MATRIX7

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2007.12.18
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カテゴリ: サッカー


 トルシエの経歴を並べてみたい。代表監督としては日本、コートジボワール、ナイジェリア、ブルキナファン、南アフリカ、カタール、モロッコを率いている。そのほかU15フランス代表やマルセイユなどのクラブ監督も歴任している。日本での知名度を高めたのは、U20代表監督を兼任して、ワールドユース大会で準優勝を果たしたことに尽きる。日本代表がFIFA国際大会の決勝戦に勝ち残るという離れ業を演じて、低迷していた日本サッカー界に活を入れたのである。シドニー・オリンピックでは、32年ぶりの決勝トーナメントに進出したが、PK戦で敗退した。レバノン・アジアカップでは、決勝でサウジアラビアを破り、優勝を果たす。FIFAコンデフェデレーションカップでは、何と準優勝してしまった!。日韓ワールドカップでは、予選を2勝1分けで突破し、雨の宮城でトルコと対戦して0-1で悲劇的な敗北を喫したことが記憶に残っている。 トルシエはサッカー協会との折り合いがとてつもなく悪く、何度も監督解任の危機にさらされ続けた。(特に川淵三郎とは犬猿の仲である)トルシエほど独善的で個性的なサッカー監督も珍しい。フラット3という斬新な戦法がサッカー界に大議論を呼んだ。サッカー後進国だった日本選手に、もっとも困難な戦法であるフラット3を強いるという発想がトルシエらしさを物語っている。凡庸だった当時の日本代表メンバーの多くを外し、中田などの若手を大胆に抜擢していった。これもベテラン勢の不満を呼び、解任騒ぎを引き起こす要因になった。それにもめげずに、フラット3と中田を核にした陣形を崩さずに突き進む。3-5-2という中盤を厚くしてボールを支配するというプレスサッカーは、確かに日本サッカーの歴史を変えたことは間違いない。勝つことだけに執念を燃やす喧嘩殺法は、予想外の威力を発揮して、短期間に日本を世界ランク上位の国に急成長させた。重要な大会や試合において、トルシエ戦法が無類の強さを発揮したのである。
 現在の日本サッカーは下降局面にあり、魅力的なサッカーができない状態に落ち込んでいる。改革を目指したオシムは倒れ、後を引き継いだ岡田監督に期待する人間は少ない。重い沈黙がサッカー界を支配する中で、最強のライバルであるオーストラリア監督でなく、沖縄の無名クラブに総監督として就任するという行動に誰もが驚かされるだろう。協会と何度も大喧嘩したフィリップ・トルシエも、日本社会を好きだったのである。トルシエのサッカーは理解しがたく、実現させることも難しい。たまたま偶然に中田という才能が現れたので、サッカーの歴史を塗り変えることができた。現在はその中田も引退して、サッカーの炎は消えそうになっている。はたしてトルシエは・・・。






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Last updated  2007.12.21 13:22:19
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Re:フィリップ・トルシエ沖縄に上陸!(12/18)  
Mitti  さん
ROLANさん。チゃお!
すっかり、ご無沙汰しています。
明日から、冬休み。そして、いよいよクリスマスです。
今は、嵐の前の静けさで、ちょっとおじゃましました。
この1週間ほど、スポーツニュースも見ていないので、(もちろんサッカーも)ROLANさんの書いてらっしゃることがどれも新鮮に目に飛び込んできます。

トルシェ監督。サッカーの監督は芸術家であるべきだと言っていたのを思い出しました。
今度は、琉球でどんなサッカーを見せてくれるのでしょうね。
ちょっと楽しみです。

今年もあと少しですが、どうぞよろしくお願いします。
よい週末をお過ごしくださいね!
(2007.12.21 11:16:28)

年末はのんびりとしよう  
ROLAN727  さん
トルシエが日本を好きだったことが嬉しいです。解任騒動のひどさには、生粋の日本人もうんざりしていましたから。
沖縄には、私もあこがれます。だから、トルシエの気持ちもわかります。琉球プロジェクトを成功させて欲しいと素直に思います。なにせ、オーストラリア代表監督を断ってのプロジェクトですから。
新年度には、いったい何が待っていることやら。 (2007.12.21 12:17:06)

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