと頑張らなかったのかって。だからこそ司には同じような想いをさせたくないの。まして相手はつくしちゃんだし。ここで住むこと、考えてみて。司のこと、決着つけるにしてもいい機会だと思うし」
滋
は
司
に話をさせまいかのようにウェディングカタログかのようなものを見せて、式がどうのドレスがどうの話を続ける。
「
あたし、別れないよ。別れるとか司に言われたら、あたし死んじゃうかもよ
」
つくし
は
優紀
に電話で事情を話す。
進は両親の所へ行ったようです。
その電話を切ると、
優紀
は更とバレンタインの話になり
更は、バレンタインにはあんまりいい思い出がないと言う。
同じ頃、
総二郎
の前でバレンタインは禁句だという話が出る。
つくし
は
司
の家に戻るも、ここにいていいのかと悩む。
司
が帰宅すると、椿から
つくし
がここに住むことになったので後は頑張るように言う。
司
はベッドにダイブしてジタバタして喜ぶ。
「はしゃぐ前に大河原滋さんのこと、きちんとしなさい。彼女と縁を切って、つくしちゃんを選択することは司にとっても道明寺グループにとっても大きな犠牲を伴うんだからね。あんたがこれからやろうとしてることは命がけの恋だからね。くれぐれも慎重に。暴走するんじゃないよ!!」
類
はバレンタインチョコを販売している所とカップルを眺める。
滋
はプレゼントするはずだった失敗作のチョコを一人で自棄食い。
司
は
つくし
の部屋のドアノブに手をかけるが、引き返す。
つくし
はなかなか寝付けず、
司
からもらった土星のネックレスを手に取り、言われた言葉を思い出す。
「
俺とお前は星占いで言うと一緒の土星人だから楽しい時も苦しい時も一緒の運命共同体だ
」
翌日、結局眠れずお弁当も作れなかった
つくし
はF4ラウンジでお昼を奢ってもらう。
そこに
司
がやって来る。
つくし
は試験結果発表が今日だったことを思い出し、席を外す。
司
はご機嫌で一緒に住んでいることを話す。
まだ楓にはバレていないので今回は慎重にいくと言う
司
。
司
は
類
と二人で話をしようと誘う。
つくし
は合格して大喜び、そこに
類
から電話が入る。
合格したことを伝えますが、そばに
司
がいると知って慌てて電話を切る。
つくし
の元に今度は
滋
から電話が入る。
「
俺よ、類に言われて目が覚めたっていうか、NYで色々あって、牧野諦めようとしたけど無理っつうか、やっぱあいつは俺ん中で、最強なんだ。牧野と一緒にいることで、誰にも迷惑かけない方法もあるはずだし、滋の家との合併が失敗してもいくらでも立て直す方法はある。そう思ったらもう、俺の気持ちは誰にも止められねえ
」
「
俺に牧野を諦めてくれって言ってんの?バレンタイン…牧野は誰にチョコ渡すのかな?
」
滋
と
つくし
も会っていた。
「
おめでとうって言ってくれたよね?あたしが司に付き合ってくれって言われた夜、『良かったね』って言ってくれたよね。つくし、今は司とは何もないって言ってたの、あたし、それ…信じていいんだよね?
」
優紀
は
つくし
に電話する。
更にチョコの作り方を教えてもらっている
優紀
の所に
あきら
と
総二郎
がやって来る。
総二郎
を見た更は姿を隠す。
日向更の事を聞くと、
総二郎
は立ち上がって去る。
更はその後姿をこっそり見送るのだった。
そしてバレンタイン当日。
優紀
は更と
総二郎
に何かあることに気づき元気がない。
司
は嬉しそうに
つくし
を待つ。
つくし
は
司
に土製のネックレスを返す。
「
いろいろ考えて、たくさん悩んで出した答えだから…。やっぱ遅すぎたよ。皆を傷つけて、あたし達だけ幸せになんかなれないよ
」
司
はネックレスを川に投げ捨てる。
橋を蹴りながら叫ぶ
司
。
「
お前にとっての俺はそんなもんかよ!!あんなもん、おまえがいらねえっつうんだったら、俺には何の価値もねえ!!俺は別に、何も悲しくなんかねえからよ!!俺はな!!俺は、お前以外…牧野以外ありえねえっつうんだよ!!
」
残された
つくし
はショックを受け、流れていくネックレスの箱を見つめ、これを貰ったときの
司
の言葉を思い出し、慌てて川に降りていき、ネックレスの箱を追いかける。
川に入って水に濡れるのも構わずにネックレスを掴み、抱きしめて涙を流す。
その様子を見守っていた老女。
司
が帰宅すると、
滋
からのプレゼントとカードがテーブルに置いてあった。
翌朝、眠れなかった
司
のもとへやって来たメイドは
つくし
だった。
「
今日からここで働かせて下さい。確かに行くとこないし、ここに住まわせてもらうのはホントに助かるしありがたいんだけど、でもやっぱりただでいるってわけにはいかない…ですので…。今は、理由がほしいの。ここで道明寺と、一緒に、住む理由が
」
「
牧野…
」
「
だから、これが、あたしの、精一杯の、道明寺に対する返事、です
」
老女、タマさんが現れる。
楓に言われて、司の世話をするために戻ってきたらしい。
つくし
の手をひっぱっていくタマ。
つくし
がおばあさんと呼ぶとタマはおばあさんと気安く呼ぶなと怒る。
そして、使用人頭なので先輩と呼ぶように言う。
「やると言ったからには死に物狂いで働いてもらうよ。ここではやることは山ほどあるんだ。容赦しないからね。ここで私の言うことは絶対だ。それを忘れんじゃないよ」
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